伊豆ステップアップコース③開催日変更のお知らせ

伊豆ステップアップコース③参加の皆様

今週末は13日には、暖気が強い南風となって日本列島に吹き込み。14日は寒冷前線通過にともない、爆弾低気圧に発達し、春一番を吹かせる・・・。大荒れな天気予報となってしまいました。

そこで、当初の予定していた13,14日は中止とし、高気圧圏となる明日11日木曜日、12日金曜日に開催を変更とさせていただきます。




突然の変更で申し訳ありませんが、天候には勝てません。
ご了承ください。

参加できる方は、宮田まで、ご連絡ください。
明日11日だけでも、もちろんOKです。

明日11日は9時に伊豆フライトハウス集合となります。

よろしくお願いします。
宮田 080-3527-3575


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年02月10日 | Permalink

2016 Manilla XC Camp

今年もオーストラリアのManillaにXCツアーに訪れました。この冬、日本は記録的な寒波となりましたが、12月からオーストラリアはパラグライダーのXC新記録が樹立するほどホットな状態!昨年は250㎞がチーム記録でしたが、今年はどうなることやら!?珍道中はスタートです。


初日、Manillaに近いTamworthに着いた時から、地表風は10m/sを越える強風が吹いています。夕方風が収まることを見越してエリアに見学に行きました。この季節、Manillaの日没は20:30ごろ。日没になるころから風は収まり、夕方はアーベントの癒しフライトが可能となります。我々チームは、無理せずエリア見学と、カンガルーとの撮影でウォームアップとなりました。


2日目、3日目と気圧の谷が居座っているようで日中の西風は収まりません。早朝、風が強まる前のリッジソアリングで様子を見ますが、やはり風は強まり早めのランディング。無理は禁物。こんな時はオージーBBQで贅沢な時間を過ごしました。


4日目は風が弱くいよいよXCスタートの予報。気合を入れてエリアに行くと何故だか曇り・・・。どうやら晴れ間は午後からとなりそうです。我々は特攻隊長の月子さんからテイクオフ。弱いコンディションを凌ぎ、やっと晴れ間が広がってきました。すかさず月子さんは、地元パイロットと北上しますが、10㎞先から北風に阻まれあえなく撃沈・・。その他のパイロットもテイクオフ周辺で何とか頑張りますが、北から雨のシャワーが近づいてきます。無理せずManillaへグライディングしセーフティランディング。そして、夜にはバケツをひっくり返したような雷雨が通過。





5日目、6日目は高気圧圏内となり快晴!少々湿度はありますが何とかXCに行けそうです。やはり日中強めの南東風予報に、朝から飛び続け、雲底が高くなったらそのままスタートする作戦に。2時間ほどテイクオフ前をリッジソアリングで凌ぎ、西の平野を目指してXCを試みます。テイクオフ上空で1500mからスタートしますが、風向きは回収道路から離れる方向となる南東風。何とか道路まで出ることを最優先にすると、一気に高度をロスしてしまいます。しかし荒野には降りるわけにはいきません。最も距離を伸ばして植野さんが25㎞。やはり、バックしながら降りるほど強風。無理はできませんでした。



安全にXCフライトできる許容範囲を超える風に、残念でした思い切って飛ぶことはできませんでした。強い風でのサーマルハント方法や注意点などは身に染みて、良い経験となりました。それでもやっぱり悔しーい!また来年にリベンジしに来ましょう。


参加者の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年02月06日 | Permalink

2016 PNL日本グランプリ 「13th PG Cup in MtFuji」

JPAナショナルリーグ第1戦となる「PG Cup in 富士山」が朝霧高原で開催されました。今回は2016年PNLグランプリ対象大会でもあります。2015年に引き続きグランプリ連覇を狙います!

今年も、「西富士友の会」のご協力を得てハンググライダーテイクオフを使用させていただいています。ありがとうございます。通常のPGテイクオフエリアがある前山よりも、200mほど高い位置にあるため、離陸後すぐにサーマルに入ることができ、安全に選手を上空に連れて行ってくれます。本当に助かります。


初日は朝霧のベストコンディションとなりました。上空の北西風も弱く、サーマルトップは2300m。タスクコミッティは花鳥山脈を南北最大限に使ったタスクを設定。今年も富士山山頂から大きなシリンダーが設定。起点となる毛無山から離脱し、どの尾根にもどるのかがポイントになります。


テイクオフは間欠的なサーマルブローで、難しかったようですが、11時のスタートにはほとんどの選手が一斉にスタートを切ります。宮田はBoomerang10 の性能のおかげで、終始リード。後半は、ライバル正ちゃんとの一騎打ちとなりました。

2回目の毛無山もトップで折り返したところで、DKテイクオフに戻る判断で痛恨のミス。正ちゃんはそのまま養毛東尾根に入り込み見事抜け出します。フルスピードで追いかけますが、1分のも差をつけられ完敗・・・。さすが勝負師の正一郎は健在でした。

詳しい結果はこちらから

2日目は曇りベースですが、気温減率が良く曇っていてもタスクができそうです。早い時間はテイクオフは小雪がちらつく寒ーい状況でしたが、ミニマムタスクを設定して、南から接近する晴れ間を待ちます。

テイクオフに南風が入り始め、コンディションは劇的に好転!慌ただしくウインドオープンとなりました。スタートラインはテイクオフ目前。11:20のデパーチャーオープンまで、西富士山頂の雲の上で待機。東と西風のコンバージェンスラインは稜線上で「西富士グローリー」。絶景の中、SSA亀ちゃんと雲の上で待機します。


午後から弱まる日照予報に、とにかく時間との勝負!11:20からのデパーチャーオープンできっちりスタート!前半は、地元藤川選手と一騎打ちな展開となります。そして後半からは、突如、沖から現れた扇澤さんを交え三つ巴のバトルとなります。

勝負は、天子からのファイナル勝負までもつれました。常に高いポジションを維持していた宮田は、最終パイロン長者トップ手前からスパート!やや低く扇澤さんが・・・。YMCAまでのフルスピードガチンコ勝負となりました。

こうなれば互角のスピード!とにかくファーストゴールを死守すべく歯を食いしばります。よーしもらったー!と思ったところで宮田の飛行コース上には強烈なサーマルがヒット!思わずアクセルバーを緩め、態勢を整えたところで扇澤さんに低くパスされてしまいました。それでもESSラインまでは勝負は続きます。さあどうだ!

