PWC SuperFinal Day7

まだ下痢気味ですが体調は回復してきました。
しかし、テイクオフでの担ぎ上げは馬のポーターにお願いしてエネルギー温存です。ちなみに3000ペソ(150円)


タスクは131km!日に日に大きくなっていきます。コンディションも良く問題なさそうです。

レースは残り20㎞まで大集団で進みます。トランジットスピードは常にフルスピードにもかかわらず、これだけの集団が維持されるのは不思議です。パイロットの技術、グライダー性能が拮抗しているからでしょうか。

今日もファイナルグライドまで勝負はもつれました。残り10kmのファイナルグライドは雲底下をフルスピード勝負となりました。

やはり最初に見切ってスタートした集団は速く、宮田は5分遅れ・・・。最後に集中力を切らしてしまいました。

それでも925点と悪くはありません。腹の調子も良くなってきました。残り4本は攻めます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2013年01月22日 | Permalink

PWC SuperFinal Day6

宮田の災難は今日も続くことになってしまいました・・・・。

朝3時に腹痛で目が覚め、トイレに走ると激しい下痢。恐れていた食あたりになってしまったようです。日本人は大澤さん、成山さんを筆頭に多くのヨーロッパ選手たちも下痢に苦しめられたいたのです。

食べ物、水には十分注意していたにもかかわらず、どこのレストランで補菌したのか分からない状況。まるでロシアンルーレットのような恐ろしい状況で見事ヒットしてしまったようです。

下痢と悪寒で今朝はほとんど眠れず、トイレとベッドの往復となってしまいました。

幸い今日はレストデイ(5日間飛べると休息日を設けるルールあり)となっていたので、町の病院に連れて行ってもらいました。

通訳のステファにさんに病院に連れて行っていただきました。親切なサポートで助かりました。病院のドクターはまた来たかとばかりに、食あたりの薬を処置。一日寝ていれば治るぞと簡単に終わってしまいました。

今日はゆっくり休んで明日に備えます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2013年01月21日 | Permalink

PWC SuperFinal Day5

朝から晴れ!今日も良さそうです。しかし、今日は災難な一日でした。

まずテイクオフでグライダーを広げると、何とラインが1本切れているではありませんか!急いで余ったラインで応急処置を施しました。

111kmのタスクが発表され、気合十分!最初にゲートに入り、2番目にテイクオフ。しかし、リバーステイクオフから振り向いたら、前回の失敗したパイロットが見事にブロック!!力いっぱい激突した後、レッドブルテントにグライダーが見事に引っかかってしまいました・・・。途方に暮れていると、古い友達のFelix(アクロチャンピオン)が長い棒を持ってきて取ってくれました。


持つべきは友達だなあとしみじみ感じながら、再度ラインチェック。幸い体も、グライダーも損傷はなく、慌てずしっかり準備してテイクオフすることができました。

エアスタート時間の11:30には十分間に合い、気持ちを入れ直しレースに臨みました。レースは順調に展開、宮田は常に良いポジションでやはりファイナルグライドまでもつれました。

トップ集団はギリギリの余裕到達高度でファイナルグライドに入りました。やや後方だった宮田は、鳥が飛んでいた西側をコース取りします。真っ直ぐゴールラインに突っ込んだ組は強いシンクにつかまりドンドン高度を下げていきますが、それでもアクセルバーを緩めることはありません。


ゴールは飛行場の滑走路です。ゴールライン手前に数名が降りてしまうのを、見ながら宮田は楽々ゴール!コース取りが勝敗を分ける結果となりました。ゴール前に刺さったのはキング、クリーゲルマウラー。絶好調のミハエルシーゲルも10m手前にランディング・・・。伝説の男ルカドニーニはゴールライン上に降りて何とかゴールと認められました。

昨日から下痢で体調を崩していた大澤さんも見事ゴール。そして絶好調男こと廣川さんはゴールラインを2mの高度でパス!滑走路にフォローで刺ささり、男を見せました。



宮田も950点をゲット!総合順位も20位と上がってきました。上り調子です。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2013年01月20日 | Permalink

PWC SuperFinal Day4

今日は朝から青空が・・・。こちらに来てから毎日曇っていただけにこれは良さそうです。

今日はコロンビアらしい派手なバスに乗ってテイクオフへGo!写真は今回のホテル同部屋のハッチです。

タスクは97kmのジグザグタスク。平野部を大きく往復する中で、ジグザグと飛びます。今日もBoomerang9チームは絶好調。終始トップ集団をキープします。宮田もスピードバーの調節がうまくいき、やっと調子が出てきました。


