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タイ Khaosadao XC camp 2018


プロローグ
東南アジア屈指のXCエリア、タイ国カオサダオエリアで開催されるイベントに参加です。250KmのタイXC記録をブレークすることはもちろんですが、アジア各国のパイロットと交流を深めることがもう一つのミッションです。近年、アジアでのパラグライダー愛好家は経済発展と共に急増しています。将来は日本にも飛びに来ていただけば。そんな夢も描きながら先ずはガツンと記録更新を狙います。



4月7日 Day1
今回は地元、静岡空港から出国。アシアナ航空でソウル経由バンコクへ。やはり、静岡空港は便利!川根町からは車で40分。駐車料金も無料!まだ海外便も少なく、出国審査もガラガラ。いつもの長蛇の列でのストレスはなく、気持ち良く出国となりました。バンコクのホテルに到着は日付が変わり深夜1時。即爆睡でした。


4月8日 Day2
今回アテンドいただいたのは、タイ在住の日本人ヒロさんと奥さんのWiさん。ハイエース3台もチャーターしていただき、かつてない豪華なサポート体制です。昨日通過した前線の影響で、本命のカオサダオは北東風が強く飛べないとのことなので、東風で飛べるカオデンに移動することになりました。午後には到着しましたが風は強く、夕方まで待ちましたが、地元パイロットが飛んでいるのを見学。我々は無理せず下山。強風にもかかわらず、巧みにグライダーをコントロールし、果敢にテイクオフする地元パイロットに感服。



4月9日Day3
今日もカオデン。強かった東風も、午後から収まりタイ初フライト。高度差300mほどのカオデンエリアですが、サーマルは十分。800m付近の逆転層は強く、下層は荒れていましたが、平野部に出ればサーマルも大きく飛びやすい。20Kmほど西にある大きな湖の脇までプチXC。地上サポートチームとの連携も確認でき、ウォームアップには丁度良いフライトとなりました。



4月10日 Day4
風は弱まったものの、タイ国中部のバンコク周辺の風は東風。やはりカオサダオは飛びにくい風向きのため、今日までカオデンで飛び、夕方からカオサダオへ移動プランとなりました。

今日のカオデンは朝から何やら大勢の人が・・・。どうやらパキスタンの映画会社の撮影で、パラグライダーで飛び立つシーンの撮影があるとか。しかし、わざわざタイまできて撮影しなくてもと思われますが、それだけ規制が少なくやりやすいのでしょう。さすが微笑みの国タイ!

さて、フライトはというと、今日も下層は強めの東風。上層の南風に乗って北上。バンコクへ向かうジャンクションがゴールで、そのままカオサダオへ向かう作戦となりました。平野部は積雲もできず、サーマルトップも1200mほど。難しいコンディションでしたが、何とか手前までたどり着き自分の中ではコンプリート。やっとタイの暑さにも体が慣れてきました。

しかし、本日本当のクロスカントリーはここから始まるのでした・・・。タイの正月に当たる今週、大都市バンコクから地方に帰省される方で幹線道路は大渋滞!バンコクの渋滞は半端でないと聞いていましたがここまでとは。カオサダオに着いたのは日付が変わって2時!ドライバーの皆さんお疲れ様でした。

さあ、明日から本番です!



4月11日Day5
さあ、今日からカオサダオXCイベントスタートです。カオサダオはバンコクから北東に250Kmに位置し、高度差300mほどの単独したテーブルマウンテン南斜面にあります。ランディングは広大なタロイモ畑。テイクオフも整備されていてスクール生も安心して飛べる環境です。

先ずは、10時のブリーフィングから参加。主催者のカプテンは昔PWCで一緒に飛んだことがあり、エリアの250KmXC記録保持者でもあります。タイらしいのんびりとした雰囲気の中、エリアルールと注意点が説明されました。

10時には徐々にサーマルブローが入り始め、練習生からフライト開始。自分は暑い中、ゲートに並ぶことを避け、早めにテイクオフ。本流の裏風が入るリーサイドコンディションでしたが、運よくヒット!得意の昇竜拳でサクッと涼しい雲底に付けて上空からコンディションの変化を待ちます。テイクオフは本格的に裏風が入り始めたのか、テイクオフできないようです。早めに出といて良かった。

