鵜山七曲パラグライダーオープンカップ2018 大会報告


鵜山七曲パラグライダーオープンカップ2018 レポート 
                          実行委員会  宮田 歩

静岡県島田市に生まれた七曲パラグライダーパークも今年4年目を迎えました。開発当初から、地元川根町の皆さんをはじめ、島田市のご協力をいただき、全国大会を開催するまでになりました。本当に感謝致します。




さて、七曲エリアは、高度差700m。その名の通り大井川が狭い範囲で大きく褶曲した「鵜山の七曲」を眼下に望むことができるダイナミックな地形のエリアです。南北に流れる大井川には日中、駿河湾からバレーウインドが吹き込みます。バレーウインドは褶曲した地形で淀み、サーマルトリガーとなりテイクオフ前面斜面に安定して吹き上がります。このダイナミックなエリアを楽しみたいと北は仙台、西は北九州から80名の選手が集まりました。




25日(土)大会初日。
大会前日には台風20号が通過し昨晩まで雨が残りましたが、朝には快晴。テイクオフは雲の切れ間から幻想的な絶景が望めましたが、無情にも風は西風が強く競技フライトは不可能と判断。競技は中止が決定され、開会式は川根文化センターホールにて行われました。





その後、選手の皆さんには島田市観光タスクにGO!再度集まった懇親会では、団体の垣根を越えた選手間の交流が印象に残りました。ファルホーク前田氏、アウトバーン加賀山氏の協賛品争奪じゃんけん大会も盛り上がりました。




26日(日)2日目
雲一つない快晴の朝。今日も西風強風予報でしたが、東風のサーマルブローの押し上げに期待しスケジュールは早めにシフト、少ないチャンスにかけて選手はテイクオフへ移動。仮タスクも発表され、あとは東風ブローの押し上げを待つのみ。ダミーパイロットも万全の体制でウェイティングしますが、無情にも西風は強まるばかり・・・。10時に無念の競技キャンセルが判断されました。






下山後は、選手全員に賞品をお持ち帰りいただけるように、紙飛行機アキュラシー競技で順位をつけさせていただきました。優勝はベテランの小幡選手!さすが紙飛行機も直進安定性を重視した放物線で的を狙う作戦はさすがでした。



パラグライダーの競技会は天気次第なところがあり、今回は2日間フライトすることはできませんでしたが、スタッフのベストを尽くした御もてなしに皆さん楽しんでいただけたものと思います。




この大会は毎年続けられる記念すべき第一回大会です。第2回では選手の皆さんに川根の空を満喫していただきたい!スタッフ一同お待ちしております。

ありがとうございました。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2018年09月01日 | Permalink

タイ Khaosadao XC camp 2018


プロローグ
東南アジア屈指のXCエリア、タイ国カオサダオエリアで開催されるイベントに参加です。250KmのタイXC記録をブレークすることはもちろんですが、アジア各国のパイロットと交流を深めることがもう一つのミッションです。近年、アジアでのパラグライダー愛好家は経済発展と共に急増しています。将来は日本にも飛びに来ていただけば。そんな夢も描きながら先ずはガツンと記録更新を狙います。



4月7日 Day1
今回は地元、静岡空港から出国。アシアナ航空でソウル経由バンコクへ。やはり、静岡空港は便利!川根町からは車で40分。駐車料金も無料!まだ海外便も少なく、出国審査もガラガラ。いつもの長蛇の列でのストレスはなく、気持ち良く出国となりました。バンコクのホテルに到着は日付が変わり深夜1時。即爆睡でした。


4月8日 Day2
今回アテンドいただいたのは、タイ在住の日本人ヒロさんと奥さんのWiさん。ハイエース3台もチャーターしていただき、かつてない豪華なサポート体制です。昨日通過した前線の影響で、本命のカオサダオは北東風が強く飛べないとのことなので、東風で飛べるカオデンに移動することになりました。午後には到着しましたが風は強く、夕方まで待ちましたが、地元パイロットが飛んでいるのを見学。我々は無理せず下山。強風にもかかわらず、巧みにグライダーをコントロールし、果敢にテイクオフする地元パイロットに感服。



4月9日Day3
今日もカオデン。強かった東風も、午後から収まりタイ初フライト。高度差300mほどのカオデンエリアですが、サーマルは十分。800m付近の逆転層は強く、下層は荒れていましたが、平野部に出ればサーマルも大きく飛びやすい。20Kmほど西にある大きな湖の脇までプチXC。地上サポートチームとの連携も確認でき、ウォームアップには丁度良いフライトとなりました。



