PWCスーパーファイナル TASK6

昨晩のスコールが嘘のように朝から快晴。いつものBravoが帰ってきました。昨日無理やりタスクをやっていたら、今日が強制的にレストデイになるため、オーガナイザーは良い判断をしたことになります。

タスクは105km。平野部を回る選択肢の多いタスクとなります。後半戦に入り集団から勝負に出るアタックパイロット多くなります。失敗してもディスカードできるランキング上位パイロットも勝負に出ることになるでしょう。後半戦にまくるしかない宮田はアタックするのみです。



昨日降った雨で雲底は3100mと低く、サーマルも荒れています。テイクオフ周辺はサーマル活動が活発でしたが、今日の平野部は全く上がりません・・・。スタートを取ったあと集団は2手に分かれます。

まっすぐ2ndターンポイントに向かう数機と宮田、廣川を含む集団はテイクオフ前のリッジに戻る組です。やはり平野部のサーマル活動は弱く、トップがかなり低くなっていくのを横目に山周り組はしっかり3100mのクラウドベースから2ndターンポイントに一気にグライディングです。



前タスクの鬼門B27の周りはやはり風が強く吹き抜け、サーマルも立ち上がりません。ちょっとしたシンクにはまりあっという間に高度を下げてしまい無念のランディング・・・。低かった廣川は低い丘で粘り何とかトップアウト見事難関をクリアーしました。

B27付近で低く勝負に出てしまったパイロットはほとんどがランディングしてしまいましたが、生き残ったパイロットは距離を伸ばしました。

16:00を過ぎると上空に高層雲が張り出し、サーマル活動は終息・・・。先頭グループにいた小林が73kmと良いポジションでした。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月31日 | Permalink

PWCスーパーファイナル restday

高気圧圏内なのに朝から雨・・。乾季のメキシコでも雨は降るようです。
本部には選手が予定通り集まりましたが、1時間のウェイティング後キャンセルが発表され、レストデイ(休息日)となりました。

ここBravoは過去10年で数々の国際大会が開催されていますが、タスクキャンセルになったことは2日間だけだったそうです・・・。なんと今日が3日目です。

大会初日から5日間連続してタスクが成立しているため、選手の疲れも溜まってきたところだったので良いタイミングかもしれません。

主催者は、北米大陸から5000kmを旅してくる蝶が群生する山にツアーを出してくれました。参加した大澤さんは2700mの高地に群生する蝶に感動して帰ってきました。

宮田、扇澤、廣川はグライダーのチェックをして、Bravoでショートフライト。明日からの後半戦に備えます。

午後から晴れてきて、タスクは成立した感じでしたが休息日で気持ちを入れ替えるには良いチャンスでした。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月31日 | Permalink

PWCスーパーファイナル TASK5

Bravoに来てから6日目ですが、朝から厚い雲に覆われ様相が違います。天気予報では昼から晴れてくるため、いつも通りテイクオフへ移動します。



テイクオフは冷たい東風、今日は難しいかと思われましたが、12時前には薄日が差し始め、南西風のブローが上がり始め、ダミーも雲底まで上昇しています。

74kmのショートタスクが決まり、14:15と遅くスタートです。スタートのコンディションは弱く、数名のパイロットが降りてしまうほどでしたが、さすがワールドカップパイロット!ほとんどが生き残りレースはスタートします。

3200mの雲底からグライディング!1stパイロンから2ndパイロンまでサーマルは全くありません。このままランディングかと思われましたが、2ndターンポイント脇の町に鳥のガーグルが見えました。パイロット達もそこに突っ込み集まりますが、中々上がっていきません。




僅かな日差しがあり、風が動いた時を逃さなかった、数名のパイロットが高度を稼ぎ数キロ距離を伸ばしましたが、ほとんどパイロットはランディングする結果となりました。



週末はホテルの前の広場がお祭り騒ぎとなります。ちょっとうるさいです。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月29日 | Permalink

PWCスーパーファイナル TASK4

もちろん今日も快晴です。タスクはさらに大きくなり144kmのトライアングルタスクとなりました。



今日の宮田は絶好調。中盤まで大澤、宮田はトップ集団のベストポジションに付けレースは展開します。
運命の分かれ道は、一番東にあるターンポイントからのヘッドウインドレグでした。



宮田は高さもあり、集団を捕えるべく、まっすぐアタックします。テイクオフのある台地をぎりぎり越えられるか!?勝負にでます。一緒にいた小林はぎりぎりの高度でパス。宮田は越えられず台地にランディング・・・。
テイクオフへ大きく迂回した大澤、扇澤は見事ゴール。



調子が上がっていただけに、勝負に出てしまいました。失敗はしましたが、攻め続けます。



写真はピックアップに来てくれたスタッフのアミーゴです。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月28日 | Permalink

PWCスーパーファイナル TASK3

昨日気圧の谷通過後、空気は完全に入れ替わったようです。テイクオフに着くと寒く、遠くまで見渡せます。

発表されたタスクは110km!5個のターンポイントを使った、5角形に大きく回る面白いタスクです。今日も局地風を読み、風のぶつかりを探しながら最善のコースを見つけたものが勝つ感じです。



宮田、大澤、小林はセカンド集団で進み、スタートで遅れた、廣川、扇澤は単独で最短コースをアタックします。



強い向かい風のレグも何とかこなし、いつもの最終パイロンでドラマが・・。小林、大澤はコンバージェンス狙いで低くファイナルグライドに入りますが、最終パイロン付近は強い吹きおろしになっていて、無念のランディング。宮田、扇澤もぎりぎりの高度でクリアーしましたが、先頭集団から20分遅れでゴール。

廣川選手は全くの単独でしたが、今日もゴールを決めました。



ゴールした宮田でしたが、スタートシリンダーが20m入っておらず、痛恨のミスを犯してしまいました。今日はディスカードです。気持ちを入れ直し攻めます。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2012年01月27日 | Permalink