2019 台湾ツアー


SkyTECスクールツアーとしては初となる海外ツアーです!今回は日本が冬型気圧配置で風が強まりフライト確率の悪くなるこの季節。冬海外ツアーの定番、温かい台湾サイチャエリアへ七曲フライトクラブの皆さんと訪問です。



サイチャエリアは台湾南部に位置し、北風の吹くこの季節に抜群のフライト確率をなります。台湾中央に南北にそびえる山脈が見事に風をブロックし、適度な西風となってエリア内は白くスモッグな景色ですが、穏やかなサーマル(上昇風)で練習生にもソアリング練習ができます。また、ランディングも広大で、アプローチにプレッシャーはありません。



1月12日
川根から関西空港まで車移動が大変でしたが、飛行機に登場してしまえば台湾高雄国際空港へヒトっ飛び!今回宿泊ベースとなるピントンのホテルへ、到着は遅くなり早速、食事は謎のおでん屋さん。台湾独特の具材でしたが、美味しくいただけました。まずはゆっくり休んで明日からの修行に備えました。



1月13日
ピントンからサイチャエリアまでは約40分。初日はランディング場とアプローチを確認してからスタートです。サイチャらしい白くスモッグな景色ですが、11時を過ぎると不思議と穏やかなサーマルが上がってきます。先ずはエリアになれるべくテイクオフ周辺でリッジソアリング。13時を越え、慣れてきたころにはサーマルも活発に。高度が取れたら平野部へも空域を広げていきます。15時には南風が強まり無理せず初日を終了。



たっぷり飛べた後はピントンの夜市へGo!スクーターバイクでごった返す路地を抜け、アジアらしい屋台で台湾海鮮料理を楽しみました。フライト後の夕食も台湾の魅力です。



1月14日
2日目は視界がクリアーで昨日と違いすっきりしたサイチャです。クリアーな分、昨日よりもサーマル活動は活発!今日のチャンピオンはアスカちゃん。川合師匠のリードで1200mの雲底に達し、隣の朝日山へ。田中さん、信彦さんもしっかりトップアウト(テイクオフよりも高くなること)でき満足な一日でした。




今日の晩餐はやはり夜市にある台湾式シャブシャブ店へ!有名店らしく凄く繁盛しているだけあり美味しくいただけました。最後はおじやにして〆。



1月15日
昨日とは打って変わって今日もスモッグで真っ白。毎日よく変わるもんだなと思うほどの変わりようです。気圧の谷の通過のため、大気も不安定のようです。午前中から良く上がります。上がりすぎて雲に入らぬようにグループソアリングに挑戦!日本ではなかなかできない練習が進みます。今日のチャンピオンは諸田さん。初の830mまで上げて1時間30分のフライト!自己記録更新おめでとうございました。
う!



今日の晩餐は小籠包の名店へGO!流石本場!飲茶が美味しすぎる。毎日違うバリエーションの台湾料理を楽しめています。



1月16日
低気圧の通過により、小雨の朝です。今日は晴れ間を求めて、台湾中央に位置するプーリーエリアへ移動することになりました。ピントンから2時間半のドライブ。北上するうちに雨は止み、プーリーに入るとなんと晴れ間が!ウキウキしながら入山手続きを始めたころには再び曇りとなり、安定した講習コンディションになってしまいました。




それでも雨は降りそうもなく、こうなったらランディングのターゲット大会!着陸精度を高める練習となりました。信彦さんは5本もフライト!ターゲットを狙いすぎた明日香ちゃんは「日本に帰りたくなーい!」ポーズで盛り上げてくれました。もちろん私はど真ん中を踏んで面目を守りました。





夜にはちょっとオシャレな日本式居酒屋で打ち上げパーティー!毎日飛べた4日間の楽しかったフライトの余韻に浸りながら、台湾最後の夜を楽しみました。



1月17日
10時とゆっくりホテルを出発。高雄空港から関西空港へ。関西空港から川根へのドライブを経て、川根へ帰還したのは21:30。時差もなく、近くて暖かい台湾はやっぱり冬の定番ツアーになりそうです。
来年も行きましょう!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2019年01月19日 | Permalink

川根小学校 あっちこっちハイキング パラグライダー体験


地元川根小学校のあっちこっちハイキングイベントでパラグライダー体験をさせていただきました。



2グループに分かれ、バームクーヘン作り体験とパラグライダーに分かれます。



パラグライダー体験は子供も、大人もノリノリ!50本以上飛んで、オジサンの足はパンパンになりましたが、子供たちの笑顔で気分爽快!




大きくなったらパラグライダーで大空に舞い上がってください!