4月10日 Day4
風は弱まったものの、タイ国中部のバンコク周辺の風は東風。やはりカオサダオは飛びにくい風向きのため、今日までカオデンで飛び、夕方からカオサダオへ移動プランとなりました。

今日のカオデンは朝から何やら大勢の人が・・・。どうやらパキスタンの映画会社の撮影で、パラグライダーで飛び立つシーンの撮影があるとか。しかし、わざわざタイまできて撮影しなくてもと思われますが、それだけ規制が少なくやりやすいのでしょう。さすが微笑みの国タイ!

さて、フライトはというと、今日も下層は強めの東風。上層の南風に乗って北上。バンコクへ向かうジャンクションがゴールで、そのままカオサダオへ向かう作戦となりました。平野部は積雲もできず、サーマルトップも1200mほど。難しいコンディションでしたが、何とか手前までたどり着き自分の中ではコンプリート。やっとタイの暑さにも体が慣れてきました。

しかし、本日本当のクロスカントリーはここから始まるのでした・・・。タイの正月に当たる今週、大都市バンコクから地方に帰省される方で幹線道路は大渋滞!バンコクの渋滞は半端でないと聞いていましたがここまでとは。カオサダオに着いたのは日付が変わって2時!ドライバーの皆さんお疲れ様でした。

さあ、明日から本番です!



4月11日Day5
さあ、今日からカオサダオXCイベントスタートです。カオサダオはバンコクから北東に250Kmに位置し、高度差300mほどの単独したテーブルマウンテン南斜面にあります。ランディングは広大なタロイモ畑。テイクオフも整備されていてスクール生も安心して飛べる環境です。

先ずは、10時のブリーフィングから参加。主催者のカプテンは昔PWCで一緒に飛んだことがあり、エリアの250KmXC記録保持者でもあります。タイらしいのんびりとした雰囲気の中、エリアルールと注意点が説明されました。

10時には徐々にサーマルブローが入り始め、練習生からフライト開始。自分は暑い中、ゲートに並ぶことを避け、早めにテイクオフ。本流の裏風が入るリーサイドコンディションでしたが、運よくヒット!得意の昇竜拳でサクッと涼しい雲底に付けて上空からコンディションの変化を待ちます。テイクオフは本格的に裏風が入り始めたのか、テイクオフできないようです。早めに出といて良かった。

さて、当初1800mだった雲底も12時を過ぎるころには逆転層もブレーク!2200mまで押しあがったタイミングで北方向へ単独スタート。広大な大地には、耕作されたタロイモ畑、天然ゴムのプランテーション、水田が広がっています。昔は全部ジャングルだったのだろうなあ。そんなことを考えながら、フラットランドへグライディング開始。

高度があるときは積雲を追いかけ、低くなったらサーマルトリガーとなる点在する町。フラットランドのセオリー通りに発生するサーマルを拾いながら、今日の目標である150Km先の町へコマを進めます。風はほとんど無風のためスローペースでしたが、今日は何時までサーマルが続くかの調査もあり、とにかく夕方まで空中にいることにしました。

15時を過ぎるとコンディションは急に良くなり、雲底は2500m。サーマルも地表から順調に雲まで続くものに変化。80Kmを過ぎたところでも、やはり南風は吹きませんでしたが、やっと巡行スピードが上がってきました。

16時を過ぎてもサーマルは活発。そろそろ回収されやすい幹線道路を選択しながらのフライトになります。そして17時を過ぎたところで良さそうな村に降りることに。6時間のフライトでたったの135Kmでしたが、このエリアを調査するミッションは完了。楽しめました。

https://airtribune.com/5190/tracks__175258

明日は強めの南西風が期待できます。250Kmの記録をブレークするチャンス!準備は万端です。



4 月 12 日 Day6
さあ今日から本当の挑戦が始まります。本流は下層から上層まで南西風。気合を入れて今日も最初に 11 時にテイクオフ。

幅広いレベルのパイロットに XC を楽しんでもらうイベントですが、始めの渋いコンディションでは、テイクオフ前が込み合い大変なことに・・・。ちょっと技術の差がありすぎ、ちょっと危ない局面はありましたが、宮田は西の端で雲底をゲット!セカンド集団でスタート。

