PWC韓国 5月16日
昨晩まで吹き荒れた南風はやっと収束。穏やかな朝です。今日からやっと飛べそうです。しっかり準備してJPAチームはファーストバスに乗り込みテイクオフへ向かいます。
テイクオフではすでにダミーが上がり始め絶好のコンディションが予想されます。
テイクオフでのランチ配給、ジェネラルブリーフィングと時間がかかりましたが、テイクオフの稜線を往復し、平野部へ南下する68kmのレースが発表されました。
宮田、扇澤はゲートの最前線から最初にテイクオフ。その後20名がテイクオフした時点で、テイクオフは西風強風が入り込むように・・。
テイクオフしたパイロットは強烈なサーマルで2700mの雲底まで一気に押し上げられますが、上空も強い西風で激しく荒れています。選手は空中からレベル2をコール。
テイクオフの風もレベル3に達し、まずテイクオフからクローズ・・。そして空中もさらに風は強まります。やもえずオーガナイザーは「Task Cancel」をコール。
こうなれば、上がりきった選手は荒れた強い上昇風の中を何とか降ろさなくてはなりません。昨今の競技用グライダーは、唯一の欠点ともいえる降下手段が難しく、なかなか下がりません。
宮田、大澤は何とかハングランディングに降ろし事なきを得ました。
午前中にタスクをスタートしておけば、確実に成立していただけに残念な一日でした。