オニコウベ 宮城県連ファンフライトイベント

2日目はオニコウベエリアに場所を移し、フリーフライトとターゲット競争のファンフライトイベントが行われました。



東北地方は高気圧に覆われ、オニコウベは弱い西風、絶好のコンディションとなりました。地元宮城県フライヤーでも、これほどのコンディションに出会えることはめったに無いようで、開会式前から皆さん大興奮!



宮田のオニコウベ訪問でのソアリング確率は90%を越えているというのに・・・。いつも本当にラッキーです。

オニコウベメインTOは広いとは言えません!失敗が許されない状況は、まさに昨日の練習が試されます!




サーマルブローでテイクオフは可能ですが、テイクオフ前は南西風の裏風でリーサイドコンディション!やや荒れていますが、一度稜線をトップアウトすると、カムロ山に続く2000mの素晴らしいクラウドストリートが迎えてくれます。

山形県との県境となるカムロ山稜線は西風が強く、なかなか到達することは難しいようでしたが、何名かのパイロットは難所となった花立峠をなんとかパス!しかしカムロ山山頂まで行くことまではできなかったようです。



テイクオフ周辺は遅い時間まで、良質のサーマルに恵まれ、皆さんオニコウベの空を満喫されていました。イベントとしても大成功となりました。



このパワーで、宮城県をパワーアップできたのではないでしょうか!がんばれ宮城県フライヤー!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年06月19日 | Permalink

泉ヶ岳 宮城県連セーフティーセミナー

今回は宮城県連主催のセーフティーセミナー講師として訪問です。
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県ですが、フライヤーの皆さんが「頑張れ宮城県!」を合言葉に泉ヶ岳で集合しました。

今回のセーフティーセミナーのテーマは「テイクオフ技術」。普段何気なく行っているテイクオフですが、もう一度基本に戻って再確認してみました。もちろん教科書通りの基本技術の確認ですが、Aerotactステップアップコースでの「コツ」もちょっとスパイスとさせていただきました。
今日の泉ヶ岳は弱い南風コンディション。本当はやや強めの風の中、リバーステイクオフがやりたかったのですが、風は微風・・・。こんな時はもちろんフロントテイクオフから始まりました。

どうしてもリバーステイクオフに頼ってしまいますが、風量に合わせてフロント、リバースを使い分けられるようにしないと!自分のライズアップをMovieに撮り後で解析です。皆さん良い意味で緊張していましたね。

午後には泉ヶ岳テイクオフにおいて、実際のテイクオフでの確認をおこないました。皆さん午前中の練習内容を意識し、安全にテイクオフできていましたね。いつも、この意識を持ったテイクオフを実施していきましょう。頭上安定ができないのであれば、取りやめる判断は絶対必要です!

最後は、クラブハウスで今日のMovieを見て、フィードバックを行い終了。Movieは横GさんのYoutubeからご覧になれます。横Gさん、編集ありがとうございました。

明日はオニコウベでファンフライトイベントです。さあ練習したことができるかな!?


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年06月18日 | Permalink

鹿角エリア

午前中は南風で安比高原でフライト。八幡平方向には高い積雲がありますが、なかなか取りつくことができません。そのうち西風成分が強くなり、フライトは終了。

午後から1時間で移動できる秋田県鹿角エリアへ、七時雨PGSのメンバーと訪れてみました。



安比高原から見た鹿角方向には素晴らしいクラウドストリートが窺えます。これは良さそう!



そして鹿角盆地に入ると、リッジに沿ってイカにもといった雲が続いているではありませんか!

さっそく牧草地後のテイクオフから平野部へ。クラウドストリートにより大きく影に覆われ、サーマル活動は弱かったものの、SprintEVOの上昇性能に助けられ、なんとか1900mの雲底に到達。



南北に延びる西斜面のリッジ上には、北は十和田湖まで続くクラウドストリートが形成され、至福のグライディングが楽しめました。特に日本海側から流れ込む、米代川に沿って入り込む海風がぶつかる場所は、素晴らしい上昇が続き、20㎞を一気にグライディングできました。




日本海に沈む夕日を見ながらの至福のフライトに感動でした。



日本有数のビックエリアになりうる凄いポテンシャルを感じる場所でした。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年06月16日 | Permalink

寒風山

秋田県寒風山エリアに訪問です。



午前中は北西風で展望台からのフライトでとなりました。やや強めの風でしたが、リッジリフトに混じり、サーマルも混ざり、テクニカルなコンディションですが、こんな時こそグライダーの真価が問われます。



小野寺校長には、絶好調のMentor2,SprintEVOをテストしていただきました。弱いサーマル内での上昇性能は素晴らしく、好評をいただきました。

午後からは西風が強まり、男鹿半島先端に位置する入道崎へ移動しました。

安定した海風によるリッジソアリングと、グランドハンドリングが楽しめる素晴らしいロケーションです。




夕日が沈む日本海を見ながらのフライトは心が癒されます。




日本にはまだまだ隠された素晴らしい場所があることを再認識しました。来れてよかった!



皆さんも寒風山パイロットの皆さん、夕方にぜひ訪れてみてください。最高です。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年06月14日 | Permalink

JPA 安比オープンカップ

3月の東日本大震災により大きな被害があった東北地区ですが、主催者である七時雨PGS、そして寒風山PGS,トントンとんびPGS、周辺スクールの協力のもと、今年も安比オープンカップが開催されました。

関東、遠くは大阪からも参加選手として、岩手県まで来ていただきました。合言葉は、もちろん「がんばれ東北!」皆さん本当にありがとうございます。



例年より1か月開催時期を早め、万全の準備で臨みましたが、如何に!

大会初日、曇りの朝ですが昼から青空が広がってくる予報。テイクオフで開会式を行い、晴れ間を待ちます。テイクオフを覆っていたガスは、12時前にはクリアーとなりダミーも順調に上がり始めました。




N2Lは夢の岩手山ゴールが設定されましたが、なんだか積雲はご立派に!そして、良すぎる気温減率により、岩手県と秋田県の境には積乱雲が・・・。ゴロゴロと雷が鳴り始め、残念ながら競技はキャンセルとなりました。良すぎるコンディションも困ります・・・。



夕方には大会本部にもなっている安比山荘で、寒風山の小野寺校長によるベーシックセミナーが開かれました。お題は「最新パラグライダーについて」。昨今のパラグライダー特性が分かりやすく説明していただきました。皆さん真剣に聞いていただきました。



夜は、安比高原スキー場内でBBQの懇親会が盛大に行われました。このパーティのためにやってきたという選手もいるほど、盛り上がりましたね。明日への英気を養います。

2日目も快晴。西風が心配されましたが、テイクオフに上がると風向きは北西。オオタカTOから飛んだダミーは渋いながらなんとかソアリング出来ています。N2Lは22㎞、PCLは12㎞のタスクが発表され、選手は戦闘態勢。



時間も決まって、いよいよウィンドウオープン!ところが、時間直前にランディングが西風の強風に・・・。地表の逆転層がブレークすに従い西風が入ってきてしまったのです・・。

風向きが北寄りに変わる可能性にかけ13時までウェイティングしますが、西風は収まらず残念ながらキャンセル・・。

閉会式では、遠く大阪から来ていただいた選手、今日が誕生日だった選手に賞品に用意されていた地酒が贈られました。

大会は不成立となってしまいましたが、大会を成功させ、東北を盛り上げるという目的は達成できたのではないでしょうか。



来年こそ、岩手山ゴールが実現するようにという夢を胸に、集合写真を撮影して大会は終了しました。

スタッフ、選手の皆様、本当にありがとうございました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年06月11日 | Permalink