スカイパーク宇都宮

栃木県スカイパーク宇都宮へ訪問です。
前線の南下により涼しい空気に覆われた関東平野ですが、すっきりしない空模様です。
午前中はテイクオフの風が西風・・・。こんな時でも講習バーン上段からショートフライトできます。昨日入荷したFactor2(s)をみんなでテストフライトです。

講習バーン上段は弱フォローの風・・・。こんなコンディションでもFactor2は軽く上がってきます。リーディングエッジに配置されたプラスティックバテンは、軽量化と翼形状維持に大きく寄与していることがよくわかります。一度離陸してしまうと、延びる!軽く高度処理しないとランディングをオーバーしてしまいそうです。素晴らしいグライディングパフォーマンスを感じます。



午後にはテイクオフは無風に!さっそくタンデム体験のお手伝いです。谷田校長にはNOVAの新しいタンデム機「BION」をテストしていただきました。無風でも簡単に立ち上がるライズアップ特性は、短い助走距離で離陸が必要なスカイパークのテイクオフにはピッタリ!軽快なハンドリングにも好評をいただきました。

今度のレポートは秋の宇都宮になりそうです。またお願いします。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年08月20日 | Permalink

熱かった夏!AirparkCoo

梅雨明け以来、記録的な猛暑が続いた日本列島でしたが、茨城県AirparkCooも暑かったですね。7月30日以来連続20日フライト記録更新となりました。この夏Cooにいた宮田でしたが、35度を超える猛暑にも驚きましたが、それ以上に驚くことがありました。

もちろん毎日飛べるのですが、毎日の大気はとても不安定。不安定と言っても積乱雲からゲリラ豪雨に至るまではなく、適度に雲が発達し、とてもよいサーマルソアリングコンディションとなるのです。

雲底高度も夏らしからぬ、1300m以上もあり、パイロットは一たび雲底に着けることができれば涼しい上空で楽に筑波山まで足を延ばすことができます。それだけでなく、練習生もランディング上空で極上のグランドサーマルでのんびりソアリング練習ができました。

夕方は、海風が強く入り込むこともなく、夕日が沈むまで極上のアーベントコンディションを楽しむことができました。朝は7:30から夕方19:00まで12時間は飛べそう・・・完璧です。

暑いランディングで上空を見上げるインストラクターは大変でしたが、スクール生にはうれしい夏となったのです。八郷在住も20年近くになりましたが、ここまでの素晴らしいコンディションを感じたのは初めてです。

地球温暖化で気象が地球規模で変化していますが、ここ八郷の空は異常気象歓迎かもしれませんね。

まだまだ、暑い夏は続きますが、皆さん熱中症にきをつけてフライトを楽しんでください。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年08月19日 | Permalink

Factor2 日本上陸!

NOVA待望の最新LTFクラス2、EN-Cとなる「FACOTR 2」が日本上陸です。

ハイエンド1-2の傑作機となったMentor2は世界中で高い評価を得ていますが、兄貴分となるFactor2がどれだけのできばえとなっているか!?

さっそく茨城県AirparkCooにてテストを行いました。夏らしい、曇りベースの安定したコンディションの中、総装備97kgとやや軽めでフライトすることにしました。



グライダーを開いてまず感じることは、ラインが少ない!A,B,Cの3ラインコンセプトではありますが、メインラインは各列2本。これは前々作の「RA」でトライしたラインプランでしたが、満を持してこのFactor2にカムバックしていました。ラインはUVコーティングされたケブラーラインです。アッパーラインは0.6㎜の極細ですが、メインラインは1.7㎜の太めのラインを採用していて、パフォーマンスと安全性をバランス良く組み合わせていると言えます。




リーディングエッジはMentor2同様のプラスティックバテンによって補強され、インテーク部のマイラーはありません。ライズアップ時のインフレーション、ハイスピード時のパフォーマンス向上には大きく貢献しているのは明白です。Cライン取り付けもプラスティックバテンにて補強されていて、ライン荷重を面で捉えるように工夫されています。




テイクオフは簡単!気持ち良く上がってくるライズアップの感覚はまさにMentor2!パイロットを追い越してオーバーシュートすることなく一定のテンションで上がってくることは、パイロットに頭上安定時のブレーク操作を最小限にしてくれます。

ハンドリングはパイロットにより正確なコントロールをグライダーに伝えてくれます。ブレークコードを引き込むと、ロールとヨウがちょうどよいバランスで組み合わされ、思った通りのバンク維持、グライダーの方向転換が可能です。深いブレーク操作に対しても、バンクがかかりすぎた切れすぎるターンにはならず、簡単でオートマティックな印象を得ることでしょう。



夏だけに強烈なサーマルはありませんでしたが、渋いサーマル内での上昇性能に脱帽です。Mentor2でも強く感じたのですが、NOVA最新鋭機は上昇性能が他を圧倒しているように感じます。グライディングパフォーマンスはさることながら、弱いコンディションの日本で重要視される上昇性能は間違いなくBESTでしょう。

スピードバーを踏み込むと初動の大きな沈下はなく、気持ちよく加速していきます。フルアクセルでの安定感は申し分なく、速度増加は+13~14㎞/hを示しました。十分なスピードレンジに感じました。



前作Factorの軽快なハンドリングは見事継承したまま、グライディングパフォーマンスは確実に前作を凌駕しています。また、驚いたのはテイクオフ・ランディングはスクール機のような簡単なことです。



LTFクラス2におけるハイパフォーマンスを乗り手を、選ばず楽しめるグライダーに仕上がっています。これは安心してお勧めできるクラス2グライダーと言えるでしょう。

Mサイズの試乗ご希望の方はお近くの販売店または、Aerotactまでお問い合わせください。Sサイズも近日入荷予定です。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年08月03日 | Permalink

BIRDS PGS

京都亀岡市のBIRDSパラグライダースクールに初訪問です。

北風となった亀岡エリアですが、平野部にランダムに発生する積雲を乗り継ぎ、八木市街上空までフライトすることが出来ました。

SprintEVOに試乗の太田さんも大澤チーフと一緒に平野部へ。絶好調ですね。




大澤チーフも来月のPWCスペインに向けて調子を整えている様子。がんばってください!

平野部に思わず目に付く、ハート形模様の水田を発見!わかるかな!?


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年07月29日 | Permalink

TAK

兵庫県岩屋エリアのTAKパラグライダースクールに訪問です。

午前中は不安定な天気で、風は西風。通常は上段テイクオフからですが、現在拡張工事中のためフライトはできません。素晴らしく広くなったテイクオフ完成が待ちどおしいですね。


こんな時は講習バーンでライズアップ練習です。体験の皆さんとたっぷり汗を流しました。


昼過ぎの通り雨の後には、思わぬ東風のプレゼントが!夕方には素晴らしいアーベントコンディションとなりました。TAK校長は「がんばれ日本」号でのんびりリッジソアリングを楽しんでおられました。



最後のTAKさんのOGIへのコメントが笑えます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年07月28日 | Permalink