PWC韓国 5月21日

日本列島に停滞していた前線は予想以上に北上してしまった様子・・。朝から霧雨のムンギョンです。

最終日に勝負に出るつもりでしたが、残念ながらタスクはキャンセルとなってしまいました。

ちょうど悪い周期の天候に翻弄されたところはありましたが、2日目、そして5日目の空中でのタスクストップには疑問が残ります。強風が予想されるのであれば、時間を早めたり、タスクの内容で安全性は確保できたにもかかわらずの決定に残念です。

選手は競技をしたくて、大会に参加しているはずですが、観光気分でPWCツアーに参加しているのでは何をしに来ているのかわからなくなってしまいます・・・。

オーガナイザーも選手も、もう少し真剣に考えなくてはならないと感じてしまいます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年05月21日 | Permalink

PWC韓国 5月20日

朝から厚い雲に覆われた空です。昨日の天気予報では、昼過ぎまで晴れる予報!?とりあえずテイクオフへ移動。

テイクオフにつくと、さらに雲は厚みを増し、雨もぽつぽつ・・・。

宮田は昨日のBoomerang8のハンドリングをチェックし、トップラン!完璧なハンドリングに大満足!よーしやるぞー!気合十分。

ところが韓国空軍から周辺に積乱雲が近づいているとの情報が入ってきました。遠くで時折、雷音始まりました。やはり、タスクキャンセルが決定し、選手はフライダウン。

まだ表彰台のチャンスあり!最終日に望みを託します。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年05月20日 | Permalink

PWC韓国 5月19日

今日も南強風予報ですが、昨日のこともありテイクオフでまずはウェイティング。やはり午後には風が穏やかになり、エリアを大きく回る、71kmのタスクが決まりました。



ウインドオープン後、南風でテイクオフ前は大きなリーサイドとなり、荒れた空域に!宮田はすぐにランディング上空に出て、平野部のサーマルをヒット!乱れていますが強烈です。1200mまで上げきったころに、低い選手がレベル3をコールし始めます。

そりゃ、リーサイドで低けりゃ荒れているでしょう。回しながらそんな風に思っていると、すぐに「タスクキャンセル」がコールされてしまいました・・・。

平野部で高い分には、レベル1なのに・・・。しかも、ランディング後には風が穏やかとなりタスクは間違いなく成立していたでしょう・・・。まったく残念です。




悔しいので、グライダーテストもかねてフリーフライトに上がり夕方のアーベントコンディションの中、Boomerang8のハンドリングを最終決定することができました。



明日は良さそうです。上位まで僅差です。勝負に出ます!


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年05月19日 | Permalink

PWC韓国 5月18日

昨晩の予報では2000m上空で南風40㎞/の強風予報。今日は無理かな・・・。そんな雰囲気でテイクオフへ。

やはり風はすでに強く、とりあえず昼過ぎまでウェイティング。やはり良すぎるコンディションは対流風を強めてしまいます。待つしかありません。



ところが、午後まで待っていると、高層雲の張り出しとともに風は劇的に弱まってきます。そして、ダミーが安定して上がり始めたのを確認して、タスクコミッティは風の弱いエリア内を回る52.8kmのエラップスタイムレースを発表、競技は開始されました。



宮田はスタートを最終グループまで遅らせ後発からまくる作戦に。途中、高層雲はさらに厚みを増し、サーマル活動を抑え込みます。さらに、テイクオフは東風が安定して吹き込むようになり、テイクオフ前を強い下降気流帯としてしまいます。多くの選手がこの空域で高度を落とし、ランディングを余儀なくさせられることに・・・。



宮田は焦らず、高度を取り無難に難所をパス。スタックしていた先頭集団を射程圏内まで詰めることに成功します。遅い時間になると夕方特有の谷の中は、穏やかな上昇風帯となりスピードは増します。

トップ集団は捉えきれませんでしたが、タイムでは10分遅れでゴール。トップはまたもUSAビックバードチームのJackBrown.宮田は、タスク総合成績10位と踏みとどまりました。結局25名がゴールコンプリートしました。



スタート前に大勢のパイロットが降りてしまう波乱から、トップでも682点と低い評価となってしまいましたが、、宮田は611点をゲット。大会総合成績も7位まで上がってきました。

詳しい成績はこちらから




夜にはGinパーティが盛大に開かれ選手は厚くもてなされました。テコンドーのショーは感動しました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年05月18日 | Permalink

PWC韓国 5月17日

昨日の反省を踏まえて、今日の集合は9:00。早めにテイクオフへ上がって準備します。

テイクオフはすでに西風が強く、サーマルコンディションも十分に見えます。午後にはエリア内の北西が強まる予報から、盆地中央のスタートポイントをとった後、78km南の平野部へのストレートゴールが決まりました。

ゴールから半径15㎞には空軍の練習空域があり、海抜2000m以上に高度制限が設けられました。テイクオフ周辺のサーマルトップは3000mに達しています。これは注意しないと・・・。



やはり、テイクオフの風はさらに強まり、後半の選手はテイクオフに相当苦労したようです。そして、強烈なコンディションでレースはスタートしました。

宮田、大澤、正木はスタート前に高度を落とし、やや遅れてスタート(それでも2000m)。焦らず追走します。そして平野部に出たところでは、南斜面のリーサイドで一発逆転の強烈なサーマルにヒット!出ました+10s/m、バリオは真っ白、かん高い音色とともにロケットのように上昇していきます。一気に2300mまで上昇し、先頭集団をキャッチすることに成功。



平野部のコンディションも素晴らしく、10㎞の等間隔で強いサーマルがあり、スタックすることなくファイナルグライド勝負となりました。



ちょうど15㎞の高度制限が始まるところで、最後のサーマルをヒット!宮田は2000mで離脱、残り16㎞で勝負にでます。残り15㎞で高度は1955mぎりぎりで高度制限をパス。ゴールへなだれ込みます。



トップはUSAビックバードチームのDeen。続いてイタリアのJimmy。ぶっちぎりの1時間31分の2人。宮田は3分遅れて1時間34分、12位。

約20名の選手がテイクオフできなかったため、トップ911点でした。宮田は862点とまずまずの滑り出しとなりました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年05月17日 | Permalink