ふたみシーサイドカップ2017


瀬戸内海を望む日本屈指のロケーションの愛媛県双海エリアへ訪問です。2月25,26日にはシーサイドカップ2017にも参加させていただきました。



宮田はタンデム機でスクール生の畠中さんと参戦!初日は、強めの西風に翻弄されましたが、2日目は双海らしい素晴らしいコンディションになりほとんどの方がゴール!双海エリアを満喫させていただきました。





畠中さんの5日間の双海合宿は充実したものになりました。最終日には、資材置場上空で初ソアリングも経験でき、56分のフライト。おめでとうございました!




広く整備されたテイクオフ、800mの高度差、ランディング近くでのサーマル、そして海風の安定した砂浜ランディング。ロケーションだけでなく、練習生にも最高の環境が整っています。

JMB四国の高木校長、クラブ員の皆さん大変お世話になりました。またよろしくお願いします。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2017年03月01日 | Permalink

UPパラグライダースクール XCセミナー


和歌山県UPパラグライダースクール主催のXCセミナーに講師として参加させていただきました。ここ紀の川エリアは東西に延びる紀ノ川に沿って、安全にXCフライトを楽しめる環境があります。とは言っても、日本のXCフライトはオーストラリアの大平原と違い、様々な制限と注意点があります。まずはXCセオリーからスタートとなりました。




GPSの使い方と同時に、今回はインストールが簡単な「airtribune」というライブトラッキングアプリを使い、リアルタイムに位置情報が確認できるように設定。自分の安全確保だけでなく、エリア管理者からも動きが確認できてこれは便利。最近のデジタル通信機器は本当に優秀ですね。



午前中かけてしっかりセオリーを学んだ後、午後から山に上がってみますが、予想以上に雲量は多く、これではソアリングできそうにありません。急きょ、遠方LDへ野外ランディング実践練習を行いました。XCフライトでは風向きにこだわらず、地形を優先したファイナルアプローチをとることが基本です。皆さん編流飛行を意識したアプローチを実践、理解いただけたようです。





最後に、明日の目的地となる三谷橋ゴールまでのコースを地上から確認ツアー出発!コース途中に想定される緊急ランディングと、難関とされる竜門山を過ぎた後の北山周辺の地形と高圧線をチェック。XCフライトは念入りな飛行計画と、地上からの調査をすることが大切です。これで明日のシミュレーションは完璧!?



クラブハウスに戻るとスタッフ、クラブ員の皆さんが温かい鍋を用意してくれていました。美味しい料理に舌鼓を打ちながら、パラ談義で盛り上がりました。ごちそうさまでした。



2日目は朝から快晴!紀ノ川エリアは、西から移動性高気圧に覆われ冬のベストコンディションになりそうです。朝の気象ブリーフィングを行い、飛行コースを確認したところでテイクオフへ移動となりました。



北斜面である紀ノ川エリアは11時頃からサーマル活動がスタートし、正午前後にサーマルは小休憩、13時以降にまた良くなるそうですが・・・。遅い時間はテイクオフレベルの風向きが南西に変わる予報も出ているため、セミナー組は早めにテイクオフすることになりました。ダミーのミヤボンが順調に上昇していくのを確認し、皆さん随時テイクオフしていきます。





早い時間は上空の北西風が強く苦戦しましたが、弱まるにつれてサーマルトップは1400mまで押しあがるようになりました。寺山上空で上げきったパイロットから、スタート報告無線を入れて竜門山頂へいよいよスタートです!





最初のグループは、シミュレーション通り高圧線を越えて、予定通りにお城→ホテル→北山の主稜線上をコース取りしましたが、強めの北西風に苦戦。お城周辺のサーマルにはヒットしますが、上げきると南に流されます。それでも何とか北山へ周りこみファイナルグライドに入ります。紀ノ川上空は強めの西風が吹いており、追い風に乗って楽々三谷橋へ到達でしたが・・・。もちろん降りるには少々強めのランディングとなります。西に向けるとほぼ垂直降下するような状態でしたが、セオリー通りの強風アプローチで皆さん無事にランディング。




リフライトをした後発グループも、今度は順調に上昇。先発グループからの情報から、竜門山からはダイレクトに北山を目指し難所をパスします。最後はピラミッド西斜面で上げながら三谷橋まで見事到達!!参加者全員が無事に目的地に到達することができました。





今回参加していただいた方ほとんどが、初めてのエリア外へXCフライト。初日良い緊張感をもって準備できたおかげか、実際のフライトは冷静に実践できていたように見えます。強風での野外ランディング実践もでき、着地後の皆さん、達成感と安堵感で笑顔!!おめでとうございました!

