EN-BでXC記録に挑戦!
移動性高気圧は中心が関東平野を通過。典型的な関東平野のXCビックデイが訪れました。今回はEN-BグライダーでのんびりとエリアXC記録を狙います。
Gingliders「Atlas」を扇澤さん、NOVA「Mentor3」を宮田が!スカイパーク宇都宮の水沼さんはIcepeak7で力強いパートナーとしてご一緒していただきました。
エアパークCooのある筑波山系は朝から良好な積雲がポコポコと形成され、絶好のコンディショが期待されます。予報では南風が宮城県まで吹き抜けることに!これは期待できます。
11時の出発時は筑波エリア周辺周辺の東風は強めでしたが、難関の高峰を越えると、順調に南風が吹き始めます。1800mの雲底から北へのトランジット対地スピードは約50km/h。これはちょうど良い感じです。
烏山周辺からは、那珂川に沿って吹き込む東風と本流南風のコンバージェンスラインが南北に形成されました。雲はまっすぐ白河方向へ続いています。あとは確実に雲に沿って飛べば良いだけ!
3人でグループフライトをすると、誰かがよいサーマルにヒットします。力を合わせ順調にコマを進めます。そして難関となる福島県白河市へ到達しました。
ここで雲は白河市を回るように2手に分かれます。上空の西風と福島空港を気にした宮田は、迷わず西側コースを選び扇澤さん、水沼さんを牽引。しかし、これが大失敗・・・。予想外に地表は南東風が強く、あっという間に上昇風帯から押し出されてしまいました。
宮田は白河市西側にあえなくランディング(105km)。少し高かった2人はさらにコマを進め郡山市まで距離を伸ばしました。扇澤さんは125km。水沼さんは120km(日本国内女子記録)。
EN-BグライダーでのXCフライトはリラックスできて本当に楽しい!コンディションさえ重なれば100km越えも可能です。夢が広がりますね。