今日のコースイメージは、昨日よりも東側コースに形成されるクラウドストリートまでたどり着き、東北東の方向で距離を延ばすプラン。前半はイメージ通りに東に進みますが、風向きが予報に反し、南東風。これでは風に逆らいスピードに乗れません。しょうがなく、昨日のコースに修正し、雲のないブルーエリアを一人修行旅となったのです。

フラットランドの単独 XC は、降りることはないにしても、サーマルの強いところに入るのが遅れ、やはりスローペースになってしまいます。何度か低くなり、いよいよ気まずい雰囲気がする頃に、今日も来ました神の使者!ピンチになったときに、どこからか現れるソアリングバード!しかも、今日は 30 匹ほどの鶴のような渡り鳥の大群が「ハイ!こちらでございます。」とばかりにガーグルとなり、あっという間に2300m の雲底まで引き上げてくれました。タイの神様今日もありがとうございます。

さて、後半は風向きも上層風が南西風に落ち着き、対地速度 60Km/hほどで、昨日より少しはペースが上がってきました。積雲もランダムに広がるようなり 100Km 地点通過で15 時。コンディションも雲底 2500m まで押しあがり、さあこれからが勝負!スピードを上
げていきます。

16 時を過ぎ、太陽が傾いてきてもサーマル活動はまだまだ活発。夕方特有の穏やかな対流に、そろそろ疲れてきていますが、なんだか癒されます。17 時を過ぎても 1500m ほどの高度で下がらず上がらず、距離は伸びていき、ついに夕陽を見ながの至福のファイナルグラド。

https://www.xcontest.org/…/fli…/detail:ayumu/12.4.2018/04:08

降りてみると小さな村でしたが、たくさんの村人の大歓迎を受けることに!まずは家までスーパーカブのサイドカーに乗せていただき、村まで凱旋。「まあ家まで来て休みなさい」とばかりに案内され、シャワーを浴び、夕食までご馳走になりました。

村始まって初めてのジャパニーズだったようで、熱烈歓迎!村中の人が集まってきました。言葉は通じませんでしたが、写真を見せたり、ボディランゲージでコミュニケーションは通じました。回収車が来てくれたのは 23 時近くでしたが、タイの田舎で、素朴な方々との交流ができ、素晴らしいウルルン体験でした。

今日も 6 時間以上飛びましたが、距離はたったの 200Km。コース選択に改善の余地はあり
ます。

明日こそ250Kmの記録をブレーク!まだチャンスはあります!





4月13日 Day7
今日も快晴の朝です。イベントは週末まで続きますが、我々のチームにとってはカオサダオ最終日。記録更新へのチャレンジも今日がラストチャンスとなります。

天気は東から近づく低気圧の影響か、少しづつ大気は不安定になり、夕方にはどこかでサンダーストームとなる予報。夕暮まで飛ぶ場合は、積乱雲に注意しなくてはなりません。しかし、大気が不安定な分、大気対流は大きくなりサーマルは活発化、我々には追い風となりそうです。

今日も11時にテイクオフ。やはり昨日までのサーマルと違い1800m の雲底まで逆転層無し
。スムーズに上がっていきます。これは良い兆候!11:30には雲底2000m まで押しあがったところでスタートです。

積雲の雲頂高度も2500m を越え、場所によってはご立派な雄大積雲にまで発達しています。これは調子に乗って雲底まで上げると吸い込まれてしまいそう・・・。うまく吸い上げリフトを利用し、約15Km ほどのトランジット。前半から良いペースで進みます。

今日は記録狙いがミッションのため、コース取りは追い風が利用できる様、シンプルに対地速度が最大になる方向へコースを取ります。幸運にも積雲はコース上にランダムに形成され、この3日間で最も良い感じで100Km をパスし時間も14時。このペースでいければ250Kmブレークのチャンス。ちょっと気持ちが浮つき始めてきました・・・。

110Km を越えたところであれだけあった積雲はなくなり、コース上はブルーエリア。選択肢は2つ。時間はかかりますが、遠回りですが東へ大きく迂回し、手堅い積雲コースに戻るか?それとも、記録狙いのために男は真っ直ぐ、雲のない試練のコースへ勝負に出るか!?