さて、当初1800mだった雲底も12時を過ぎるころには逆転層もブレーク!2200mまで押しあがったタイミングで北方向へ単独スタート。広大な大地には、耕作されたタロイモ畑、天然ゴムのプランテーション、水田が広がっています。昔は全部ジャングルだったのだろうなあ。そんなことを考えながら、フラットランドへグライディング開始。

高度があるときは積雲を追いかけ、低くなったらサーマルトリガーとなる点在する町。フラットランドのセオリー通りに発生するサーマルを拾いながら、今日の目標である150Km先の町へコマを進めます。風はほとんど無風のためスローペースでしたが、今日は何時までサーマルが続くかの調査もあり、とにかく夕方まで空中にいることにしました。

15時を過ぎるとコンディションは急に良くなり、雲底は2500m。サーマルも地表から順調に雲まで続くものに変化。80Kmを過ぎたところでも、やはり南風は吹きませんでしたが、やっと巡行スピードが上がってきました。

16時を過ぎてもサーマルは活発。そろそろ回収されやすい幹線道路を選択しながらのフライトになります。そして17時を過ぎたところで良さそうな村に降りることに。6時間のフライトでたったの135Kmでしたが、このエリアを調査するミッションは完了。楽しめました。

https://airtribune.com/5190/tracks__175258

明日は強めの南西風が期待できます。250Kmの記録をブレークするチャンス!準備は万端です。



4 月 12 日 Day6
さあ今日から本当の挑戦が始まります。本流は下層から上層まで南西風。気合を入れて今日も最初に 11 時にテイクオフ。

幅広いレベルのパイロットに XC を楽しんでもらうイベントですが、始めの渋いコンディションでは、テイクオフ前が込み合い大変なことに・・・。ちょっと技術の差がありすぎ、ちょっと危ない局面はありましたが、宮田は西の端で雲底をゲット!セカンド集団でスタート。

今日のコースイメージは、昨日よりも東側コースに形成されるクラウドストリートまでたどり着き、東北東の方向で距離を延ばすプラン。前半はイメージ通りに東に進みますが、風向きが予報に反し、南東風。これでは風に逆らいスピードに乗れません。しょうがなく、昨日のコースに修正し、雲のないブルーエリアを一人修行旅となったのです。

フラットランドの単独 XC は、降りることはないにしても、サーマルの強いところに入るのが遅れ、やはりスローペースになってしまいます。何度か低くなり、いよいよ気まずい雰囲気がする頃に、今日も来ました神の使者!ピンチになったときに、どこからか現れるソアリングバード!しかも、今日は 30 匹ほどの鶴のような渡り鳥の大群が「ハイ!こちらでございます。」とばかりにガーグルとなり、あっという間に2300m の雲底まで引き上げてくれました。タイの神様今日もありがとうございます。

さて、後半は風向きも上層風が南西風に落ち着き、対地速度 60Km/hほどで、昨日より少しはペースが上がってきました。積雲もランダムに広がるようなり 100Km 地点通過で15 時。コンディションも雲底 2500m まで押しあがり、さあこれからが勝負!スピードを上
げていきます。

16 時を過ぎ、太陽が傾いてきてもサーマル活動はまだまだ活発。夕方特有の穏やかな対流に、そろそろ疲れてきていますが、なんだか癒されます。17 時を過ぎても 1500m ほどの高度で下がらず上がらず、距離は伸びていき、ついに夕陽を見ながの至福のファイナルグラド。

https://www.xcontest.org/…/fli…/detail:ayumu/12.4.2018/04:08

降りてみると小さな村でしたが、たくさんの村人の大歓迎を受けることに!まずは家までスーパーカブのサイドカーに乗せていただき、村まで凱旋。「まあ家まで来て休みなさい」とばかりに案内され、シャワーを浴び、夕食までご馳走になりました。

村始まって初めてのジャパニーズだったようで、熱烈歓迎!村中の人が集まってきました。言葉は通じませんでしたが、写真を見せたり、ボディランゲージでコミュニケーションは通じました。回収車が来てくれたのは 23 時近くでしたが、タイの田舎で、素朴な方々との交流ができ、素晴らしいウルルン体験でした。

今日も 6 時間以上飛びましたが、距離はたったの 200Km。コース選択に改善の余地はあり
ます。

明日こそ250Kmの記録をブレーク!まだチャンスはあります!





