PNL白鷹 Task1

山形県白鷹エリアにおいてPNL第5戦オールジャパン白鷹が開催されました。

東日本大震災に見舞われた東北地方でしたが、「東北を元気にしよう!」を合言葉にチャリティーイベントとして開催いただきました。そして、遠くは広島、岡山からも多くの選手に集まっていただくこととなったのです。

初日はエリア内が東よりになる予報。そうなるとテイクオフ周辺は、荒れたコンディションとなっていまいますが、対岸の低いリッジはすばらしいコンディションとなります。前半、テイクオフ周辺を周回し、後半は対岸稜線上を3往復し、北へ15kmにある大江ゴールのタスクが決定しました。



エラップスタイムレースでしたが、今日はリーディングポイント有です。先行してスタートしたのは宇都宮の喜多選手。10名ほどの選手がすぐ後を追いかけます。宮田はテイクオフが遅れ第2集団でスタート。コンディションも少しずつ好転しており、慌てずベストコースを探りその差をつめていきます。

対岸に渡り、最初のB08豚小屋を取る前には逆転層がブレーク!サーマルトップは1800mにまで達しました。そしてついに先頭集団をキャッチし、さらに抜き去ることに成功!単独先行することに。

最後のターンポイントもトップで折り返し、ゴールまで残り15km。しかし、ファイナルレグがまさかの北風・・・。午後には南風が進入するはずだったのに、最上川に沿って北西風が吹き込んできていたのです。

慌てて戻り、後続集団と合流。向かい風を何とか駒を進めますが、高層雲の張り出しも重なりサーマルコンディションは収束傾向・・・。このままランディングかと思われました。



ここで男を見せたのが大和のしんちゃんこと植田選手。低くなることを恐れず、最上川河岸段丘へ突っ込み、見事弱いサーマルを引っ掛けます。宮田もすぐに合流し何とか、上がり始めます。

やや後方にいた伊藤選手は手前で強いサーマルにヒット!1200mまで上昇し、まっすぐファイナルグライドに入り見事ファーストゴールをゲット!若手廣川選手も同じコースを辿りセカンドゴール。

ジリ貧だったしんちゃん、宮田サーマルも何とか立ち上がり、東側からなだれ込むようにゴールへたどり着くことができました。遅いスタートだった植田選手は2位に18分も差をつけるダントツのスピード得点でタスクトップです。



その後、橋村選手、女子の増子は南風の進入とともに最終サーマルで粘りのゴールカットを見せてくれました。ファイナルレグの予想外だった北風に多くの選手がランディングを余儀なくされましたが、ほとんどの選手が40kmを飛ぶことができ、初日としては大成功となったのです。

宮田は3位。上位までは僅差まだチャンスあり。


投稿者名 宮田 歩 投稿日時 2011年05月03日 | Permalink