川根の空で逢おう!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2018年11月09日 | Permalink

伊豆フライトハウス 冬合宿


冬のシーズン。冬型気圧配置が強まると素晴らしいコンディションになるエリアが伊豆半島にあります。関東平野を吹き抜ける北風と遠州を回り込んだ西風が見事に合わさるタイミングで、伊豆半島には極上のコンバージェンスコンディションとなるのです。SkyTECは毎年この季節、レッスンツアーで訪問、冬の合宿をさせていただいてます。




伊豆フライトハウスが管理する3つのエリアを駆使し、三筋山の日の出フライトから始まり、夕方の浅間山エリア。そして高度差1000mの箒山エリア。練習生からベテランパイロットそれぞれの技術レベルにあったこだわった練習ができます。




初心者には理想的な絶景の南斜面練習場、そして北風に対応した大峰練習場





三筋山エリアだけで北トップ、南トップ、駐車場TOとそれぞれが違った特徴の3か所のテイクオフ。風向きと技術に合わせ選択できます。



そして大好きな浅間山エリアではこだわったリッジソアリングと斜面ランディングの練習が可能。上級者には是非ともトレーニングに参加していただきたいものです。





今回の冬合宿も良い修行となりました。伊豆フライトハウスの鈴木校長を始め、恩ちゃん,伊予野さんありがとうございました。また来まーす!



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2018年01月31日 | Permalink

大佐北房XCプロジェクト


中国地方のXCフライトのメッカ岡山県大佐エリアで開催されたXCプロジェクトに参加させていただきました。過去にXC日本記録も樹立された日本屈指のエリアでのXCフライトは、本当にワクワクします。XC初心者の方も安全に楽しめるようにスタッフも万全のサポート体制でいよいよスタート!



北東風ベースとなった初日は大佐エリアからスタートすることになりました。本来、大佐・北房エリア共に上空の西風に乗って中国山地を東へXCフライトすることが一般的ですが、今回は全く逆方向の広島県方向西へ。約5Kmごとに設置された野外ランディング場所を確認しながら、ジグザグにコースを飛び広島県との県境にある鯉が窪道の駅を目指します。



まずは、地図上でコース上の地形を確認した後、スマフォアプリXCTrackを使ってコースを入力します。ランディング場所を確認しながら飛べるこのアプリは、競技だけでなくXCフライトにも非常に有効です。Livetrackシステムやランディング後の回収チームとの連絡にはLINEなど、昨今のデジタル通信機器を駆使したXCフライトも実践となりました。

東斜面にテイクオフがある大佐山エリアは、10時にはすでに活発なサーマルを示す良好な積雲が形成され、XCスタートの条件は整っていました。参加者は続々とテイクオフ!順調に雲まで上昇していきます。宮田は痛恨のライントラブルで急きょランディング…。慌ててリフライトで皆さんを後方から追いかけます。(大変失礼しました。送迎していただいた佐々木さんありがとうございました。)



先行は地元のエースパイロット明けちゃん。中盤は山田俊ちゃん。そして後方を送れた宮田がケアーする布陣でコマを進めます。上空の残った寒気の影響か、春らしい強いサーマルは7m/s!雲底高度は2000mに達しています。



最大の難所は新見市街地です。しっかり高度を上げたパイロットは楽々通過でしたが、低かったパイロットは無理せず予定していた場所へ野外ランディングを実践。市街地をパスしたほとんどのパイロットが目的地へ25KmのXCフライト達成となりました。おめでとうございます!地上サポートチームとの連携も完璧。最後のパイロット降りたころには回収された全員が道の駅に集合となりました。皆さん、美味しいランチを食べながら、XC談議で盛り上がります。




夜はラーメン大和で懇親会。真ちゃん特性の牛鍋美味しかった!地元トップパイロットの真ちゃんですが、夜のサポートだけでなく、次回は是非一緒に飛びたいですね。よろしくお願いします。さて懇親会の後は、宿で今日のフライト解析を行いました。皆さんのログを重ね合わせることで、上昇域が見えてきます。このデータを是非、次回に生かしてください。




日本列島南岸を通過する低気圧の影響で天候が崩れる予報であった2日目でしたが、なんと朝から快晴!雨は午後遅くなってからとなりそうです。東風ベースですが、上空の風も弱くこれは良さそうです。今日のコースは、昨日同様、鯉が窪道の駅を目指し、余裕のあるパイロットは大佐まで戻ってくる。60Kmのアウトアンドリターンに決定しました!コースは昨日のフライトでしっかりシミュレーションできています。宮田、今日は念入りにラインチェックして最初にダミーでGo!