ここはやっぱり男を見せねば!勝負に出ることにしました。まだ高度も2000m。雲がな分、地表近くのサーマルトリガーを探し、グライディングは続きます。対地速度が最大に出る方向で、トリガーとして可能性が高い場所の上を通過していきますが、上昇はありません。どんどん高度を損失し、いよいよ気まずい雰囲気・・・。

昨日までなら、ここで神の使者が助けに来てくれるはずですが、今日は鳥も飛んできません・・・。こうなれば神頼み!とばかりにタイらしいキラキラの仏閣上空にラスト勝負!

無情にも安定した下降気流しかなく、あえなく撃沈。今回のカオサダオ XC チャレンジは終了となりました。ランディング後、村の周辺の田んぼを見ると田植えの準備中。通常トリガーとなりうる村が、水に囲まれて熱吸収が悪い。それはサーマルもでないのが簡単に想像できます。過去の多くの失敗から学び、油断は禁物だったはずですが、今回もやはりやってしまった感じです。

https://airtribune.com/5190/tracks__175637

暑さを避けるため、お寺の庭先でグライダーをパックしていると、今日の第一村人となるお坊さんが寄ってきました。タイ語で一生懸命話しかけてくれるのですが、もちろんさっぱり理解できず。困った顔をすると、笑顔で手を合わせ、「遠くからよく来なさった、ここで休みなさい」とばかりにテレパシーで返してくれました。さすがタイ僧侶!心通わせていだだきました合掌。

さて、回収を待って村の商店で暑さをしのいでいると、今日も多くの村人が集まってきました。店主は水やバナナをくれ親切。村人が来るたびに、同じ写真を見せ、「迎えが来るから大丈夫!」という説明を繰り返します。今日もウルルン体験。

記録はブレークできませんでしたが、久しぶりに燃え尽きた3日間となりました。フライトタイムは16時間と飛行距離は450Km。自分なりにアタックしたフライトに、競技を休止した2年間のブランクも一気に埋まった感じです。



4月14日 Day 8
昨晩 XC フライト後、そのままバンコクへの移動で皆さんお疲れ気味。今日はゆっくりバンコク観光となりました。観光と言っても都市部ではなく、一般人が行けない所ということで、船でバンコクの下町!水上住宅へ GO!

途中、道端で売っているドリアンを遂に食するチャンスが!!!その風貌と匂いのイメージから心の準備をしていましたが、新鮮なドリアンは匂いもフルーティ。そしてその味は!?濃厚なプリンのような味わい深く、さすがフルーツの王様!あまりの美味さにタイに来て一番のショックを受けました。

さて、目的地の水上住宅に到着し街の中を徘徊。テレビで見た通りの東南アジア特有のエネルギッシュな街に感動。水上住宅は入り組んだ運河を渡船が走り回ってます。イタリアの水上都市ベネチアを彷彿とさせますが、そこはやっぱりタイランド!決してきれいとは言えない泥水の上に普通に生活している人々、そして家の下には全長2mは凌駕する巨大なワニ?トカゲ?が普通にうろうろしていました。タイのショックランキングであっという間にトップ更新


夕食後は宮田のリクエストから本場タイの格闘技ムエタイを観戦に。地方の草大会かもしれませんが、リングサイドでの観戦は迫力がありました。そして、試合も佳境に入ると、興奮した観客は柵を乗り越えてリングサイドへ乱入!誰がセコンドかわからなくなる状況も面白かったです。さすが本場タイ!夜遅く続いた試合に観戦も体力が必要でした。



4月15日 Day9
今日はバンコクの南東部にある有名なリゾート、パタヤビーチの側にあるエリアを訪問。
安定した南風でスクールが講習をする場所として使われているいます。

リッジソアリングができるほどの風が強まらず、グランドハンドリングだけとなりました
が、綺麗な海を見ながらタイパイロットへライズアップ講習をさせていただき、のんびり交流を深めることができました。

タイパイロットのビアーさんは、タイ国モータースポーツ界のレジェンドドライバー!国内スーパーバイククラスとレーシングカーのチャンピオン。日本のレースにも来るそうです。凄い人とお会いできてよかった。



4月16日 Day10

長かったタイ国滞在もついに最終日。アテンドいただいたヒロさん、Wiiさんの計らいで最後はちょっと豪華な打ち上げ食事会。食事は屋台から大衆食堂、そして高級店まで。そしてタイ特有の南国フルーツ!日本では決して食べられない、初めての食材、素晴らしい料理もすべて美味しくいただくことができました。

