Day1
いよいよバンクバーに向けて出発です。今回は伊豆フライトハウスとの合同ツアー。鈴木校長の大工修行時代の古巣バンクーバーでのフライトも大きなミッションとなります。
今回は成田からでしたが出国もスムーズ。カナダは日付変更線をまたぐので、同日27日朝に到着。ちょっと得した気分です。そして、バンクーバー空港では現地ガイドのNormとも順調に合流して一路Mt.Woodsideへ移動です。
ここ数日大気が不安定で、午前中は雨が降っていたそうですが、我々の訪問と共に晴れ間が!雄大なフレーザー川を見ながら、穏やかにソアリング。校長、オットーも無事にフライト。ウォームアップには最高の初日となりました。
Day2
カナダ西海岸周辺は低気圧の通過で、がっちり大気が不安定。
昨日と同じようなコンディションで、雨が降ったり止んだり。タイミングを見れば飛べそうということで、今日もMt.Woodsideに上がりましたが、風はやや強め。無理せず下山して観光モード。
近くにあるBridalFallという滝観光。巨大な針葉樹のパワーととマイナスイオンで癒されました。夜は成瀬シェフの指導もと自炊。楽しい時間を過ごせました。
明日からKerwonaへ。天気は回復傾向です!
Day3
天候の回復を見て、朝からChilliwackから東へ移動開始。途中SlomonArmで飛んだ後、夕方最終目的地のRevelstokeへ到着。
Revelstokeはカナダ有数のマウンテンリゾートで、2200mのテイクオフからは素晴らしいロケーションが望めます!19時を過ぎていましたが、夕方特有の穏やかな風でソアリングが楽しめました。高度差1700mのグライディングは最高。
明日から天候は回復。楽しみです。
Day4
朝から気持ちの良い快晴。Revelstokeでのベストコンディション予報にカナダ中から多くのパイロットが集まりました。丁度、カナダ祭日が重なり、イベントも開催されていてアクロバット、SIVコースも行われていて、エリアは賑やか。
我々は対流が激しくなる前に1本。校長、オットー、信彦さんも気持ちよくフライトできました。そして、クラウドベースは予報通り3200m!成瀬さんはあまりの寒さに早々にギブアップ。カメちゃんは3500mまで上げて宮田と70Kmのアウト&リターンを楽しみました。夕方も穏やかにもう一本フライト。Revelstokeをたっぷり楽しめた1日でした。
Day5
今日もRevelstoke。朝から気持ち良い快晴。午後からサンダーストーム予報に、午前中勝負でテイクオフへ移動。安定した西風で、テイクオフ前では信彦さんものんびりソアリングできました。校長、オットーも気持ちよくフライダウン。そして、カメちゃんは今日も4時間のフライト。寒気の流入は予報より遅れ、結局夕方まで飛べた一日でした。
カナダパイロットはとてもフレンドリー。ランディングでは、地元パイロットとの交流が深まります。同じ車椅子パイロットのロスさんは、校長と意気投合。今度は日本で一緒に飛ぼう!深い絆が生まれ、良い出会いとなりました。
明日、Golden訪問予定です。
Day6
Theカナディアンロッキーとして名高いGoldenに訪問しました。世界有数の山岳エリアとは聞いていましたが、テイクオフ、ランディングは素晴らしく整備されていて時間を選べば練習生でも楽しめそうです。
午前中早い時間、雲底は低かったものの、午後には雲底3000mまで押し上がり、噂通りのポテンシャルを見せてくれました。校長、信ちゃんは穏やかなうちにフライダウン。宮田、カメちゃんは谷を南にXC30Km。壮大なカナディアンロッキーを見ながらのフライトは感動の一言。本当に来てよかった…。今回アテンドしてくれたノーマン、リチャードに本当に感謝です。
帰りに謎の日本料理店で食事。Goldenのランボーことリチャード家と楽しい時間が過ごせました。素晴らしい出会いにも感謝です。
Day7
ツアーも後半戦。険しいカナディアンロッキーから離れ、美しい湖と丘陵が続くOkanaganValleyに移動。今まで圧倒されてきた景色とは違って、のどかな田園風景の中リラックスして飛ぶことができました。
カメちゃんは地元パイロット達と大きな谷を周回するXCへ。日本らしい弱~いコンディションでしたが、我々にはピッタリ。地元の強者パイロットが途中降りてしまうなか、カメちゃんはキープハイで生き残り、見事ランディングまで生還。校長、信ちゃんもエリア内でのんびりソアリングを楽しめました。
夜は宿泊先の古い農家で自炊。陽気なカナディアンと美味しい料理、今晩も楽しい時間を過ごすことができました。
Day8
朝からしっとりした雨。昨日まで飛べた余韻を楽しむようにゆっくりスタートです。朝食はカメちゃんプロデュースのサッポロ一番塩ラーメンを美味しくいただき、Okanagan湖を観光しながらゆっくりバンクーバーを目指すことになりました。
Okanagan湖はフランスのアネシー湖に雰囲気がそっくりです。綺麗な水質で、周辺はリゾートですが、少し離れれば、美しい果物畑に囲まれていて最高の場所でした。次回は是非サーモン釣りにも挑戦したい!
さて、バンクーバーに到着しましたが、残念ながら雲底は低く、お目当てのグラウスマウンテンは飛べませんでしたが、巨大なショッピングモールでお土産購入。そして、夜はNormお勧め謎のラーメン屋で勝負!見た目、味はギリギリ合格点でしたが、成瀬さんチョイスのみそバターラーメンはちょっとはずした感が…。ラーメンビールにはびっくり!中身は冷やしラーメンで予想外に美味しかったです。
明日はツアー最終日。楽しかったカナダから帰路に立ちます。
エピローグ
楽しかったカナダツアーも無事終了。初めてのカナダ訪問でしたが、Norm、Richardによる完璧なサポートのおかげで素晴らしい体験ができました。そして、伊豆フライトハウス鈴木校長もハンディキャップを抱えながらのチャレンジに改めて尊敬!ご一緒させていただき光栄でした。皆さんに感謝です。
雄大なカナディアンロッキーがもたらす恩恵に感動し、人間の存在など、改めて小さく感じてしまいます。そこに暮らすカナディアンはその自然と対峙し、楽しさも厳しさも受け入れ共存しているように感じました。また必ず訪れなくてはならない場所が増えてしまいました。
世界は本当に広い!