XCフライトは距離を伸ばすこと、ゴールに達することだけが目的ではありません。その日の気象コンディションを最大限に利用したフライトに挑戦することにその醍醐味があるように思います。今回学んだしっかりしたシミュレーションと調査準備を基本に、今後も安全にXCフライトを楽しんでください。



サポートしていただいた村井校長をはじめ、スタッフ、クラブ員の皆さんありがとうございました。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2017年02月21日 | Permalink

2017 Manilla XC Camp



世界有数のフラットランドエリアとして知られるオーストラリアManilla。今年もXCベストシーズンとなる2月に開催されるXCキャンプに参加してきました。Manillaは1998年にエリアオーナーでもあるGodfrey氏が335Kmの世界記録を樹立したことで一躍有名になりました。2007年にはFAI世界選手権も開催され、世界中からXC自己記録を夢見るパイロットが集まってきます。




XCキャンプのコンセプトは競技会ではなく、XC初心者からベテランパイロットが一緒に飛び、みんなで自己記録を更新することにあります。特に決められたルールはなく、毎朝行われる気象ブリーフィングをもとに、期間中に遠くに飛んだパイロットを称えられるアットホームなイベントです。出発前からManillaの天気予報は最高気温が40度を凌駕!?この熱波はサマールを押し上げてくれるのでしょうか?ワクワクドキドキしながらいよいよスタートです!




2月3日出国し、4日はシドニーからManillaまでロングドライブ。途中Tamworthで買い物を終わらせ、明日からのフライトに備えました。




2月5日
しかし、暑い・・・。まずはこの気温差に体を慣らすことから始めることにしました。昨日、気圧の谷が通過したようでエリア周辺は北風。コンディションの好転に合わせサーマルブローが強くなっていきます。初日我々のミッションは16Km離れたManillaの町まで飛んで帰ることです。3人がミッションコンプリート。他のメンバーも機材、無線のチェック、地上回収チームとの良いシミュレーションができました。




2月6日
今日も北風ですが、昨日より風は弱く、サーマルトップも上がる予報。今日はManillaを越え、Tamworth管制空域手前のAttunga(35Km)まで飛んでManillaまで20Km戻ってくるコース。スロースタートの我々は最後にテイクオフ。先発組はAttunga 手前まで、明けちゃんは2000mまで上げてManillaまでリターン達成!リフライトした後発組もManillaの宿まで飛んで帰ることができました。明日から南風!BBQで鋭気を養いました。





2月7日
いよいよ待望の南風です。念入りに作戦会議後に風が強まる前にテイクオフします。テイクオフのあるボラ山周辺のサーマルトップは低く苦戦しますが、30KmのBarrabaからコンディションは好転し、サーマルトップは2500m。発達した積雲を迂回するように順調に北上します。70Kmを越えるあたりから、北へのコース上にはご立派な雄大積雲が!?90Km地点では雨のカーテンが見えます。皆さん無理せず80Kmの回収道路に無事ランディング。雲さえ発達しなければみなさん100kmは飛べた日でしたが安全第一。初XCの川合さんも80Kmと頑張りました。今日のトップはミドリちゃん81Km!その他の方も自己記録更新です。






2月8日
東風で西方向のNarrabri(95Km)まで行くとサーマルトップは3000mのスーパーコンディション予報。我々のチームはいつもの早めにテイクオフ。ボラ山周辺は1300m付近にある逆転層にふたをされ風が強くなかなかスタートできません。何とか西にこぼれたリーサイドで上げた3名はそのまま出発!残りのメンバーは無理せずリフライトはキャンセル、休養日とすることに。40Km地点に香田さん。飛ばしすぎたミヤボンはNarrabriで雲を追い越し99Km。良いグループで飛べた明けちゃんはNarrabri先で3000mのクラウドベースをゲット!順調に距離を伸ばします。回収チームも地上から追走します。18時を過ぎても太陽は高く、まだまだ積雲はしっかりしています。18:45まで飛んだ明けちゃんは243Kmまで距離を伸ばしました!最も飛んだ地元パイロットは301Km!!凄い!





2月9日
予報は南風ですが、今日もボラ東風。テイクオフの風は弱く、早い時間から1500mまで上昇!これは良さそうです。作戦会議では北上する予定でしたが、ほぼ全員が西に向かうのを見て、我々も西へ追従します。サーマルトップ2600mとコンディションは今日も最高!!しかし、雲底は寒い!地表は地獄のような暑さなのに・・・。あまりの寒さに昨日頑張った明けちゃんとミヤボンは30Kmで早々にギブアップ。残ったメンバーでNarrabriを目指します。Gapを越えた50Km地点から南風が強まり、低い高さはサーマルもまとまりません。無理せず70Km周辺にみんなでランディング。今日のトップは最後まで飛んだミドリちゃん。北上したパイロットは今日も250Kmを越えていました。やっぱり北へ行くべきでしたコース選択ミス。






2月10日
今日も南風ですが、積雲はなく完全ブルーサーマル。これは難しそうです。テイクオフは強めの西風でしたが、東にこぼれればリーサイドの強烈なサーマルが出迎えてくれます。雲がないのでスピードは上がりませんが、じっくり行けば距離は伸びそうです。70Km地点から東風が入りコンバージェンス!サーマルトップは2600mまで押しあがりますが、悪いラインは大きくシンク。香田さん、みどりちゃんは60Km地点で無念のランディング。何とか生き残ったメンバーは順調に90KmのBingaraをパス!気を抜いたのかミヤボンはまたもや99kmに撃沈・・・100Kmの壁は厚かったようです。松美さんは105Km、植野さんは135Kmと念願の100kmをクリアーです。そして、エースパイロットの明けちゃんは19時まで飛び続け184Km!サンセットともに至福のファイナルグライド。皆さんおめでとうございました!




