６月７日から４日間、スイスAgleにあるWoopyセンターに開発中であるWoopyFLYのTESTに参加してきました。
「WoopyJump」を20㎡にスケールアップしコントロールシステムを改良した翼が「WoopyFly」です。その翼形はやっぱりとてもユニーク。ただハーネスをつけて滑空するタイプとエンジンがついたトライクタイプがあるのですが今回はトライクタイプのTESTとなりました。


トライクタイプといってもフットランチでの離着陸が可能です。エンジンユニットは補助輪がついているため、全くその重さを感じさません。テイクオフ時の滑走離陸距離はとても短く、2m/ｓのアゲンスト風が吹いていれば、たったの１０ｍほどです。あっという間に離陸していきます。ライズアップが必要なモーターパラに比べ、なんて簡単なのでしょう！？思わず笑ってしまいました。

飛んでしまうと、コントロールは極めてハンググライダーに似ていて、3角形のコントロールバーに対し、左右の体重移動によるロールとベースバーによる前後のピッチ操作によって行われのみです。「WoopyJump」と同じく、シンプルなコントロールを維持することに成功したようです。



もう一つの特徴は、セットアップとブレイクダウンの容易さとコンパクトさです。セットアップを完了するのに要する時間は約15分。パラグライダーとほとんど変わりません。そして、ブレークダウンするとステーションワゴン(カルベルマッテンの愛車レガシー)にすっぽり収納することができました。パワーユニットのフレームが折りたたみ式となっていて、ワンタッチでフラットになります。車輪付のため運ぶのが本当に簡単！見た目のイメージは旅行者用のキャスターバックのようになります。これだと運ぶのも簡単ですね。

まだ、プロトタイプ１号でしたがすでに完成度は高く、早期の製品タイプのリリースが期待できます。パワーユニットはカーボンフレームでエアロフォルムされたカッコイイデザインになるそうです！
とにかく、自分たちが思い描いていたものを遥かに凌駕した出来栄えに、感動のTESTでした。早くほしい！もちろんカルベルマッテン氏には強くお願いしてきました。

ツアー最終日、あっという間の1週間でした。前半は順調に飛ぶことができたのですが、後半雨に降られて、残念でした・・・。昨年から地球規模の異常気象なのか、BESTシーズンだと思われる季節と場所が不安定な天候となっているように感じます。今年はじめのラニーニャ現象もありましたが、やはり地球温暖化影響なのでしょうか。そう言えばアルプスの氷河も年々後退しているそうです。その内、無くなってしまうのかな。



ツアーに参加していただいた皆さんには、思うように飛べず、申し訳ありませんでした。これに懲りず、チャンスがあればまたアルプスに飛びにいきましょう。

今日も昨日と同じ朝です。やっぱり霧雨・・・。日本は梅雨入りしたころでしょうが、ヨーロッパもこれではまるで、本当に梅雨です！天気予報では、北西風！イタリア側は晴れ間も出る予報でしたので、こうなりゃ晴れるところまで南下してやるぜ！今日はイタリアへGO！
何とシャモニーからモンブランの真下をトンネルが、イタリアへ抜けています。こいつを使えば一気にイタリアです。途中、シャモニー手前にあるKortelDesinのアトリエ（工場）によって情報収集。デニスにイタリアのエリアについて教えてもらって出発です。


モンブラントンネルは約１０ｋｍの片道40ユーロ（7000円）！高いけど利用価値はあります！イタリア側に抜けると、そこにはモンブランからの氷河が落ちてきていました！すげー！早速写真撮影でカッシャっと！更に晴れ間があるまで南下します。途中レストランでランチです。オーダーはもちろんスパゲッティです！フランスでは麺がゆるくてまずいのに、イタリアに入ったとたんに麺はアルデンテ！美味しいーー！シンプルなトマトスパゲッティでしたが、とてもブオーノ（美味）でした。


ついにエリアのあるIVREAに到着！狙い通りすっかり青空がでて、暑いです。ところがテイクオフ周辺では雄大積雲が雨を降らしているのが見えます・・・。大気はとても不安定なのです。



[#VIDEO|DOGALOG|48117359/48117359peevee168271.flv|117359|168271|25#]
ちょうどIVREAの町ではカヤックの世界選手権が行われていて、観戦することができました。激流の中を下るカヤックは見ていると命がけです。水の流れを判断して、進むさまはまるで、荒れた空域のパラグライダーそのものでした。勉強になります。