今日もドラマはレース途中3つ目のターンポイントでやってきました。ターンポイント近くで野焼き発生!!トップ集団は迷わず煙に突っ込みます。
最初、弱かったサーマルも気が付くと、サトウキビ畑は大火事になっているではありませんか!!突然竜巻のようなサーマルが上がり、パイロットは次々に吸い込まれていきます。
宮田は、ひえーっと横目で見ていましたが、もう少し寄ってみようと思ったのが運のつき、見事に吸い込まれてしまいました。

グライダーはぐちゃぐちゃになりながらロケットのように打ち上げられていきます。下から上がってくる黒い燃えカスは、渦巻きのように上がってくる空気を可視化してくれますが、まさにトルネード!!何とかグライダーを立て直し、スタコラッシュと逃げ出した時にはほぼ雲底の2600m!まさにワープゾーンに乗った感じでしたが、危なかった・・・。ブルガリアの野獣ヤッセンはこの煙の中で潰れてツイスト、パラシュートを投げ事なきを得ました。

バリオのメモリーは最大上昇率17m/sでした。瞬間上昇は30m/sを超えていたかもしれません・・・。過去最強のサーマルには間違いないでしょう。

さて、その後も順調にレースは進み、やっぱり勝負はファイナルグライドまでもつれました。残り10kmでラストサーマルをヒット!どの高さで離脱するのか!?
バリオのゴール到達高度が+に転じ、いよいよの時、宮田は保険のために1周多く回してしまいました。


ファイナルグライドでは数機抜きましたが、トップから1分遅れ。勝負に出ればトップも・・・。チャンスはあります。

スピードバーの調節も良く、やっとスカッと飛ぶことができました。調子は上り調子です。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2013年01月19日 | Permalink

PWC SuperFinal Day3

今日も昨日と同じく、曇りの朝です。雨が降っていないぶん少し良い感じです。
ここRoldanilloは日の出時間は6時ですが、テイクオフへのバスは何と7:30に出発です。一日が長い・・・。

今日は晴れてくるのが遅れ、ダミーもなかなか上がっていきません。上層の雲もどんどん増えていく中、決まったのは77kmのゴールレース。

スタート前から集団は2手に分かれます。日照が多めだが、サーマルが断続的なの平野部。ドン曇りだけど積雲下の吸い上げはしっかりしている山側。
宮田はテイクオフが遅くなり、そのまま山側で待機。スタート時間が近づくにつれ、山側は更に曇り、コンディションはどんどん弱くなっていきます。

降りてしまいそうな状況でスタートタイムが来ました。平野部組は雲底から悠々とスタート切っていくのが見えます。しまったと思いつつも、こちらはまず高度を取ることに集中です。
慌てず何とか難所を切り抜け、先頭を追いかけます。

2個目のターンポイントで何とか先頭集団の最後に追いつくことに成功。先頭を突っ走る数名は平野部をまっすぐ突っ切るコースへ!それを追いかける集団も同じく追走します。

宮田はベネズエラの大将ことMichaelとコースを変え、対岸の丘の上を真っ直ぐ!勝負に出ます。狙いは工場の黒煙モクモクの煙突です。
ギリギリの高度で黒煙に入ると、強烈な上昇風が迎えてくれ、一気に雲底へ!どうやらサトウキビの加工工場らしく、黒煙は意外に甘い匂いでした・・・。

これでほぼ先頭に躍り出ることに成功!のこりゴールまで30km。一気にグライドに入ります。
しかし、コース上に雨が降り出してしまったのです。もちろんサーマルもなくそのまま距離を伸ばすのみとなってしまいました。2km先の野焼きに突っ込めば上がるかもしれませんが、高度が足りません。

最終的に降ろすところはなく、引き換えし牧場にランディング。グライダーをたたみながら、今日はこんなものかと思っていたら、30分後、何と弱い日差しが戻ってきたのです。
後発組のパイロットがどんどん頭上を越えていきます・・・。最後にやってきた数機は強烈なサーマルをヒット!はるかゴール方向へ消えていきました。

廣川さんはその一人。68km飛んで4位!素晴らしい!ねばりでした。トップ、2位はBoom9のSegelとAron.コンディションがトリッキーでも強いパイロットは必ず上位に入ります。

調子は良いので、気持ちを入れ替えて飛びます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2013年01月18日 | Permalink