伊豆ステップアップコース②「リッジソアリング編」

伊豆ステップアップコース第2回目のテーマは「リッジソアリング」です。

風さえ吹いていれば、簡単に思われるリッジソアリングですが、こだわって行うと奥が深い!リッジソアリングができる条件、そして「リッジソアリングができる空域」それと副産物ともなる恐ろしい「吹き抜け空域」。この2つをしっかり理解しなくてはなりません。

特に斜面が入り組んだ地形では、美味しい「リッジリフト」と恐ろしい「吹き抜け」は裏腹な関係となります。ちょっと気を抜くとすぐに「はまってしまう・・・」のです。

今回はこの「リッジリフト帯」と「吹き抜け」のボーダーラインを空中で体感し、斜面にランディングするアプロ―チの感覚を身に着けます。



初日は東風予報で三筋山からスタート。北東風の強かった午前中は、北テイクオフ前でリッジソアリングに挑戦。午後には南風と東風のコンバージェンスとなり、1500mの雲底を夕方まで穏やかにソアリングすることができました。スクールツアーで訪問のジャム勝、エアロクルーズ、MAPSの皆さんもたっぷりソアリングを楽しみました。




2日目は西風予報に丹那エリアへ移動。午前中は強めの西風に、スクール生も、もれなくソアリング。お昼前には予報通り西風が強まり、無理せずランディング。





3日目は再び東風に三筋山エリア。三筋名物「日の出フライト」に6:00集合。6:50の日の出に合わせてMAPS鈴木校長からフライト開始。絶景の中、穏やかなフライダウンは心が洗われます。

日中は北テイクオフ前、南テイクオフ前でリッジソアリングにトライ。慣れてきた数名の方はトップランまで達成することができました。






午後には予報通り南西風が入り込み、三筋山でのフライトは終了。そして、浅間山エリアへ移動して最後のリッジソアリングを試みます。宮田がデモフライト、安定した南西風でリッジソアリングできていましたが、O田さんが出るころには本格的な西風に変わりいよいよ終了となりました。結局、今日も早朝から夕方までたっぷり飛べた最終日でした。

3日間のステップアップコースがこれだけ飛べたのは過去ありません。「伊豆に雪を降らす男」として恐れられた宮田の汚名も少しは払しょくできたかと思います。

三筋、丹那2つのエリアでじっくりリッジソアリングが実践できましたが、これも第3回目の斜面ランディングのため。今回身に着けた目線を生かすチャンスです。皆さん是非参加してください。

3日間お世話になった恩田さんをはじめ伊豆フライトハウスの皆さん、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年01月11日 | Permalink