2020 台湾ツアーの巻


日本の冬期でも暖かく、北回帰線上に位置する台湾は安定した貿易風により、安定した穏やかな天候になります。日本からも多くのパイロットで賑わう台湾へ。SkyTECも恒例ツアーとして訪問です。

中部国際空港セントレアから出国して、約3時間で台北桃園国際空港に到着。台湾中央に位置するプーリーエリア近くまで移動しホテルに入りました。まずは近くのレストランで乾杯!七曲クラブ&SkyTECツアー団結式となりました。




台湾ツアーDay1
台北到着から台湾のほぼ中央に位置するプーリーエリアまで南下。まずはスロースタートのつもりが、ガンガンのサーマルコンディションとなってしまいました。

プーリーエリアは台湾中央に延びる山脈に対し西側に位置する盆地内にあります。テイクオフは高度差300mほどの西斜面なのですが、西日が当たり始める時間と、西から海風が入るタイミングが重なり午後から一気にコンディションが好転します。今日もいつものプーリーコンディションとなり、雲底1700mでエリア周辺フライトは楽しめました。

SkyTECメンバーも秋本さん3時間。薄着で油断した方も意外に寒い空中を2時間ほど飛べ、初めてとなる台湾の空を楽しむことができたようです。

夜は滞在先のピントン市街の夜市で夕食。相変わらず混とんとした市場ですが、台湾料理だけでなく、庶民エネルギーを味わうことができ面白い!

明日からは、サイチャエリアでフライトです。








台湾ツアーDay2
今日からお馴染みのサイチャエリア。冬らしい北風が強いはずですが、台湾島中央に鎮座する山脈が見事に風を淀ませて、サイチャのベストコンディションとなりました。

午前中は強い逆転層にてこずりますが、みんなでサーマルを探しガーグリング。これもまた楽しい。そして、午後2時、逆転層ブレーク後は、エリア内が降りられないほどの豊富なサーマルで夕暮れまでタップリ飛べました。

七曲ベテランパイロット達は六カメゴールまでのXCを達成。SkyTEC修行僧達、空中のソアリングは上達しましたが、フラットなサイチャテイクオフに苦戦します。ドンだけ七曲テイクオフが簡単か!身に染みて感じていただけたでしょう。さて、明日こそきっちり頭上安定させてのテイクオフを披露してください。

夜は恒例の夜市を探索。メインは海鮮料理。今年も美味しいカエル頂きました。2回戦はまたも台湾ラーメン。三回戦の締めはかき氷。夜のXCも満喫して、皆さん絶賛増量中。明日への鋭気を養いました。







台湾ツアーDay3
サイチャ2日目。秋本さん曰く「今日も良かったっけ~台湾最高だっけ~!」と1500mでたっぷり飛べました。謙語さん、秋本さんも遂にアサヒ山ゲット。メグさんも気持ち悪くなるぐらいセンタリング修行ができました。「信ちゃん危機一髪」の名場面もあり、喜怒哀楽ドラマな1日で今日も盛り上がりました。

明日は台北への戻りで、再びプーリーへ。この3日間は無事絶好調のSKYTEC修行僧達ですが、最後に更なるドラマが起きるかも!?こうご期待ください。





台湾ツアーDay4
フライト最終日は再びプーリーエリアへ訪問。到着した12時ごろはエリア内に積雲もあり、今日もガンガンかとビクビクしていました。しかし、午後からは積雲は消え、快晴なのにビシッと逆転層が張り出し、何故かサーマル対流が起こらず…。それでも、昨日まで良く飛べたので、みなさん焦らずゆっくりスタート。

今回お世話になった虎嘯山荘のテイクオフですが、一見きれいな傾斜のようで、最後に斜面が緩やかになるトリッキーな地形。さらには微風の修行コンディションのため、今日の「危機一髪シリーズ」はめぐさん!最後の竹藪をかすめながらのテイクオフに場内騒然でしたがギリギリセーフ。違う意味で盛り上げてくれました。

結局サーマル活動は好転せず、修行僧秋本さんは5本。皆さん無風テイクオフの極意を川合師匠に叩き込まれ、台湾修行を無事に締めくくりました。

夜は小籠包と水餃子で乾杯。街を散策しながらの帰りには、発見した謎の台湾神社を参拝。キラキラド派手の神社は、エンマ大王のような神様が祭られていてパワーをいただきました。ご利益ありそう。

明日は楽しかった台湾ともお別れ、台北経由で帰国します。






台湾ツアー最終日。
晴天のプーリーでしたが、フライト無。後ろ髪を惹かれながら帰国の途に就きました。

最後のタスクは桃園市をプチ観光。ランチはシンガポール風火鍋(しゃぶしゃぶ)ランチで打ち上げパーティー。あまりのボリュームに死ぬ覚悟で完食。美味しくいただきました。人懐っこい料理長と仲良くなり、シンガポール自慢をみんなで聞いて、レストラン2階の自宅まで招いていただきました。素晴らしい出会いに感謝です。