そして、空港への帰りに、イベント主催者のカプタン宅を表敬訪問。タイ航空の機長でもある彼の大豪邸は、マンゴーがいっぱいで南国の楽園イメージ。カオサダオでのXCイベントは来年も開催予定していただけるそうで、また来ることを約束し帰路に立つことになりました。





エピローグ
フライトだけでなく、タイ国を様々な角度から体験、紹介いただけ非常に良い経験となりました。思うと過去、競技会かフライトツアーでしか海外へ出ていませんでした。こんなにフリーな気持ちで、純粋にフライトや旅を楽しめたのは初めてです。ヒロさん、Wiiさん、そしてタイ国の皆さんに本当に感謝です。日本にもタイパイロットやツーリストを招き恩返しをしたい!次のミッションとなります。

最後に、唯一覚えたタイの言葉「コップン・カープッ!(ありがとう)」合掌。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2018年04月17日 | Permalink

伊豆フライトハウス 冬合宿


冬のシーズン。冬型気圧配置が強まると素晴らしいコンディションになるエリアが伊豆半島にあります。関東平野を吹き抜ける北風と遠州を回り込んだ西風が見事に合わさるタイミングで、伊豆半島には極上のコンバージェンスコンディションとなるのです。SkyTECは毎年この季節、レッスンツアーで訪問、冬の合宿をさせていただいてます。




伊豆フライトハウスが管理する3つのエリアを駆使し、三筋山の日の出フライトから始まり、夕方の浅間山エリア。そして高度差1000mの箒山エリア。練習生からベテランパイロットそれぞれの技術レベルにあったこだわった練習ができます。




初心者には理想的な絶景の南斜面練習場、そして北風に対応した大峰練習場





三筋山エリアだけで北トップ、南トップ、駐車場TOとそれぞれが違った特徴の3か所のテイクオフ。風向きと技術に合わせ選択できます。



そして大好きな浅間山エリアではこだわったリッジソアリングと斜面ランディングの練習が可能。上級者には是非ともトレーニングに参加していただきたいものです。





今回の冬合宿も良い修行となりました。伊豆フライトハウスの鈴木校長を始め、恩ちゃん,伊予野さんありがとうございました。また来まーす!



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2018年01月31日 | Permalink

UP Wings 紀ノ川 XCセミナー



1月13,14日は和歌山県紀ノ川エリアにおいてUPWingsのXCセミナー開催です。宮田は今年も講師として参加させていただきました。

初日13日、まずはXCセオリーと実技メニューを確認したところでテイクオフへ。今シーズン最強の寒気が残りパワーのある北西風の中、遠方LDへ野外ランディングを試みます。野外ランディングの基本は地形に合わせての着陸が基本です。風向き確認は必要ですが、ファイナルレグを長くとれる方向に横風で降りる実践となりました。夕方には明日のゴール三谷橋ゴールと九度山ゴールを地上から確認。夜は暖かい鍋と、UPWingsをこよなく愛するリュウさんの応援歌に心温まりながら明日に備えました。




2日目14日は高気圧の覆われ絶好のXC日和となりました。上空の寒気は抜け、午後から高層雲の予報も出ているため早めが勝負。11時のファーストサーマルから皆さん続々とテイクオフ、まずは竜門山頂を目指します。予報以上に強かった東風に苦戦しましたが、最初にスタートしたタコ君は強いアゲンストの中、何とか三谷橋ゴールへ到達。その後さらに東風は強まり、後続組は紀の川河川敷へ野外ランディングを実践することができました。





XCの本質は、その日のコンディションを最大限に利用し広範囲飛行することに楽しみがあります。風向きの変化を感じ今回は、三谷橋からリターンしてきても面白かったですね。次回東風の場合は紀の川西方向へゴール地点を設定してみましょう。

UPWingsの皆さん、UPパラグライダースクール村井校長をはじめスタッフの皆さん、呼んでいただきありがとうございました。今回学んだ事もう一度みんなで実践したい!また声をおかけください。

七曲エリアでもお待ちしております。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2018年01月14日 | Permalink

大佐北房XCプロジェクト


中国地方のXCフライトのメッカ岡山県大佐エリアで開催されたXCプロジェクトに参加させていただきました。過去にXC日本記録も樹立された日本屈指のエリアでのXCフライトは、本当にワクワクします。XC初心者の方も安全に楽しめるようにスタッフも万全のサポート体制でいよいよスタート!



