2013 PWC SuperFinal Brazil プロローグ
地球規模での気候変動か!?北半球USAでは大寒波が、そして2013年末、ブラジル南東部でも記録的な降雨による大洪水が起きました。特に、2013年PWCスーパーファイナル開催のため準備を進めていたBaixoの街も、壊滅的な被害を受けてしまい大会は中止せざる負えない状況になってしまったのです。
急遽、代替え地として名乗りを上げてくれたのが、同じ州にあるGovernadorVaradares(以下GV)。過去にハング、パラの世界戦を開催したこともある、ブラジル屈指のエリアです。実は宮田が、2000年に初めてPWCに参加した思い出深いエリアでもあります。
日本からGVまでの移動時間は約72時間!!ほぼ3日間かかる移動の中で、時間の感覚は薄れ、GVに到達したときはその安堵感から時差ぼけは解消されているほどです・・・。
14日。長旅の疲れを和らげるべく、そして35度を凌駕する暑さに体を慣らすべく、リラックスフライトからスタートとなりました。
テイクオフはGVからダートロードをトラックで1時間。赤茶色い濁流の大河を隔てた1200mの単独峰です。午前中は発達した積雲が雨を降らし、テイクオフは雲の中・・・。なんか2000年と変わっていません。午後になると不思議と雲も高くなり、絶好のコンディションとなりました。
なだらかな丘陵地が続く平野は、積雲が列を成し、どこまでも飛んでいけそうな感覚にしてくれます。ウルグーというカラスとトンビの中間のような猛禽類がサーマルを教えてくれます。
テイクオフのある単独峰を離れ、GV町の周りを大きく回り、最後はメインランディングとなっている河川敷の公園に降りました。初日のウォームアップには丁度良いフライトとなりました。
今回のアエロタクトチームは、浜名湖PGSの青木翼さん、宇都宮スカイパーク水沼さん、Ginglidersテストパイロットのハッチ、そして宮田の4名です。
明日は公式練習日とレジストレーション。もっと広範囲の調査を行います。