PWC SuperFinal Day4
今日は朝から青空が・・・。こちらに来てから毎日曇っていただけにこれは良さそうです。
今日はコロンビアらしい派手なバスに乗ってテイクオフへGo!写真は今回のホテル同部屋のハッチです。
タスクは97kmのジグザグタスク。平野部を大きく往復する中で、ジグザグと飛びます。今日もBoomerang9チームは絶好調。終始トップ集団をキープします。宮田もスピードバーの調節がうまくいき、やっと調子が出てきました。
今日もドラマはレース途中3つ目のターンポイントでやってきました。ターンポイント近くで野焼き発生!!トップ集団は迷わず煙に突っ込みます。
最初、弱かったサーマルも気が付くと、サトウキビ畑は大火事になっているではありませんか!!突然竜巻のようなサーマルが上がり、パイロットは次々に吸い込まれていきます。
宮田は、ひえーっと横目で見ていましたが、もう少し寄ってみようと思ったのが運のつき、見事に吸い込まれてしまいました。
グライダーはぐちゃぐちゃになりながらロケットのように打ち上げられていきます。下から上がってくる黒い燃えカスは、渦巻きのように上がってくる空気を可視化してくれますが、まさにトルネード!!何とかグライダーを立て直し、スタコラッシュと逃げ出した時にはほぼ雲底の2600m!まさにワープゾーンに乗った感じでしたが、危なかった・・・。ブルガリアの野獣ヤッセンはこの煙の中で潰れてツイスト、パラシュートを投げ事なきを得ました。
バリオのメモリーは最大上昇率17m/sでした。瞬間上昇は30m/sを超えていたかもしれません・・・。過去最強のサーマルには間違いないでしょう。
さて、その後も順調にレースは進み、やっぱり勝負はファイナルグライドまでもつれました。残り10kmでラストサーマルをヒット!どの高さで離脱するのか!?
バリオのゴール到達高度が+に転じ、いよいよの時、宮田は保険のために1周多く回してしまいました。
ファイナルグライドでは数機抜きましたが、トップから1分遅れ。勝負に出ればトップも・・・。チャンスはあります。
スピードバーの調節も良く、やっとスカッと飛ぶことができました。調子は上り調子です。