北東風ベースとなった初日は大佐エリアからスタートすることになりました。本来、大佐・北房エリア共に上空の西風に乗って中国山地を東へXCフライトすることが一般的ですが、今回は全く逆方向の広島県方向西へ。約5Kmごとに設置された野外ランディング場所を確認しながら、ジグザグにコースを飛び広島県との県境にある鯉が窪道の駅を目指します。



まずは、地図上でコース上の地形を確認した後、スマフォアプリXCTrackを使ってコースを入力します。ランディング場所を確認しながら飛べるこのアプリは、競技だけでなくXCフライトにも非常に有効です。Livetrackシステムやランディング後の回収チームとの連絡にはLINEなど、昨今のデジタル通信機器を駆使したXCフライトも実践となりました。

東斜面にテイクオフがある大佐山エリアは、10時にはすでに活発なサーマルを示す良好な積雲が形成され、XCスタートの条件は整っていました。参加者は続々とテイクオフ!順調に雲まで上昇していきます。宮田は痛恨のライントラブルで急きょランディング…。慌ててリフライトで皆さんを後方から追いかけます。(大変失礼しました。送迎していただいた佐々木さんありがとうございました。)



先行は地元のエースパイロット明けちゃん。中盤は山田俊ちゃん。そして後方を送れた宮田がケアーする布陣でコマを進めます。上空の残った寒気の影響か、春らしい強いサーマルは7m/s!雲底高度は2000mに達しています。



最大の難所は新見市街地です。しっかり高度を上げたパイロットは楽々通過でしたが、低かったパイロットは無理せず予定していた場所へ野外ランディングを実践。市街地をパスしたほとんどのパイロットが目的地へ25KmのXCフライト達成となりました。おめでとうございます!地上サポートチームとの連携も完璧。最後のパイロット降りたころには回収された全員が道の駅に集合となりました。皆さん、美味しいランチを食べながら、XC談議で盛り上がります。




夜はラーメン大和で懇親会。真ちゃん特性の牛鍋美味しかった!地元トップパイロットの真ちゃんですが、夜のサポートだけでなく、次回は是非一緒に飛びたいですね。よろしくお願いします。さて懇親会の後は、宿で今日のフライト解析を行いました。皆さんのログを重ね合わせることで、上昇域が見えてきます。このデータを是非、次回に生かしてください。




日本列島南岸を通過する低気圧の影響で天候が崩れる予報であった2日目でしたが、なんと朝から快晴!雨は午後遅くなってからとなりそうです。東風ベースですが、上空の風も弱くこれは良さそうです。今日のコースは、昨日同様、鯉が窪道の駅を目指し、余裕のあるパイロットは大佐まで戻ってくる。60Kmのアウトアンドリターンに決定しました!コースは昨日のフライトでしっかりシミュレーションできています。宮田、今日は念入りにラインチェックして最初にダミーでGo!




高層雲が張り出すタイミングもありましたが、気温源率は良く、サーマル活動は昨日よりも活発です。クラウドベースは2000m!!雲底付近は雪が舞っています。そして、1500mを越えると雪雲の吸い上げが強くなるため、上げすぎずフライトすることがアナウンスされました。




今日も明けちゃん率いる先頭グループは楽々、鯉が窪道の駅へ到達。さらに西に進み広島県境まで到達したところで、西から接近する雪雲のため、無理せず鯉が窪道の駅にランディングとなりました。後半組は、発達した積雲により完全にオーバーキャスト。低いところはサーマルも弱く、厳しい状況でしたが、ひとたび弱いサーマルを追いかけ上昇すれば、上空は雪雲の吸い上げで回さずして上がっていきます。これは危険です!そんな中、1500m付近を上限に上げすぎずコマを進めたパイロットは無事に道の駅まで到達することができました。今日も皆さんハッピーランディング。



昨日のリベンジを果たした方も多く、今日も盛り上がりました。特に今日は、発達する雪雲には要注意なことがご理解いただけたと思います。常に気象の変化を観察し、異常を感じたらXCフライトを中止し、早めに安全な場所に降りる。良い実践になったのではないでしょうか。



春の強いコンディションの中、しっかりした準備で、安全にXCフライトをサポートいただきました、雪上校長をはじめスタッフの皆さま本当にありがとうございました。来年もぜひ呼んでください、よろしくお願いします。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2017年03月26日 | Permalink