PWC八方 ⑥

昨晩の長旅で選手、大会スタッフも疲れはピークですが、そうは言っていられません!曇りの朝ですが、予定通りテイクオフへ集合。最後の決戦です。何とか1000点タスクを成立させ、スーパーファイナルへの選考人数を15人を確保したいところです。

北風予報の白馬エリアを離れ、南の松本平野へ抜け出す、49㎞のエラップスタイムレースが決定しました。大町の西側を飛ぶコースは、未知のタスクです。11:00のウインドオープン、予報に反しテイクオフ周辺はサーマルトップ2200mまで上昇。小林選手に続き次々とスタートしていきます。

ファーストターンポイント、さの坂スキー場までは順調に進みますが、その先大町方向の平野部は接地逆転層でがびっしりと張り出しコンディションは渋そう・・。さあどうする!?先頭集団はややスタックするものの、爺ヶ岳ターンポイントへこぼれ上げ始めます。さの坂上空で待機していたセカンド集団もすかさず裏へこぼれます。北風を完全にブロックしている爺ヶ岳周辺は、荒れてはいるものの、サーマル活動は活発!こうなればがんがん行くだけです。北風にのってどんどん南下します。リーサードとなる南斜面は必ず強烈なサーマルを生み出し2000Mまで押し上げてくれます。先頭集団はそのまま三郷ゴールまでなだれ込みます。

トップはオーストリアのHuber。小林は4位でフィニッシュ。その後コンディションは遅くまで続き、52人の選手がゴールを決め、見事1000点タスクが成立したのです。
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総合優勝は2日間安定した成績を残したフランスのLucas。2位は扇澤選手。3位に若手の小林選手。女子優勝は増子選手!2位に水沼選手でした。おめでとうございました。


宮田は10位と振るいませんでした。そのほか15位までのスーパーファイナル選考枠をゲットした。日本人選手は12位大澤選手。14位小幡選手です。スーパーファイナルは9月にトルコで開催されます。ご期待ください。

最後に、スタッフの皆様長い10日間本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2010年05月29日 | Permalink