JPA補助動力準備部会セッション

いよいよ始動となる、JPA補助動力技能証制定のための準備部会が開かれました。会合は今回で2回目です。委員の皆さんもかなり慣れてきた事もあり、今回のテーマは「サーマルソアリング」まさに補助動力の真髄と言える楽しみ方を探ります。

午前中は、エアパークCooの講習バーンからテイクオフ、サーマルポイントまでの最低限高度を獲得後、モーターはストップ!ソアリングに入ります。絶好のコンディション中、一度サーマルに入ると、気持ち良く1500mの雲底まで連れて行ってくれます。
午後には新治こまちへ移動して、実際のテイクオフからもテストしました。夕方の穏やかなコンディションでしたが、ぶっ飛びではいけないポイントまでサーマルを探しにいけます。すでに高度があるため、バッテリー消費量も少なくて済むため、モーター駆動時間は圧倒的に長くなります。ただアクセルをONにするだけでなく、必要なところでのみモーターを使うことは頭も使わなくてはならず、なかなか面白いものです.


E-pacのハーネスセッティングは、右方向に掛かるプロペラ反転トルクを打ち消すため、通常、左に傾いています。モーターストップ後左旋回はスムーズに回りますが、右はちょっと難しいようです。その分モーターを回しているときに右旋回はスムーズにできます。この点は山飛びフライトと大きく違うところです。



E-pacはハーネスサイドにあるディスタンスバーに上半身体重を預ければ、簡単にウェイトシフトをキープすることができます。慣れればとても楽チンですね。いろいろな発見があり良いセッションになりました。
補助動力の魅力はやっぱり、ソアリング!!普段の滑空比ではなかなか飛んでいけない空域を安全に楽しみことができ、それも平地からテイクオフできる!やっぱりズルイ!いえいえこれが本当の魅力なのです!

11月には研修検定会を開催するべく、準備を進めています。是非ご期待ください。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2009年09月17日 | Permalink