2013 PWC SuperFinal Brazil day12
25日 Day12 TASK10
いよいよ最終日です。朝から快晴。テイクオフに着いたころにはすでに雲底高度が1500mを越えています。最終日にふさわしい最高のコンディションとなりそうです。
68kmのトライアングルタスク。ゴールはメインランディングです。ES(タイム計測終了)ポイントはテイクオフの中腹です。どの高さで突っ込むと、ESをカットできるのか!?重要ポイントです。ちょっとフレンチミーティングを覗いて、ESシリンダーの位置を確認しました。なるほど・・・かなり山の中腹です。これは波乱の予感あり・・・。
今日も宮田グループはスタートで痛恨のミス。低いスタートとなってしまいました。焦らずアタックし、追走します。そしてレース中盤にはトップ集団をキャッチ!そして、雲底高度も1700mに達し、サーマルコンディションもピークに達しました。もてるスピードをフルに使いアタックし続けます。最終日ということもあり、全員がフルアタック!猛烈なスピードでファイナルグライドとなりました。
今日の宮田は冴えていました。サーマルからの離脱タイミングも完璧!残り10㎞をベストラインで飛びます。途中、先行していた集団は離脱高度が低すぎ、サーマルで回し始めます。上空をそのままスルー!そして、テイクオフ下の斜面にあるESシリンダーへまっしぐら!入り組んだ谷の中を一番奥まで入り込みます。さあ取れるか!?もう後戻りできません!斜面に突き刺さるつもりで突っ込みます。幸運にも谷の中では、ウルグー(鳥)がソアリングしています。もらったー!そしてぎりぎりの高度でESカット!
トップから15秒遅れの8位でフィニッシュ!燃え尽きました・・・。シビレる様なファイナルグライドが見事決まり、放心状態でゴールとなるメインランディングまでのフライダウン。至福のグライドとなりました。
成績はこちらからご覧ください。
総合成績も5位で終えることができました。グライダーチェック問題でENZO2が今大会どうなるのかは、まだ未決定です。しかし、その他のグライダーでは最上位となることができました。これから表彰式です。