4月13日 Day7
今日も快晴の朝です。イベントは週末まで続きますが、我々のチームにとってはカオサダオ最終日。記録更新へのチャレンジも今日がラストチャンスとなります。

天気は東から近づく低気圧の影響か、少しづつ大気は不安定になり、夕方にはどこかでサンダーストームとなる予報。夕暮まで飛ぶ場合は、積乱雲に注意しなくてはなりません。しかし、大気が不安定な分、大気対流は大きくなりサーマルは活発化、我々には追い風となりそうです。

今日も11時にテイクオフ。やはり昨日までのサーマルと違い1800m の雲底まで逆転層無し
。スムーズに上がっていきます。これは良い兆候!11:30には雲底2000m まで押しあがったところでスタートです。

積雲の雲頂高度も2500m を越え、場所によってはご立派な雄大積雲にまで発達しています。これは調子に乗って雲底まで上げると吸い込まれてしまいそう・・・。うまく吸い上げリフトを利用し、約15Km ほどのトランジット。前半から良いペースで進みます。

今日は記録狙いがミッションのため、コース取りは追い風が利用できる様、シンプルに対地速度が最大になる方向へコースを取ります。幸運にも積雲はコース上にランダムに形成され、この3日間で最も良い感じで100Km をパスし時間も14時。このペースでいければ250Kmブレークのチャンス。ちょっと気持ちが浮つき始めてきました・・・。

110Km を越えたところであれだけあった積雲はなくなり、コース上はブルーエリア。選択肢は2つ。時間はかかりますが、遠回りですが東へ大きく迂回し、手堅い積雲コースに戻るか?それとも、記録狙いのために男は真っ直ぐ、雲のない試練のコースへ勝負に出るか!?

ここはやっぱり男を見せねば!勝負に出ることにしました。まだ高度も2000m。雲がな分、地表近くのサーマルトリガーを探し、グライディングは続きます。対地速度が最大に出る方向で、トリガーとして可能性が高い場所の上を通過していきますが、上昇はありません。どんどん高度を損失し、いよいよ気まずい雰囲気・・・。

昨日までなら、ここで神の使者が助けに来てくれるはずですが、今日は鳥も飛んできません・・・。こうなれば神頼み!とばかりにタイらしいキラキラの仏閣上空にラスト勝負!

無情にも安定した下降気流しかなく、あえなく撃沈。今回のカオサダオ XC チャレンジは終了となりました。ランディング後、村の周辺の田んぼを見ると田植えの準備中。通常トリガーとなりうる村が、水に囲まれて熱吸収が悪い。それはサーマルもでないのが簡単に想像できます。過去の多くの失敗から学び、油断は禁物だったはずですが、今回もやはりやってしまった感じです。

https://airtribune.com/5190/tracks__175637

暑さを避けるため、お寺の庭先でグライダーをパックしていると、今日の第一村人となるお坊さんが寄ってきました。タイ語で一生懸命話しかけてくれるのですが、もちろんさっぱり理解できず。困った顔をすると、笑顔で手を合わせ、「遠くからよく来なさった、ここで休みなさい」とばかりにテレパシーで返してくれました。さすがタイ僧侶!心通わせていだだきました合掌。

さて、回収を待って村の商店で暑さをしのいでいると、今日も多くの村人が集まってきました。店主は水やバナナをくれ親切。村人が来るたびに、同じ写真を見せ、「迎えが来るから大丈夫!」という説明を繰り返します。今日もウルルン体験。

記録はブレークできませんでしたが、久しぶりに燃え尽きた3日間となりました。フライトタイムは16時間と飛行距離は450Km。自分なりにアタックしたフライトに、競技を休止した2年間のブランクも一気に埋まった感じです。



4月14日 Day 8
昨晩 XC フライト後、そのままバンコクへの移動で皆さんお疲れ気味。今日はゆっくりバンコク観光となりました。観光と言っても都市部ではなく、一般人が行けない所ということで、船でバンコクの下町!水上住宅へ GO!

