Task2

土砂降りの朝です。しかし、天気予報は回復傾向。あわてずHQ(大会本部)へ出発です。さすがに雲底が低く、バスの出発も11:30とゆっくりです。12:30のテイクオフ到着のころには雲の間から日が差してきました。さすがAneccyなんとかできそうです。19:00すぎまでソアリングができるAneccyエリアでは夕方まで待てば、ショートタスクはできるのです。とにかくウェイティングです。


晴れはしたものの、さすがに湿っぽく、なかなか雲底が上がってきません。15:00を過ぎても1500mほどしか上がりません。タスクはTask1と同じくアネシー湖周辺を飛ぶ55kmのレースが発表されました。
エアスタート時間はなんと16:45!これは急がねば時間の余裕がありません。スタート前はAneccy町手前で大きなガーグルで待ちます。雲底が低い中に125機のグライダーがひしめき合います。かなり危険な感じがしましたが、さすがPWCパイロット!まるでイケスの中で餌を待つマグロのようで、ちょっとした水族館気分です。

さて、スタートから宮田はベストポジションをゲット!快調にトップ集団で飛ばします。中盤からは高層雲が張り出し、サーマル活動は急速に弱くなってきたところで、難所の湖渡りがやってきました。トップを引っ張るのはオーストリアのエルムット。低い高度でまっすぐ戻ります。戻った先のプランフェのテイクオフは誰も上がっていません。やや後方の宮田とGinはここで勝負に出ます。大きく遠回りにはなりますが、フリーフライトが上がっている、ラフォクラのテイクオフ下へコース変更!さあどちらに軍配が上がるのか!?

宮田は勝ちを確信!迷い無く突っ込んだのですが・・・。通常なら湖面からの吹上で難なく上昇できるはずが、風は斜面をなめるように吹き抜けるだけです。何とかリッジに張り付き粘りますが、徐々に高度は下がり、無念のランディング。
まっすぐ行った集団は、同じようにプランフェ下の岩盤に低く張り付きましたが、風は上がっていて最後のサーマルをゲット!2名のパイロットがゴールまでたどり着いたのです。完全にやられました。日照が無いときは運も必要です。
まだ始まったばかりです。調子も良いし、気持ちをリセットします。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2009年06月16日 | Permalink