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2月11日
フライト最終日。コンディションは日に日に良くなり、本日のサーマルトップ予報は4000m!?風は弱く今日もスーパーコンディションでしたが、全員が順調に飛び始めたところで、アクシデント。ケガをしたパイロットをヘリコプターで搬送するため、今日のXCフライトは残念ながら中止となりました。アクシデントに備え、常に救助体制を整えているエリア管理者と地元救急隊には本当に感謝です。お世話になりました。




7日間、フライト日程すべて飛べた良い週に訪れることができ、参加された皆さんはほぼXC自己記録更新を達成することができました。コンディション次第では誰でも100KmのチャンスがあるManillaのポテンシャルに驚かされます。今年は記録的な高温のおかげか、素晴らしいコンディションとなったXCキャンプでした。また来年も訪れてみたいものです。

皆さん本当にお疲れ様でした。




投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2017年02月14日 | Permalink

MKクラフト ツリーラン講習

年間スケジュールとなっているMKクラフト安全講習会に参加させていただきました。今回のテーマは「ツリーラン講習」山飛びパラグライダーでは、必須となるツリーラン講習を参考に、宮田は講師として参加させていただきました。

まずは、ロープワーク、簡易ハーネスのセット方法、エイト環による降下方法を練習を行いました。その後、シュミレーターにより、パラモーターユニットを吊り上げツリーランを再現。ユニットは残置しパイロットが地上に降りる所までを実践します。

実際のツリーランでは、自己確保を行い救助を待つことが基本ですが、道具の使い方、救助のされ方を知っているだけでも大きな意味があります。そして何より、ツリーランすると大変だ!ということを理解していただけたと思います。

本当の緊急時には選択肢となるツリーランですが、これを機に皆さんの安全意識が高まることを期待します。
Happy Landing!




投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年10月11日 | Permalink

A Rollout セーフティコース


A RollOutパrグライダースクール主催のセーフティコース開催です。今回はハイスペックグライダーにのる上級者が多く、またSIVの経験ある方がほとんどです。

初日、ベテランとはいえ、SIVセオリーをきっちりと学び、しっかりとしたイメージを持って実技に臨みました。


初めてのボートトーイングでしたが、皆さんスムーズにクリア。600m以上の獲得高度を得て、まずはいつもの、振子運動に合わせた積極的な操作からスタート!ピッティングそしてスパイラル離脱から強いサーチを起こし、テンポで制止!スムーズにアクセレーションへ移行させます。


サーチの限界点、そして強さを感じれた方からフルストール。セーフティポジションで安定させてから回復させます。さすがにハイスペックグライダーは回復時にクラバットを誘発します。その場合は慌てずスタビ、B3ラインを引き速やかにクラバットを解除していきます。


慣れてきた方はクイックターンでクラバットを解除。クラバットした翼側にロールした時がチャンスです。翼端失速を感じ、クラバットがとれたらアクセレーションに入るチャンス!ブレーク操作は引き抜くつもりで臨むところがポイントです。短い時間と少ない高度損失でのリカバーには大変有効です。




2日目に入り、マニューバは左右非対称となり難易度は高まります。失速はスピンからセーフティポジションで旋転を制止し回復。初日のセーフティポジションを理解された方はスムーズに遂行。片翼を大きくコラップスさせてオートローテーション維持。これは難しかった。プラスバテンで補強されたリーディングエッジとシャークノーズプロファイルはきれいにつぶすことが難しかったですね。このような特性を知るには良かったといえるでしょう。

異常飛行の連鎖からリアルなオートローテーションを実践し、パラシュート開傘をされたかたもいました。湖上でのトレーニングはこのパラシュート開傘することにも意義があると感じます。回復操作に集中するのではなく、高度損失とパラシュート開傘の判断。この感覚をしっかり体に覚えさせてください。



2日間天候にも恵まれ、参加者の皆さんは予定通りのメニューをこなすことができました。今回の大きなテーマであった異常飛行を体験し、回復させるプロセスを実践することで、異常飛行に入らない操縦を身に着けるヒントを感じていただけたかと思います。また、SIVコースは1回の参加で習得できるものではなく、参加したことで自分の限界を押し上げるものではないと理解していただけたとも思っています。

異常飛行を知ることで、より謙虚なフライトを心がけるようになりセーフティマージンの大きなパイロットを目指していただきたい!参加者の皆さまお疲れ様でした。



投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2016年08月07日 | Permalink