途中、道端で売っているドリアンを遂に食するチャンスが!!!その風貌と匂いのイメージから心の準備をしていましたが、新鮮なドリアンは匂いもフルーティ。そしてその味は!?濃厚なプリンのような味わい深く、さすがフルーツの王様!あまりの美味さにタイに来て一番のショックを受けました。

さて、目的地の水上住宅に到着し街の中を徘徊。テレビで見た通りの東南アジア特有のエネルギッシュな街に感動。水上住宅は入り組んだ運河を渡船が走り回ってます。イタリアの水上都市ベネチアを彷彿とさせますが、そこはやっぱりタイランド!決してきれいとは言えない泥水の上に普通に生活している人々、そして家の下には全長2mは凌駕する巨大なワニ?トカゲ?が普通にうろうろしていました。タイのショックランキングであっという間にトップ更新


夕食後は宮田のリクエストから本場タイの格闘技ムエタイを観戦に。地方の草大会かもしれませんが、リングサイドでの観戦は迫力がありました。そして、試合も佳境に入ると、興奮した観客は柵を乗り越えてリングサイドへ乱入!誰がセコンドかわからなくなる状況も面白かったです。さすが本場タイ!夜遅く続いた試合に観戦も体力が必要でした。



4月15日 Day9
今日はバンコクの南東部にある有名なリゾート、パタヤビーチの側にあるエリアを訪問。
安定した南風でスクールが講習をする場所として使われているいます。

リッジソアリングができるほどの風が強まらず、グランドハンドリングだけとなりました
が、綺麗な海を見ながらタイパイロットへライズアップ講習をさせていただき、のんびり交流を深めることができました。

タイパイロットのビアーさんは、タイ国モータースポーツ界のレジェンドドライバー!国内スーパーバイククラスとレーシングカーのチャンピオン。日本のレースにも来るそうです。凄い人とお会いできてよかった。



4月16日 Day10

長かったタイ国滞在もついに最終日。アテンドいただいたヒロさん、Wiiさんの計らいで最後はちょっと豪華な打ち上げ食事会。食事は屋台から大衆食堂、そして高級店まで。そしてタイ特有の南国フルーツ!日本では決して食べられない、初めての食材、素晴らしい料理もすべて美味しくいただくことができました。

そして、空港への帰りに、イベント主催者のカプタン宅を表敬訪問。タイ航空の機長でもある彼の大豪邸は、マンゴーがいっぱいで南国の楽園イメージ。カオサダオでのXCイベントは来年も開催予定していただけるそうで、また来ることを約束し帰路に立つことになりました。





エピローグ
フライトだけでなく、タイ国を様々な角度から体験、紹介いただけ非常に良い経験となりました。思うと過去、競技会かフライトツアーでしか海外へ出ていませんでした。こんなにフリーな気持ちで、純粋にフライトや旅を楽しめたのは初めてです。ヒロさん、Wiiさん、そしてタイ国の皆さんに本当に感謝です。日本にもタイパイロットやツーリストを招き恩返しをしたい!次のミッションとなります。

最後に、唯一覚えたタイの言葉「コップン・カープッ!(ありがとう)」合掌。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2018年04月17日 | Permalink

2017 Manilla XC Camp



世界有数のフラットランドエリアとして知られるオーストラリアManilla。今年もXCベストシーズンとなる2月に開催されるXCキャンプに参加してきました。Manillaは1998年にエリアオーナーでもあるGodfrey氏が335Kmの世界記録を樹立したことで一躍有名になりました。2007年にはFAI世界選手権も開催され、世界中からXC自己記録を夢見るパイロットが集まってきます。




XCキャンプのコンセプトは競技会ではなく、XC初心者からベテランパイロットが一緒に飛び、みんなで自己記録を更新することにあります。特に決められたルールはなく、毎朝行われる気象ブリーフィングをもとに、期間中に遠くに飛んだパイロットを称えられるアットホームなイベントです。出発前からManillaの天気予報は最高気温が40度を凌駕!?この熱波はサマールを押し上げてくれるのでしょうか?ワクワクドキドキしながらいよいよスタートです!




2月3日出国し、4日はシドニーからManillaまでロングドライブ。途中Tamworthで買い物を終わらせ、明日からのフライトに備えました。




2月5日
しかし、暑い・・・。まずはこの気温差に体を慣らすことから始めることにしました。昨日、気圧の谷が通過したようでエリア周辺は北風。コンディションの好転に合わせサーマルブローが強くなっていきます。初日我々のミッションは16Km離れたManillaの町まで飛んで帰ることです。3人がミッションコンプリート。他のメンバーも機材、無線のチェック、地上回収チームとの良いシミュレーションができました。




2月6日
今日も北風ですが、昨日より風は弱く、サーマルトップも上がる予報。今日はManillaを越え、Tamworth管制空域手前のAttunga(35Km)まで飛んでManillaまで20Km戻ってくるコース。スロースタートの我々は最後にテイクオフ。先発組はAttunga 手前まで、明けちゃんは2000mまで上げてManillaまでリターン達成!リフライトした後発組もManillaの宿まで飛んで帰ることができました。明日から南風!BBQで鋭気を養いました。





