川根温泉空からサンタがやって来た!の巻



川根温泉開湯25周年記念イベント「空からサンタがやって来る!」に協力させていただきました。

我々パラグライダーパイロットが、サンタになりきり川根温泉前に空から舞い降ります。




開催期間中は毎日200名以上の子供達が集まってくれました。「サンタさ~ん、お帰りなさ~い」飛んでくるサンタを本物と信じるピュアな子供たち。その笑顔に本当に癒されます。

そして、プレゼントのお菓子を、目を輝かせて受け取りに来る姿はオジサンサンタの涙腺を緩ませます。小さなサンタファンからお手紙までいただきました。ありがとう~。








川根温泉周辺は安定した空域で、練習生も気持ちよくサンタデモフライトを決めてくれました。子供たちは「サンタさ~ん!」と大声で手を振り、そして露天風呂のオジサンたちも全裸で仁王立ちしながら手を振ってくれました。(笑)

川根町ではSL機関車だけでなく、パラグライダーにも手を振ってくれる文化が浸透してきたようです。嬉しい限りです。



地元メディアもこのイベントを取材していただけました。川根のクリスマスイベントとして浸透していけばよいですね。

静岡新聞はこちら



SBS静岡はこちら



御協力いただきましたSkyTECチームの皆さん、ありがとうございました。来年はもっと大きなイベントに育て上げたいですね。クリスマスには川根温泉で逢いましょう!

来年もよろしくお願いします。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2019年12月23日 | Permalink

SKYTEC大工アカデミーの巻


今日のミッションは、上原さんに頂いた倉庫を、ユニック(クレーンが装備されているトラック)での移動と設置作業です。ユニックのオペレーションをお願いしたヨコケン社長の神業が凄すぎるので、忘れないように記録に残しときます。

ユニックはクレーンの支点を何処に設定するかが重要。今回は、狭い斜面を登り、今あるコンテナを動かしてから、運んできた倉庫を設置します。支点はギリギリまでコンテナに寄せることが必要。

ここで社長「みんなで後ろから押してください」そして、笑顔で「最後の1gが効いてくるもんで」。なんだか良く理解できず、ただ押せば良いのかなと配置につきます。

「じゃあ行くよ~」ほぼフル加速から、タイヤを滑らしながら何とか上がっていきますが、トラックはドンドン減速。いよいよ止まりそうなときに我々が後ろから人力アシスト❗️コンテナにぶつかる~と思われた残り数センチでピタリと停車。ほえー流石。先ずは職人の度胸と技術精度に感嘆❗️



しかし、もっと凄かったのはこれからでした。コンテナを移動させて後、今度は本命の倉庫をトラック荷台から吊り上げます。不安定な斜面に対し、安定台となるアウトリガーを伸ばし、ゆっくりと作業は始まりました。

今まで重い倉庫が荷台にあった支点トラックは、重さを無くし、荷台後部は大きく持ち上がろうとします。固唾を飲んで見守っていると、出ました神の声「3人で後ろにぶら下がっといてねー」「倒れたら直ぐ手を放して逃げてください~」何ですと~

こんなんで良いのかと思いながら、ヤスマサン、小玉さんと手で荷重をかけます。そして、倉庫が設置定点に近づくべく、アームを伸ばし始めると❗️ほえ~トラック後輪が浮き始めます。我々も手でぶら下がるのも限界に近づき、もうダメ手を離そうとしたところで、指先に掛かっていた重さが物凄くゆっくりと消えていきます❗️

そして、100%荷重を感じなくなったときには、寸分違わず倉庫は定点に設置されていたのです。クレーン支点がバランスの中心となり、我々はまるで、倉庫とシーソーゲームをやっていたようです。



1000㎏を軽く凌駕する倉庫を吊るのにも関わらず、「1gが効いてくるもんで」この言葉の意味が、やっと深く理解できました。クレーン操作はラジコンによるリモートコントロール。指先にフィードバックがある訳もないのに、その先に起こることを想像した操作は神❗️「プロフェッショナルとは❗️」深く感じさせられる瞬間でした。

社長、ありがとうございました。
パラグライダーのプロとして、この1gスピリットを今後に生かしていきます。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2019年12月11日 | Permalink