2013PNL第2戦 CooXCカップ
2013年PNL第2戦となるCooXCカップが茨城県エアパークCooにて開催されました。
通常、この季節は関東平野に南風が吹き、北上するタスクが一般的ですが、前線通過後の初日23日は、北西ベースのコンディション。栃木県は終日北風予報に、八郷一周タスクが組まれました。
距離は50kmと大きなものではありませんが、局地風をうまく利用して初めて可能なタスクは、難易度が高く、高い技術だけでなく、気象の読みが必要とされます。過去、2003年にこのタスクが組まれましたが、コンプリートした選手はいません。果たしてゴールは出るのか!?
PCLは初戦ということもあり、エリア内を回る25kmのオーソドックスタスクとなりました。
朝から筑波山系には良好な積雲が形成され雲底は1500mほどはありそう。ウインドオープンとともに、選手は一斉にテイクオフしていきます。
雲底は1700mに達し、前半の燕山の往復は、あっという間にクリアー。加波山で上げきったトップ集団は、そのままフラワーパークまで10kmのトランジットに入ります。
発達した積雲で、日射が少なくなっていましたが、宮田はそのまま次のパイロン不動峠へ突っ込みます。サーマル対流は弱まっていましたが、なんとかステイできます。次の日照を待っていましたが、予報よりも早く東寄りの海風が強く流入してきたのです。
地表の温度は下げられ、あっという間にコンディションは弱くなり、強い風に阻まれてしまい、選手は次々とランディング・・・。
しっかり上げ切り、このコンディションをしのいだ扇沢選手のみが、難所を突破して、難台山を目指します。海風はさらに強まり、厳しさを増しますが、さすがX-alpsパイロット!!Boomerang9のトップスピードを生かし、強風帯を突破!見事ゴールまで帰ってきたのです。
本部ではまさかのゴールに場内騒然!感動のゴールシーンでした。さすが見せてくれます。
チャレンジクラスはクラウドベースが高い、良いコンディションを使い切った選手が1時間を切るスピードで続々ゴール!こちらも素晴らしいフライトでした。
2日目は生憎の曇・・。ミニマムタスクが発表され、天気の好転を待ちますが、温度上昇が期待できない中、13時にキャンセル決定。残念・・・。少ない可能性に賭け、集中して準備していただいた、選手、スタッフに本当に感謝です。
PNLは堂々の扇沢選手が優勝!PCLは40分という最速タイムを叩き出した青木の郷丸選手が初優勝!おめでとうございました。
4月13,14日には続いてCooSpringCupが開催されます。今度はXCタスクで思いっきり飛びたいですね!お待ちしております。
TAK
兵庫県丹波市TAKパラグライダースクールを訪問です。
平日でしたが、絶好のコンディションになりました。まずはタック校長に新しいエアバックハーネスの「シンタエアー」テストしていただきました。
昼間はX-Alpsにも参加する正一郎さんと久しぶりにフライト!お互いMentor3でバトル!やっぱり正ちゃんと飛ぶと燃えますねー!
しかし、岩屋エリアは奥が深い・・。入り組んだ尾根と谷が複雑な風の流れを作り出し、サーマルも面白い場所から発生します。XCフライトもさぞ面白いことでしょう。
夕方には、日本海側から海風が入り込み素晴らしいアーベントコンディションとなりました。正ちゃんにはGinの新しいEN-B「Atlas」をテストしていただきました。簡単なテイクオフと軽快なハンドリングにご機嫌!!
宮田、岩屋に来るたびに素晴らしいコンディションとなり、相性の良いエリアですが、次回は宮田&正ちゃんコンビのXCプロジェクトとして訪問予定です。
XCセミナーには最高のステージとなることでしょう。ご期待下さい。
JMB四国 双海
愛媛県双海エリア、JMB四国を訪問です。
穏やかなコンディションの中、瀬戸内海を望みながらのフライトは最高ですね。
高木校長にはGinNewEN-Bのアトラスをテストしていただきました。
全てに関してシンプル、簡単なEN-Bとして好評をいただきました。
NOVAのハイエンドEN-B「Mentor3」、GinハイエンドEN-D「Boomerang9」も絶好調です。
こちらもよろしくお願いします。
XCプロジェクト エアパークCOO編
アエロタクトパフォーマンスコースのXCフライト実践編。今回はXCフライトのメッカ、筑波山系エアパークCooで開催です。ビックフライトを夢見て、多くの受講生で賑わいました。
二つの発達した低気圧にはさまれた微妙な気圧配置ですが、関東平野は小さな高気圧に覆われています。
午前中は西風が強く、これは飛べそうもありません。じっくり筑波エリアのXCセオリーを机上講習できました。
午後には地上風が弱くなったタイミングで、テイクオフへ上がりますが、まだ強烈な南西風が吹きつづけ、残念下山となりました。
しかし、15:00を過ぎた頃にミラクルが!!遅かった高気圧がやっと移動してきたようで、西風は劇的に収まり、東風に!!最終的に海風を呼び込み、穏やかなソアリングコンディションとなったのです。
XCフライトとはいきませんでしたが、グループソアリングの実践は達成できました。このリベンジは3月最終週末に延期。皆さん、リベンジお待ちしております。