2月7日
いよいよ待望の南風です。念入りに作戦会議後に風が強まる前にテイクオフします。テイクオフのあるボラ山周辺のサーマルトップは低く苦戦しますが、30KmのBarrabaからコンディションは好転し、サーマルトップは2500m。発達した積雲を迂回するように順調に北上します。70Kmを越えるあたりから、北へのコース上にはご立派な雄大積雲が!?90Km地点では雨のカーテンが見えます。皆さん無理せず80Kmの回収道路に無事ランディング。雲さえ発達しなければみなさん100kmは飛べた日でしたが安全第一。初XCの川合さんも80Kmと頑張りました。今日のトップはミドリちゃん81Km!その他の方も自己記録更新です。






2月8日
東風で西方向のNarrabri(95Km)まで行くとサーマルトップは3000mのスーパーコンディション予報。我々のチームはいつもの早めにテイクオフ。ボラ山周辺は1300m付近にある逆転層にふたをされ風が強くなかなかスタートできません。何とか西にこぼれたリーサイドで上げた3名はそのまま出発!残りのメンバーは無理せずリフライトはキャンセル、休養日とすることに。40Km地点に香田さん。飛ばしすぎたミヤボンはNarrabriで雲を追い越し99Km。良いグループで飛べた明けちゃんはNarrabri先で3000mのクラウドベースをゲット!順調に距離を伸ばします。回収チームも地上から追走します。18時を過ぎても太陽は高く、まだまだ積雲はしっかりしています。18:45まで飛んだ明けちゃんは243Kmまで距離を伸ばしました!最も飛んだ地元パイロットは301Km!!凄い!





2月9日
予報は南風ですが、今日もボラ東風。テイクオフの風は弱く、早い時間から1500mまで上昇!これは良さそうです。作戦会議では北上する予定でしたが、ほぼ全員が西に向かうのを見て、我々も西へ追従します。サーマルトップ2600mとコンディションは今日も最高!!しかし、雲底は寒い!地表は地獄のような暑さなのに・・・。あまりの寒さに昨日頑張った明けちゃんとミヤボンは30Kmで早々にギブアップ。残ったメンバーでNarrabriを目指します。Gapを越えた50Km地点から南風が強まり、低い高さはサーマルもまとまりません。無理せず70Km周辺にみんなでランディング。今日のトップは最後まで飛んだミドリちゃん。北上したパイロットは今日も250Kmを越えていました。やっぱり北へ行くべきでしたコース選択ミス。






2月10日
今日も南風ですが、積雲はなく完全ブルーサーマル。これは難しそうです。テイクオフは強めの西風でしたが、東にこぼれればリーサイドの強烈なサーマルが出迎えてくれます。雲がないのでスピードは上がりませんが、じっくり行けば距離は伸びそうです。70Km地点から東風が入りコンバージェンス!サーマルトップは2600mまで押しあがりますが、悪いラインは大きくシンク。香田さん、みどりちゃんは60Km地点で無念のランディング。何とか生き残ったメンバーは順調に90KmのBingaraをパス!気を抜いたのかミヤボンはまたもや99kmに撃沈・・・100Kmの壁は厚かったようです。松美さんは105Km、植野さんは135Kmと念願の100kmをクリアーです。そして、エースパイロットの明けちゃんは19時まで飛び続け184Km!サンセットともに至福のファイナルグライド。皆さんおめでとうございました!




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2月11日
フライト最終日。コンディションは日に日に良くなり、本日のサーマルトップ予報は4000m!?風は弱く今日もスーパーコンディションでしたが、全員が順調に飛び始めたところで、アクシデント。ケガをしたパイロットをヘリコプターで搬送するため、今日のXCフライトは残念ながら中止となりました。アクシデントに備え、常に救助体制を整えているエリア管理者と地元救急隊には本当に感謝です。お世話になりました。




7日間、フライト日程すべて飛べた良い週に訪れることができ、参加された皆さんはほぼXC自己記録更新を達成することができました。コンディション次第では誰でも100KmのチャンスがあるManillaのポテンシャルに驚かされます。今年は記録的な高温のおかげか、素晴らしいコンディションとなったXCキャンプでした。また来年も訪れてみたいものです。

皆さん本当にお疲れ様でした。




投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2017年02月14日 | Permalink