結局、夕方まで雲は衰退せず、残念ですがフランスに帰ることとなりました。
最後の晩餐は、ホテルオーナーのステファン自慢の肉料理でした。ステファン美味しい食事をありがとう。メルシー・ボクー！

今日も大気は不安定。モリジンは霧雨の朝です。遠く西の空は少し明るいような気もしますが、やはり低気圧は西ヨーロッパを大きく覆い停滞しているようです。山の低い、クルーズやパーシーは午後には何とか飛べるかもしれない。希望的観測ですが、いつもの時間に出発です。パーシーに着くと未だ雲底は低く、テイクオフは見えていません。そこで、昨日行きそびれた、シャモニーにあるエギュードミディの展望台に上がることにしました。展望台といっても高度は何と３８４２ｍ！！富士山よりも高いところにあります。その頂上まで登るのです！（ロープウェイですが）リフトの代金は38ユーロと安くはありませんが、それ以上の大迫力なフランスアルプスの山々を見渡すことができます。フライトスーツを着込んで早速GO！


シャモニーの高度が１０００ｍ、雲底高度は約１３００ｍでしたので、最初の３００ｍ上がった地点で早速、雲中飛行です。途中駅で乗り換え更にGO!３０００ｍを越えたところで、雲の上に出ることができます。突然視界が広がり、３０００ｍを越すアルプスが雲の上に広がっています！絶景にみんなロープウェイ内で大はしゃぎです。写真を撮りまくります。本当に日本人は写真が大好きなんですね。


いよいよ頂上駅に到着です。展望台はまるで「サンダーバード1号」のような形をしていて、切り立った岩盤の頂上に立っています。岩盤の中はくり貫かれ、レストランやエレベータが作られていて、子供のころ夢見たまさに「秘密基地」です。男心くすぐられますね。

エギュードミディからは、すぐ隣４８００ｍのモンブランまでの登山道があり、氷河の上を登山家たちが登っていくのが見えます。ものすごい傾斜の雪面をアイゼンをつけてざくざくと登っていくのが見えます。この人達滑ったらどうするのだろう！？他人事の要らぬ心配をしてしまいましたが、すごい迫力でした。感動しました。
最初は調子に乗って、階段を走ったりしていましたが、気が付くとやはり酸欠状態・・・。頭が痛くて、あくびが止まりません。３８００ｍ！ソアリングで上げるのは簡単ですが、走るとやっぱりダメでした。みんなでダウンです。素晴らしい景色に気が付くと3時間半も頂上にいたことになります。最後は早く空気のあるところにおろしてくれーーー！って感じでしたね大野さん。


下界に降りると、雲の下はやはり雨・・・。シャモニーの町で遅いランチを取ってモリジンへ帰りました。飛べなかったけど気分は３８００ｍで面白かったですね。

朝から雨！？えーっ！！？水曜日は、晴れる予報だったのに！今日はシャモニーのためかなり気合を入れていたのにー！フランス、イタリア、スイスに大きくまたがった低気圧の影響で、大気はとても不安定。これではどこに行っても雨から逃れられそうにもありません・・・。今日は休息日ということで、ヨーロッパ最高峰モンブランで有名なシャモニーに観光へＧｏ！

さすが、アルプス有数の観光地です。こんな雨なのに多くの観光客で賑わっていました。観光とお土産買い物が済んだところで、定番のエギュード・ミディへロープウェイで上がろうということにしました。チケットを買うためにカウンターに行くと、「山頂が雪で何も見えない！それでも上がるの？」とカウンターのお姉さんに言われてしまいました。一気にみんなのモチベーションは下がり、協議の結果、明日にリベンジすることに決定し、一路退散。帰りにはパシーのランディングを確認して帰りました。

ホテルに帰ってから、ロビーにあったサッカーゲームで大盛り上がりです！Ｃｏｏ、ＫＰＳ、スカイトライでリーグ戦を行いました。

接戦でしたが、宮田・穴倉・啓子のＣｏｏチームが優勝！

惜しくも2位に甘んじたＫＰＳチーム、

3位と健闘！？スカイトライチーム
皆さん子供に還ってはしゃいでいましたね。いい汗かきました。以外に燃えました！
明日は今日より良くなる予報です。シャモニーへのリベンジなるか！？