PWCスーパーファイナル restday

高気圧圏内なのに朝から雨・・。乾季のメキシコでも雨は降るようです。
本部には選手が予定通り集まりましたが、1時間のウェイティング後キャンセルが発表され、レストデイ(休息日)となりました。

ここBravoは過去10年で数々の国際大会が開催されていますが、タスクキャンセルになったことは2日間だけだったそうです・・・。なんと今日が3日目です。

大会初日から5日間連続してタスクが成立しているため、選手の疲れも溜まってきたところだったので良いタイミングかもしれません。

主催者は、北米大陸から5000kmを旅してくる蝶が群生する山にツアーを出してくれました。参加した大澤さんは2700mの高地に群生する蝶に感動して帰ってきました。

宮田、扇澤、廣川はグライダーのチェックをして、Bravoでショートフライト。明日からの後半戦に備えます。

午後から晴れてきて、タスクは成立した感じでしたが休息日で気持ちを入れ替えるには良いチャンスでした。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月31日 | Permalink

PWCスーパーファイナル TASK5

Bravoに来てから6日目ですが、朝から厚い雲に覆われ様相が違います。天気予報では昼から晴れてくるため、いつも通りテイクオフへ移動します。



テイクオフは冷たい東風、今日は難しいかと思われましたが、12時前には薄日が差し始め、南西風のブローが上がり始め、ダミーも雲底まで上昇しています。

74kmのショートタスクが決まり、14:15と遅くスタートです。スタートのコンディションは弱く、数名のパイロットが降りてしまうほどでしたが、さすがワールドカップパイロット!ほとんどが生き残りレースはスタートします。

3200mの雲底からグライディング!1stパイロンから2ndパイロンまでサーマルは全くありません。このままランディングかと思われましたが、2ndターンポイント脇の町に鳥のガーグルが見えました。パイロット達もそこに突っ込み集まりますが、中々上がっていきません。




僅かな日差しがあり、風が動いた時を逃さなかった、数名のパイロットが高度を稼ぎ数キロ距離を伸ばしましたが、ほとんどパイロットはランディングする結果となりました。



週末はホテルの前の広場がお祭り騒ぎとなります。ちょっとうるさいです。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月29日 | Permalink

PWCスーパーファイナル TASK4

もちろん今日も快晴です。タスクはさらに大きくなり144kmのトライアングルタスクとなりました。



今日の宮田は絶好調。中盤まで大澤、宮田はトップ集団のベストポジションに付けレースは展開します。
運命の分かれ道は、一番東にあるターンポイントからのヘッドウインドレグでした。



宮田は高さもあり、集団を捕えるべく、まっすぐアタックします。テイクオフのある台地をぎりぎり越えられるか!?勝負にでます。一緒にいた小林はぎりぎりの高度でパス。宮田は越えられず台地にランディング・・・。
テイクオフへ大きく迂回した大澤、扇澤は見事ゴール。



調子が上がっていただけに、勝負に出てしまいました。失敗はしましたが、攻め続けます。



写真はピックアップに来てくれたスタッフのアミーゴです。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月28日 | Permalink

PWCスーパーファイナル TASK3

昨日気圧の谷通過後、空気は完全に入れ替わったようです。テイクオフに着くと寒く、遠くまで見渡せます。

発表されたタスクは110km!5個のターンポイントを使った、5角形に大きく回る面白いタスクです。今日も局地風を読み、風のぶつかりを探しながら最善のコースを見つけたものが勝つ感じです。



宮田、大澤、小林はセカンド集団で進み、スタートで遅れた、廣川、扇澤は単独で最短コースをアタックします。



強い向かい風のレグも何とかこなし、いつもの最終パイロンでドラマが・・。小林、大澤はコンバージェンス狙いで低くファイナルグライドに入りますが、最終パイロン付近は強い吹きおろしになっていて、無念のランディング。宮田、扇澤もぎりぎりの高度でクリアーしましたが、先頭集団から20分遅れでゴール。

廣川選手は全くの単独でしたが、今日もゴールを決めました。



ゴールした宮田でしたが、スタートシリンダーが20m入っておらず、痛恨のミスを犯してしまいました。今日はディスカードです。気持ちを入れ直し攻めます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月27日 | Permalink

PWCスーパーファイナル TASK2

上空に気圧の谷による高層雲が張り出しているものの、青空もあり今日もよさそうです。テイクオフでの空気も少しヒンヤリとして、北風の流入を感じます。




ここBravoは北風の時は、テイクオフ周辺がリーサイドとなりとても荒れます。タスクはエリア周辺のリッジを往復し、南西平野のターンポイントを取り東へ。そしてBravoゴールのトライアングルタスク106km!これは難しそうです。



スタート前はやっぱり・・・。雲のできないブルーサーマルなので上空待機が難しく、狭い荒れたサーマルに120機がひしめきます。



今日の宮田はフルアタックの攻撃的なフライトに専念。集団を先に抜け、低くても最短コースを目指します。
明暗を分けたのは平野部にでる際、宮田集団はまっすぐ。大きな集団はテイクオフ横まで戻り高くグライドで勝負!宮田組は強いサーマルをヒットできず、ペースが上がりません。



東の3rdターンポイントでトップグループをキャッチしますが、その高度差は埋まらず、8分遅れでゴール。

結果は30位ぐらいでしたが、納得の攻めができた感じです。毎日の3000m越えにも体が慣れてきました。このエリアでのスタイルも確立してきました。これからもフルアタックで攻めます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月26日 | Permalink