もう少しでゴールから1000mESSラインが迫る前で、扇澤さんのグライダーが大きくピッチアップするのが見えます。どうやら先にESSをカットしアクセルバーを戻したようです。残念4秒差で抜かれてしまいました。遅れて藤川さんもゴールカット。Ogiとの熱いファイナルグライドは燃え尽きました。

心配されていた日照は14時まで続き、コンディションは予想に反し好転!アッというまに終わってしまったタスクですが、PNL,N2L多くの選手がタスクをコンプリート!ハードだったタスクを称え合い、ゴールは選手の笑顔で溢れていました。

タスク2の詳しい結果はこちらから

2日間のレース展開はLivetrack24のイベントページからリプレイできます。


2日間、安定した成績で宮田は総合優勝!昨年から続き、PNL3連勝。また、2016年もPNLグランプリを手にすることができました。ご声援いただいた皆様、ありがとうございました。

パラグライダーの進化はまだ留まることはなく、まだ発展を続けて行くことでしょう。素晴らしいグライダーを開発、提供していただいたGinTeam開発スタッフに、本当に感謝です。


スタッフの皆様、お疲れ様でした。また来年もよろしくお願いします。ありがとうございました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年01月18日 | Permalink

伊豆ステップアップコース②「リッジソアリング編」

伊豆ステップアップコース第2回目のテーマは「リッジソアリング」です。

風さえ吹いていれば、簡単に思われるリッジソアリングですが、こだわって行うと奥が深い!リッジソアリングができる条件、そして「リッジソアリングができる空域」それと副産物ともなる恐ろしい「吹き抜け空域」。この2つをしっかり理解しなくてはなりません。

特に斜面が入り組んだ地形では、美味しい「リッジリフト」と恐ろしい「吹き抜け」は裏腹な関係となります。ちょっと気を抜くとすぐに「はまってしまう・・・」のです。

今回はこの「リッジリフト帯」と「吹き抜け」のボーダーラインを空中で体感し、斜面にランディングするアプロ―チの感覚を身に着けます。



初日は東風予報で三筋山からスタート。北東風の強かった午前中は、北テイクオフ前でリッジソアリングに挑戦。午後には南風と東風のコンバージェンスとなり、1500mの雲底を夕方まで穏やかにソアリングすることができました。スクールツアーで訪問のジャム勝、エアロクルーズ、MAPSの皆さんもたっぷりソアリングを楽しみました。




2日目は西風予報に丹那エリアへ移動。午前中は強めの西風に、スクール生も、もれなくソアリング。お昼前には予報通り西風が強まり、無理せずランディング。





3日目は再び東風に三筋山エリア。三筋名物「日の出フライト」に6:00集合。6:50の日の出に合わせてMAPS鈴木校長からフライト開始。絶景の中、穏やかなフライダウンは心が洗われます。

日中は北テイクオフ前、南テイクオフ前でリッジソアリングにトライ。慣れてきた数名の方はトップランまで達成することができました。






午後には予報通り南西風が入り込み、三筋山でのフライトは終了。そして、浅間山エリアへ移動して最後のリッジソアリングを試みます。宮田がデモフライト、安定した南西風でリッジソアリングできていましたが、O田さんが出るころには本格的な西風に変わりいよいよ終了となりました。結局、今日も早朝から夕方までたっぷり飛べた最終日でした。

3日間のステップアップコースがこれだけ飛べたのは過去ありません。「伊豆に雪を降らす男」として恐れられた宮田の汚名も少しは払しょくできたかと思います。

三筋、丹那2つのエリアでじっくりリッジソアリングが実践できましたが、これも第3回目の斜面ランディングのため。今回身に着けた目線を生かすチャンスです。皆さん是非参加してください。

3日間お世話になった恩田さんをはじめ伊豆フライトハウスの皆さん、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年01月11日 | Permalink

2016年 初フライトは「朝霧グローリー」

2016年明けましておめでとうございます。今年のフライト開始はやっぱり朝霧!

年末から続く暖かい朝霧は今日も健在!朝は湿った南風に覆われどんよりとしていましたが、昼前からは北風が押し返し、東西に延びるビックコンバージェンスが出現したのです。

反射板山の上空からコンバージェンスにコンタクト。一度、クラウドベースをゲットすると、後は東の平野部へGO!

湿った南風域に形成された積雲上面には、乗り上がるように北風が吹き上げいます。まるでサーフィンを楽しむがごとく、安定した上昇風が続いていました。遠くに富士山!そして、低い雲を足元に見降ろしながらのフライトは絶景でした。これは正月早々縁起がよろしい!今年は良いことがありそうです。

昨年末、丹那エリアで発生した通称「丹那グローリー」に乗り損ね、悔しい思いをしていただけに嬉しい!「朝霧グローリー」となったスーパーコンディションをパフォーマンスコースの皆さんと楽しむことができました。

Soyoの新しい軽量ポッドハーネス「エムシ2」。このフィット感は一度乗ったらやめられなくなりそう・・・。朝霧パフォーマンスセンターで是非、試乗してみてください。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年01月07日 | Permalink