Task2
いよいよ大会はスタートです。初日の今日は南風、午後から曇ってくる予報。ここアネシーは南風では渋い…。ローカルパイロットは口をそろえて言いますが果たしてどうなるか!?
Aneccyエリアには協会が管理するテイクオフが3箇所ありますが、今回大会で使用するのは一番広い「モマーン」となります。テイクオフするとすぐにアネシー湖上に出ることができ、朝早くからマヌーバやアクロトレーニングの生徒で賑わっています。
南風は予想通りサーマル活動を押さえ込み、13時を過ぎてトップアウトできない状況が続きました。今回のタスクコミッティは伝説のチャンピオンのお二人!「ハンス・ボーリンガー」と「パトリック・ベロー」です。強烈な個性の2人がちゃんと話し合えるのかが謎ですが、ディレクターであり、地元インストラクターの「ジョエル」がどうまとめるかが注目されます。
ダミーはまったく上がりませんが、アネシー湖周辺の58km定番タスクが発表されました。コンディションが読めないためにエラップタイムレースです。ダミーがステイし始めた14時にゲートはオープン。宮田は早めにテイクオフできセカンドグループでスタート!高層雲が張ってきてはいるもののコンディションは好転し、サーマルトップは2200m。ハイスピードレースは始まりました。先行組はパトリック・ベローを含む地元フランスパイロット。宮田は、ヨーロッパチャンピオンのグレッグ・ブロンドーと追走します。Boomerang6のスピードとパフォーマンスは素晴らしく、リズムに乗ったとびができれば楽にレースを進めることができます。
中盤を迎えたころには完全に先行集団を抜き去り、トップに出ることに成功!よーしこのまま今日はいただき!と思っていたら、最終パイロンでサード集団は2500mまで上がるサーマルをゲット大胆なショートカットで、先行組みを捉え団子状態でファイナルグライドへなだれこみました。宮田は15位ぐらいでゴール!
まずまずのスタートに満足していると、雨がぽつぽつ・・・。無線では「レベル3」が連呼し始めました。どうやら後発組は雨につかまっているようです。いやな予感がしましたが、やっぱり主催者は安全のために「タスクキャンセル」をコールしてしまいました。エラップスタイムのため、ゴール者が大勢いても自動的にキャンセルになってしまいました・・・。残念ですがしょうがありません。調子もよいため、良いシュミレーションができたと考え明日から再スタートです。