2013 PWC SuperFinal Brazil day7

20日 Day7 Task6
低気圧に入ったようで、低い雲に覆われた朝です。ここGVだけ午後から晴れてくることもあるらしく、GVマジックにかけてテイクオフへ移動することになりました。


時折、小雨が降るテイクオフでウェイティングは続きました。待っている間、スイスの若手、TimBolinger がテイクオフ前でワガ(地面すれすれでウイングオーバーを繰り返す)を披露!ちいさなアクロ機ではなく、ハイスパンのBoomerang9を使った演技はまじかで見ると大迫力です。最後は見事トップランを決めてお見事!注目の的でした。

ブリーフィングでは、昨日発覚したグライダーチェック問題について話し合われました。現在の競技は、ENの認証を得たグライダーのみで戦われています。毎タスクごとにトップのグライダーはチェックされます。その中で、あるグライダーが認証機と大きく異なる形をしていたことが判明したのです。

問題なったのはグライダー後縁の長さです。この長さは、基本的にグライダーの安定性を維持するものだけでなく、最高速度、滑空性能に大きく影響を及ぼす重要な要素となります。その長さが、スパン方向で40cmも広がっていたのです。

PWCAからの公式発表を要約すると、このまま大会は継続し成績は仮のものとする。PWCAは認証テスト機関ではないため、大会終了後上位グライダーを公式なテスト機関に送り再度テストを行う。その結果で公式な総合成績を出す。

今回の問題は、そのグライダーを使っている選手に過失はなく、グライダー製造メーカーの問題となります。テスト機関に提出したグライダーが認証をパスしなかった場合。今後、大きな問題になることは必至。もう見守るしかありません。

結局、低い雲が取れることはなく、タスクはキャンセルとなりGVの街までフライダウンとなりました。宮田は新しいラインのチェックでき問題なし!明日からに備えることができました。

とにかく、残り5日間。思いっきり攻めます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2014年01月21日 | Permalink