2014PWC Super Final Turky Day1

2014PWCSuperFinalいよいよ開幕です。初日はトルコらしい快晴の朝。

久しぶりに会う選手とあいさつを交えながらも、内心、ライバルへの燃えてくる気持ちで不思議とドキドキします。

ワクワクしながらの1stタスクでしたが、長いウェイティングの後、風向きが悪くキャンセルとなってしまいました。

11日間の戦いは、まだ始まったばかりです。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2014年09月25日 | Permalink

2014PWC Super Final Turky プロローグ

2014PWCスーパーファイナルがトルコのパムッカレで開催されます。パムッカレはローマ時代の遺跡と、石灰岩が作り出す真っ白い風景とがマッチした風光明媚な場所です。世界遺産としても登録されていて、毎日大型バスで大勢のツアー客が訪れる一大観光地となっています。

フライトエリアの特徴は、最も低いパムッカレのある平野部で200m。台地の上が1000m。さらに上にあるテイクオフが1600m。と三段になった台地地形で構成されています。当然、何段にも異なった空気の層が形成され、高度はもちろん、場所によって風向風速が大きく変化するトリッキーなコンディションとなります。午後には地中海から西寄りのシーブリーズが強く吹き込み、良くも悪くもコンディションを大きく変化させます。平野、台地、シーブリーズとこの変化を読み切り、勝負所に生かすのが今回のキーとなりそうです。

2010年のスーパーファイナルで訪れた際はBoomerang8でした。初の2ライナー機はトップスピードが70km/hを超え、この大会ではとにかくスピードが注目された大会だったように思い出します。宮田は最終日、痛恨のブットビで表彰台を逃してしまいましたが・・・。

4年が経過し、グライダー性能は飛躍的に進歩しました。ハイスピード時の安定性だけでなく、大きな差となる上昇性能の向上により、レース展開も大きく変わってきました。より集団で飛ぶことが多くなり、集団から離れ精度よくスパートに入る、判断力が問われます。

このテクニカルなエリアと、昨今のレース展開は、自分の得意とするフライトスタイルとマッチします。新しいハーネス「GenieRace3」は、乗り慣れた相棒「Booomerang9」との相性も良く、さらなる滑空性能を引き出してくれます。

準備は万端です。2連覇目指します。ご期待ください。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2014年09月24日 | Permalink

TRITON2 日本上陸!

NOVA「Triton2」ついに日本上陸です。前作「Triton」はEN-Dグライダーとして、XCパイロットに愛されました。2代目となった「Triton2」ですが、EN-Cクラスとして認証をパス。NOVAテストチームからは今まで通り「EN-Dパイロットに楽しんでいただきたい翼」とコメントしていますが、日本のコンディションではどのようなパフォーマンスを表現するのでしょうか?秋風を感じ始めたエアパークCooにおいて98㎏のスターティングウェイトでテストを行いました。



グライダーを広げての印象はシンプル!アスペクト比6.4のロングスパンから想像できないほどグライダー自重が軽い!プラスチックバテンもリーディングエッジ部のみ、そして翼内部のダイアゴナルリブも最小限の配置となっています。とにかくシンプル!Mサイズで5.4㎏の自重もうなずけます。

軽量な分、ライズアップは軽快。テイクオフは強めの風でしたが、ライズアップ時には必要以上にシュートすることはなく、頭上安定はこのクラスとしてはオートチックに感じます。アスペクト比が6.4に抑えられたとは言え、ライズアップ時にはきれいに広げてからインフレーションを行うことをお勧めします。


パイロットは、空中に浮き始めた瞬間に、そのパフォーマンスを感じることができます。上昇風内でグライダーが加速していく感じが強く、体重移動を先行させロールの動きが始まると同時にブレーク操作。強い遠心力を生みがしながら、スムーズに旋回上昇に移っていきます。これは気持ちイー。

くもりベースの穏やかなコンディションでしたが、弱い上昇風を的確に掴む上昇性能は感じることができました。そしてグライドパフォーマンスは素晴らしい!の一言。今までのEN-Cクラスとは比較にならない性能です。滑空性能はEN-Dクラスとして考えておいたほうがよさそうですね。特にランディングで!


ビックイヤーも潰した翼端が暴れることなく、3ライナーらしく安定して行うことができます。シンプルなライザーシステムは、A、Bライザーがしっかり分かれていることから、ライズアップだけでなく、Bストールもスムーズに行うことができます。

穏やかなコンディションの中でのテストでしたが、見た目のハイアスペクトとは裏腹な、まさにEN-Cクラスといったグライダー特性のギャップに驚かされました。冬、春の強いコンディションでもテストは必要ですが、一般的な日本のコンディションでは、EN-Cクラスをお探しの方に本命となりそうです。



これからの秋のシーズン、試乗には最適です。Sサイズの試乗機も入荷予定です。ご希望の方は販売スクールにお問い合わせください。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2014年09月04日 | Permalink