2014PWC Super Final Turky Day8
少し暖かい朝です。少しづつ北風が収まってきたようで、やっと1700mのメインテイクオフへ移動となりました。テイクオフに着いてみると、観客席のテントが吹き飛んでいます・・・。そしてやっぱり北風強風。あまりの寒さに選手はバスから出ようとしません。オーガナイザーは、逆転層下の低いテイクオフへ移動を指示しました。
低いテイクオフは弱い南西風。これは飛べそうですが、今日もガッチリ逆転層が見えます。昨日と同じ展開が予想されます。コミッティは台地の縁を2往復する48kmのタスクを決定。大きく湾曲している台地を大回りするのか?それとも低いところを最短距離で行くのか?選択肢を持たせました。今日も15:00にエアスタートです。
昨日のこともあり、スタート前には台地の上空に這い上がり、逆転層を突き抜けるサーマルを掴むことが求められます。宮田のグループは果敢に台地を攻めて、ついに2300mまで上がるサーマルを探し当てることに成功。絶好のスタートを切ります。
こうなればレースは終始、逆転層上空の戦いとなります。1500mを下ることなくハイスピードなレースが展開されました。宮田は常にベストポジションを維持。後半の勝負所に備えます。
残り2つのターンポイントを残し、いよいよファイナルグライドとなる時トラブル発生!!メインGPSが壊れ、ファイナルグライドカリュキュレーターが作動しません。躊躇している間に集団から完全に出遅れてしまいます。トップ集団は明らかにファイナルグライドに突入しているので宮田を追走しますが、ゴールまでの残り20kmが届くかどうか確信が持てずフルスピードが使えません。やっと目線でゴールが確認できた時には、時すでに遅し。ゴールライン手前には何人もの選手が無念のショートランディングしていくのが見えます。しかし、宮田は100m以上の余裕到達高度でゴールカット。高すぎました・・・。もっと早くスパートを掛けられたはずなので完全に失敗です。
3分遅れの26位。点数は919点と悪くはありませんが、もっとファイナルグライドの精度を上げなければ勝機はありません。