鵜山七曲パラグライダーオープンカップ2018 大会報告
鵜山七曲パラグライダーオープンカップ2018 レポート
実行委員会 宮田 歩
静岡県島田市に生まれた七曲パラグライダーパークも今年4年目を迎えました。開発当初から、地元川根町の皆さんをはじめ、島田市のご協力をいただき、全国大会を開催するまでになりました。本当に感謝致します。
さて、七曲エリアは、高度差700m。その名の通り大井川が狭い範囲で大きく褶曲した「鵜山の七曲」を眼下に望むことができるダイナミックな地形のエリアです。南北に流れる大井川には日中、駿河湾からバレーウインドが吹き込みます。バレーウインドは褶曲した地形で淀み、サーマルトリガーとなりテイクオフ前面斜面に安定して吹き上がります。このダイナミックなエリアを楽しみたいと北は仙台、西は北九州から80名の選手が集まりました。
25日(土)大会初日。
大会前日には台風20号が通過し昨晩まで雨が残りましたが、朝には快晴。テイクオフは雲の切れ間から幻想的な絶景が望めましたが、無情にも風は西風が強く競技フライトは不可能と判断。競技は中止が決定され、開会式は川根文化センターホールにて行われました。
その後、選手の皆さんには島田市観光タスクにGO!再度集まった懇親会では、団体の垣根を越えた選手間の交流が印象に残りました。ファルホーク前田氏、アウトバーン加賀山氏の協賛品争奪じゃんけん大会も盛り上がりました。
26日(日)2日目
雲一つない快晴の朝。今日も西風強風予報でしたが、東風のサーマルブローの押し上げに期待しスケジュールは早めにシフト、少ないチャンスにかけて選手はテイクオフへ移動。仮タスクも発表され、あとは東風ブローの押し上げを待つのみ。ダミーパイロットも万全の体制でウェイティングしますが、無情にも西風は強まるばかり・・・。10時に無念の競技キャンセルが判断されました。
下山後は、選手全員に賞品をお持ち帰りいただけるように、紙飛行機アキュラシー競技で順位をつけさせていただきました。優勝はベテランの小幡選手!さすが紙飛行機も直進安定性を重視した放物線で的を狙う作戦はさすがでした。
パラグライダーの競技会は天気次第なところがあり、今回は2日間フライトすることはできませんでしたが、スタッフのベストを尽くした御もてなしに皆さん楽しんでいただけたものと思います。
この大会は毎年続けられる記念すべき第一回大会です。第2回では選手の皆さんに川根の空を満喫していただきたい!スタッフ一同お待ちしております。
ありがとうございました。