高層雲が張り出すタイミングもありましたが、気温源率は良く、サーマル活動は昨日よりも活発です。クラウドベースは2000m!!雲底付近は雪が舞っています。そして、1500mを越えると雪雲の吸い上げが強くなるため、上げすぎずフライトすることがアナウンスされました。




今日も明けちゃん率いる先頭グループは楽々、鯉が窪道の駅へ到達。さらに西に進み広島県境まで到達したところで、西から接近する雪雲のため、無理せず鯉が窪道の駅にランディングとなりました。後半組は、発達した積雲により完全にオーバーキャスト。低いところはサーマルも弱く、厳しい状況でしたが、ひとたび弱いサーマルを追いかけ上昇すれば、上空は雪雲の吸い上げで回さずして上がっていきます。これは危険です!そんな中、1500m付近を上限に上げすぎずコマを進めたパイロットは無事に道の駅まで到達することができました。今日も皆さんハッピーランディング。



昨日のリベンジを果たした方も多く、今日も盛り上がりました。特に今日は、発達する雪雲には要注意なことがご理解いただけたと思います。常に気象の変化を観察し、異常を感じたらXCフライトを中止し、早めに安全な場所に降りる。良い実践になったのではないでしょうか。



春の強いコンディションの中、しっかりした準備で、安全にXCフライトをサポートいただきました、雪上校長をはじめスタッフの皆さま本当にありがとうございました。来年もぜひ呼んでください、よろしくお願いします。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2017年03月26日 | Permalink

XCセミナー in 吉野川


SkyTEC+空ともPGS合同のXCセミナーを徳島県吉野川エリアで開催です。初日11日は上空に寒気が残る弱い冬型気圧配置。香川県側から吹き込む北風により、吉野川エリア南斜面はリーサイド!春らしい強いコンディションとなりました。テイクオフは残雪の残る海抜1200mの水の丸エリア。初めてのエリアを理解することが今日のミッションです。



地元パイロットがガツン上げきるのを見て、我々もテイクオフ。テイクオフ周辺で高度を上げすぎないように、まずは吉野川近く金丸山周辺まで進み、大気のコンディションを確認です。クラウドベースは2200mに達したところで、対岸の三頭山付近へ調査開始。下層に吹きこむ北風の強さによりますが、対岸の南斜面は活発なサーマルが期待できるのでは?そんな狙いで紅葉温泉上空を目指しますが、予想よりも北風は強く、南斜面からのサーマルも押し込まれているようです。無理せず、金丸山へリターン。吉野川上空まで戻ると東西にリフトバンドが形成されており、楽々復活!「北風では吉野川の上で上がる!」セオリー通りでした。




北風でのセオリーを理解したところで、2本目は美馬橋ランディングへ野外着陸の練習を行いました。16時を過ぎても水の丸上空には2000mの積雲がしっかり形成されています。極上のアーベントサーマルで、狙い通り吉野川上空を東進。10Km先の目的地に到達。美馬橋周辺は東西のコンバージェンスで17時を過ぎても穏やかな上昇風帯に!コンバージェンス内に降りるのって結構難しい・・・。明日への良いシミュレーションができました。

2日目はどっぷり高気圧圏。昨日とは違い南西ベース弱風がエリア内を吹いています。こうなれば、高山テイクオフから三頭山への南斜面が飛べるクラシックなXCコースとなりました。東斜面を持つ高山テイクオフは9時にはファーストサーマルが上がり始めます。コンディションが整う前に皆さんテイクオフ開始。逆転層800m付近の逆転層を抜けるには、北側台地上の反射板上空へ!11時を過ぎ何とかサーマルトップは1600mを越え始めたところで東へXCスタート!



1200m以上の高度がある場合は、香川県との県境となる台地上を飛ぶことができますが、安全マージを取った我々は尾根先のサーマルを乗り継いでいきます。先行した三品さん、横井さんは逆転層下となる紅葉温泉上空でスタックするものの、美馬サーキットで上げきり三頭山上空へ。そのまま脇町方向へ流しましたが、逆転層はブレークせず無理せず小島駅へランディング。





後続組の宮田、清水さん、川合さんが三頭山上空に達したころ、予想より遅れた東風バレーウインドが下層に入ってきたようです。このバレーウインドがトリガーになりコンバージェンスでのサーマルは1900mまで上昇!無理せず東進はあきらめ、楽々るぶぶランディングまでリターンすることができました。



XCフライトは遠くへ直線を飛ぶだけでなく、その日のコンディションを最大限に利用したフライトをすることにその醍醐味があると言えます。特に、一日に変化する局地風を予想し、できるだけ広範囲を飛び、エリアに帰還するトライアングルフライトはその達成感は最高!シンプルに風下へのXCも良いですが、多くの判断と気象変化の読みが必要となるトライアングルXCを参加者の皆さんも理解していただけたと思います。



今回もフルサポートいただいたVANスカイスポーツの皆様、ありがとうございました。森校長の男気!今度はSkyTECが奉仕させていただきます!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2017年03月12日 | Permalink