食べて良し。飛んで良し。そして暖かい!3拍子揃った冬の台湾ツアーは大満足で無事終了。また来年も行きましょうね~。




投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2020年01月15日 | Permalink

2020 Happy New Year の巻


新年あけましておめでとうございます
本年も宜しくお願い致します


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2020年01月01日 | Permalink

川根温泉空からサンタがやって来た!の巻



川根温泉開湯25周年記念イベント「空からサンタがやって来る!」に協力させていただきました。

我々パラグライダーパイロットが、サンタになりきり川根温泉前に空から舞い降ります。




開催期間中は毎日200名以上の子供達が集まってくれました。「サンタさ~ん、お帰りなさ~い」飛んでくるサンタを本物と信じるピュアな子供たち。その笑顔に本当に癒されます。

そして、プレゼントのお菓子を、目を輝かせて受け取りに来る姿はオジサンサンタの涙腺を緩ませます。小さなサンタファンからお手紙までいただきました。ありがとう~。








川根温泉周辺は安定した空域で、練習生も気持ちよくサンタデモフライトを決めてくれました。子供たちは「サンタさ~ん!」と大声で手を振り、そして露天風呂のオジサンたちも全裸で仁王立ちしながら手を振ってくれました。(笑)

川根町ではSL機関車だけでなく、パラグライダーにも手を振ってくれる文化が浸透してきたようです。嬉しい限りです。



地元メディアもこのイベントを取材していただけました。川根のクリスマスイベントとして浸透していけばよいですね。

静岡新聞はこちら



SBS静岡はこちら



御協力いただきましたSkyTECチームの皆さん、ありがとうございました。来年はもっと大きなイベントに育て上げたいですね。クリスマスには川根温泉で逢いましょう!

来年もよろしくお願いします。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2019年12月23日 | Permalink

SKYTEC大工アカデミーの巻


今日のミッションは、上原さんに頂いた倉庫を、ユニック(クレーンが装備されているトラック)での移動と設置作業です。ユニックのオペレーションをお願いしたヨコケン社長の神業が凄すぎるので、忘れないように記録に残しときます。

ユニックはクレーンの支点を何処に設定するかが重要。今回は、狭い斜面を登り、今あるコンテナを動かしてから、運んできた倉庫を設置します。支点はギリギリまでコンテナに寄せることが必要。

ここで社長「みんなで後ろから押してください」そして、笑顔で「最後の1gが効いてくるもんで」。なんだか良く理解できず、ただ押せば良いのかなと配置につきます。

「じゃあ行くよ~」ほぼフル加速から、タイヤを滑らしながら何とか上がっていきますが、トラックはドンドン減速。いよいよ止まりそうなときに我々が後ろから人力アシスト❗️コンテナにぶつかる~と思われた残り数センチでピタリと停車。ほえー流石。先ずは職人の度胸と技術精度に感嘆❗️



しかし、もっと凄かったのはこれからでした。コンテナを移動させて後、今度は本命の倉庫をトラック荷台から吊り上げます。不安定な斜面に対し、安定台となるアウトリガーを伸ばし、ゆっくりと作業は始まりました。

今まで重い倉庫が荷台にあった支点トラックは、重さを無くし、荷台後部は大きく持ち上がろうとします。固唾を飲んで見守っていると、出ました神の声「3人で後ろにぶら下がっといてねー」「倒れたら直ぐ手を放して逃げてください~」何ですと~

こんなんで良いのかと思いながら、ヤスマサン、小玉さんと手で荷重をかけます。そして、倉庫が設置定点に近づくべく、アームを伸ばし始めると❗️ほえ~トラック後輪が浮き始めます。我々も手でぶら下がるのも限界に近づき、もうダメ手を離そうとしたところで、指先に掛かっていた重さが物凄くゆっくりと消えていきます❗️

そして、100%荷重を感じなくなったときには、寸分違わず倉庫は定点に設置されていたのです。クレーン支点がバランスの中心となり、我々はまるで、倉庫とシーソーゲームをやっていたようです。



1000㎏を軽く凌駕する倉庫を吊るのにも関わらず、「1gが効いてくるもんで」この言葉の意味が、やっと深く理解できました。クレーン操作はラジコンによるリモートコントロール。指先にフィードバックがある訳もないのに、その先に起こることを想像した操作は神❗️「プロフェッショナルとは❗️」深く感じさせられる瞬間でした。

社長、ありがとうございました。
パラグライダーのプロとして、この1gスピリットを今後に生かしていきます。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2019年12月11日 | Permalink

川根小学校 Skytec Hunting Academy の巻


川根小学校パラグライダークラブ活動第5回。生憎の雨でしたが、こんな時にはSkytec Hunting Academy ! 猟友会のサヤちゃん&鈴木師匠に狩猟と害獣駆除のお話をしてもらいました。




里山への野性動物による被害。その駆除も自然界のバランスを整えることに必要なこと。そして、頂いた命はしっかりお肉としてありがたく頂くこと。ウ~ン今回も勉強になるな~。




やはり、猟に使う罠や、鹿を呼ぶ笛、そして猟銃のことになると、男子の目が輝いてきます。将来のハンターになって川根の里山を守ってくれ~。



パラグライダークラブ発足時に作った目標「パラグライダーで地域の絆を深める。」それに従い、飛べない時は、地域のために役に立つことを勉強するべし❗️




猟友会の師匠お二人、ありがとうございました。今度は、宮田&ヨドムラ先生で追い込み猟の修行に馳せ参じまするぞ~!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2019年11月22日 | Permalink