2014PWC Super Final Turky Day3
ぽつぽつと雨の朝です。トルコエリアでまともに雨が降るのは初めて。こんな砂漠に雨を降らせるとは・・・。9月に入り、宮田が参加するすべてのイベントで最高のコンディションが続いていましたが、ついにラッキーパワーを使い果たしてしまったようです。
12時までウェイティング後、雨がやみ、風が収まってきたため、僅かな可能性にかけて低いテイクオフへ移動となりました。この低いテイクオフ、通常は観光タンデムフライトに使われています。2010年でも1回使われましたが、砂利の斜面を引きづられながらテイクオフしていった思い出があり、風が強いイメージしかありません。
ウェイティング中、アクロの達人ハンガリーのパル・タッカーが飛び始めます。風が強くなると、今も昔もアクロパイロットのアピールタイムが始まるのですね。対抗すべく、往年のアクロパイロット、リシャー・ギャロンも飛び出します。
始めはリッジソアリングだけでしたが、2人が何とかサーマルソアリングをはじめたのを見たコミッティは、ミニマムタスクを決定します。タスクブリーフィングの背後で2人はトップラン。良くやった!とばかりに選手も拍手喝采。
しかし、ウンドオープン時間が迫ったところで西側の雲が発達。雨のカーテンが迫ってくるのが見えます。このままやり過ごすかどうか!?主催者が協議しているところで、グライダーが吹き飛びそうになるガスト(突風)が突入!!今日もキャンセルが決まってしまいました。
残念ながらキャンセルが続きいていますが、少ない可能性のために尽力するスタッフの皆さんには本当に感謝です。とにかく好天を待つしかありません。