2014PWC Super Final Turky Day11

ついに最終日となりました。余計なことは考えず、フルアタックすることに集中します。最終日にもかかわらず91kmの今大会最長タスクが決定しました。前半天候が悪かっただけに、最後までしっかり飛んでもらおうとの配慮を感じます。

サーマルトップは2500mとコンディションは十分。最終タスクということもあり、全選手がアタックします。中盤のターンポインの折り返しで宮田はほぼトップポジションをキープ。終盤のスパートに備えます。

平野をヘッドウインドで西に戻り、台地の上のラストターンポイントを目指します。先頭を引っ張るのは昨日のトップ、ヤッセン。単独アタックし続けます。宮田グループは弱いサーマルを捨てやや南を進行し台地にアタックを掛けます。

ところが台地の上は強烈な西風の吹き降ろしが待っていたのです。強いシンクと対地速度は一桁に!慌てて平野部に引き返します。後続の高かったグループは何とか台地にのったものの、ランディングを余儀なくされていくのが見ます。そして、宮田を含む、引き返した組も強い西風に撃沈・・・。

しかし、フランスの若手パイロットたちは、果敢にアクセルを踏みしめ、次の丘を越え、ついにターンポイントをゲット!ゴールに消えていきました。不可能を感じたときに、少ない可能性に爆発させる力は凄い!今日も完敗でした。


自分のするべきことは、すべて試した結果に悔いはありません。しかし、今年のフランスチームの若手の飛躍は素晴らしいと感じました。どうやったら20代の強い若手選手が生まれるのか不思議です。日本も協会、業者が同じコンセプトで、長期的に育成しなくてはならないと感じました。

2014年PWCSuperFinal優勝はマキシム。2位はオノラン。3位はジュリアン。表彰台をフランスチームが占めました。女子は日本勢が2位平木さん、3位サトユキさん。5位廣川絵美さんと日本勢が頑張りました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2014年10月05日 | Permalink