第3回XCプロジェクトCoo

第3回目となったAerotactXCプロジェクトは引き続き、AirparkCooで開催されました。
4月10日(土)
高気圧圏内となっているはずですが、後面に吹き込んだ湿った南東風により曇りベース。サーマルトップはMAX1100mとXCフライトにはぎりぎりのコンディションとなってしまいました。曇りながら、下層の気温減率は良好でしっかりとした積雲が形成されサーマルはイメージし易く、ソアリングはできます。空中には浮いていられるのですが、中々上がり切りません・・・。


そんな中、1000mを超えた数機は、ツバメ山から高峰へXCスタート!Icepeak3正木さんと藤川さんが先頭を進みますが、50号先のサーマルに乗れずランディング・・。後発組のTriton長谷川さん、Boomerang6吉田さんは高峰で上げきれず、平沢LDへ。
風は弱く、安全にXCできるコンディションでしたが、さすがにサーマルトップが低すぎたようです。
詳しいトラックログはこちらからご覧ください。
4月12日(日)
気圧の谷の通過で、大気はとても不安定。薄日が差すだけでサーマルが発生する怪しいコンディションです。こんな時はエリア外へのXCフライトは中止。エリア内の平野部を周回するフライトプランでガグリングの練習となりました。
朝9:00は南寄りだった風向きが、お昼前には北風に。そして午後には東風に変化します。気圧の谷の通過が、風向きの変化でよくわかる一日でした。

地元パイロットの宮内君はBoomerang GTOで絶好調です。低いところから上げ直せるのはGTOの上昇の良さか!?パイロットの腕か?とにかく今年は注目です!頑張れ!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2010年04月10日 | Permalink

スカイパーク宇都宮

宇都宮スカイパークへお伺いしました。
高気圧に覆われ、久しぶりに朝から快晴となりました。午前中は北東風が強く、荒れたコンディションでしたが、午後になるにつれて南風に変わり、この春一番のスーパーコンディションとなりました。雲底2000m!鹿沼市上空には素晴らしい積雲が形成され、多くのパイロットが縦横無尽にエリア内を飛び回ることができたのです。

スカイパーク宇都宮インストラクターの水沼さんには「Boomerang 7(xxs)」が届きました。切れの良い旋回と、xxsサイズですがその素晴らしいパフォーマンスにご満悦でしたね!これでPWC八方尾根は女子優勝だ!ご声援よろしくお願いします。


さて、絶好調のBoomerangGTOもやはり大好評です。歪のない美しい翼と軽快なハンドリングに試乗された皆さんには絶賛いただいています。


試乗希望の方はAerotact宮田までご連絡ください。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2010年04月08日 | Permalink

BoomerangGTOデビュー!

GinGliders待望のNEWクラス2-3が日本上陸です。その名も「BoomerangGTO」。GTOとは“Gran Turismo Omologato”の頭文字を取ったもので、GTOは公道で走行可能なレーシングカーという意味です。つまり一般パイロットのための乗りやすいBoomerangといった感じでしょうか。




最初にグライダー持った感じが「軽い!」このファーストインプレッションはグライダー自重だけでなく、ライズアップ、ハンドリングにも同様のことが言えます。ハイアスペクトグライダーであってもこれだけテイクオフが楽なグライダーはかつてなかったと感じるほどです。
旋回特性は、切れすぎず適度なバンクを保ちながら滑らかに上昇していきます。上昇風にグライダー自身が自然と加速しながら入ろうとする特性は、兄貴分となるBoomerang7に似たものがあります。サーマルをサーチするグライダー!サーマルコアを掴むことがより簡単に感じました。



アクセレーション時のパフォーマンスも素晴らしいものがあります。特に荒れた向かい風において、オートマチックなピッチ安定で、ぐいぐいと前に出ていく特性は、Ginが「Bestプロファイル」と称賛するBoomerang 7の翼形からフィードバックされたものです。




シンプルな3列ライン構成によるライザーですが、翼は美しく仕上がっていて、見上げるとため息が出ます。特にリーディングエッジはまるで飛行機の翼のように美しく仕上がっています。
一斉を風靡したTritonに対し、今年のシリアルクラスはBoomerangGTO旋風が吹き荒れることは間違いないでしょう。今週末CooSpringCupでいよいよデビュー戦となります。お楽しみに!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2010年03月31日 | Permalink

CooXCカップ

JPAナショナルリーグ第2戦となるCooXCカップが茨城県エアパークCooで開催されました。
この季節、絶好のXCコンディションとなるつくばエリアで恒例となっています。昨年は横岡ゴール(88㎞)、黒羽ゴール(68km)と恒例の北上するビックタスクだけでなく、西野平野へ未知なる世界だった宇都宮ゴール(61㎞)も成立し、距離だけでなくテクニカルなタスクも選手をワクワクさせてくれました。果たして今年はどんなタスクが設定されるのか!?楽しみです。

初日、2日目は悪天候のためタスクはキャンセル。最終日22日は絶好のコンディションとなりました。
北関東平野部には北風が残ることから、いつものストレートに北上タスクではなく、筑波山系を2往復し、西のゴルフ場を取った後、48km北上し烏山ゴールの78kmが決まりました。

前半の筑波山系往復では予想以上に西風が強く、ツバメからのリターンは困難を極めましたが。如何に風上のリフトラインを飛ぶかがカギとなりました。他の選手がランディングを余儀なくされる中、Boomerang 7はそのパフォーマンスを見せつけました。
Boomerang7の最大の特徴はそのスピードや滑空比だけでなく、サーマルへ翼自身が上昇風を自動的に掴んでいく特性でしょう。翼は上昇成分を感じると自然と風上に向こうとします。パイロットはその逆らわず、グライダーに任せることでオートマチックにサーマルへ引き寄せてくれるのです。
サーマルのコアへのアプローチは捻じ込むというよりも、スピードを維持しながらグライダーに任せるといった感じでしょうか。

最終パイロンをクリアー後は、地を這うような弱いサーマルにしがみ付き流していきます。やや荒れた空域での旋回も、バンクを自在にコントロールできハイアスペクトを感じさせません。後半は2000mまで上昇し、やはりファイナルグライド勝負となりました。やや先行したIcePeak3大澤選手との一騎打ちとなりました。18km手前からファイナルグライドに入った宮田は、20秒遅れでキャッチできませんでしたが、そのは安定したハイスピードに感動です。
詳しいトラックログはこちらから

Max70km/h軽く凌駕するトップスピードにおいても、安定したグライディングを維持でき、結果高い滑空比を容易に引き出すことができるでしょう。とにかく乗りやすい!
進化を続けるBoomerangの歴史のなかでも最高傑作です。世界を目指すパイロットは是非お試しあれ!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2010年03月22日 | Permalink