PWCスーパーファイナル TASK10
11日間にわたる長期間でしたが、今日でいよいよ最終日です。いつものコンバージェンスライン上をジグザグに飛ぶ80kmの簡単なタスクが決まりました。
最終日にふさわしく、スタート前からガンガンのコンディションです。逆転層をブレークしたところから、さらに高い雲底が形成されます。
雲の縁を伝い、高い雲まで上げると雲の上を飛ぶことができます。不思議な光景に感動です。最終日にふさわしく神秘的な景色でスタート!
前半の平野部から集団はスタックすることなく、後半の台地上のコンバージェンスライン下では、全く回さずにひたすらスピードバーを踏み続けます。
G-spotまで戻って来た際に、ちょっと高かったパイロットは雲の吸い上げリフトを使いそのままファイナルグライドに。小林も見切り良く突っ込んでいくのが見えます。低くいった扇澤はスタック。宮田はこの吸い上げリフトに引っかからず遅れてましたが、2nd集団でゴール。
湖上でタイムシリンダーをカットした後は、しばらくボーっとBravoの町を見下ろし、長かった大会を思い出してしまいました。ギリギリ高度が足りず降りてしまったこと・・・。強烈なサーマルとの格闘。
総合成績は過去参戦のPWC最低となってしまいましたが、自分の力を出し切れた納得感があります。「エリアがパイロットを育てる」この言葉通り、Bravoの風は今まで経験したことのないほど複雑なもので、この11日間で少し理解でき、また自分を成長させてくれたようにも思えます。