Aerotactパフォーマンスコースin青木
長野県パラパーク青木でAerotactパフォーマンスコース開催です。
当初予定の5月から2回の順延がありましたが、今回は秋の素晴らしいコンディションとなりました。
初日は曇りベースで安定した穏やかなコンディションとなり、秋特有の渋ーーいコンディションの中、何とか逆転層を抜けるための小さな旋回が必要となり、これまた良い練習になったのではないでしょうか。
2日目は上空は強めの西風でしたが、青木らしい山岳コンディションとなりました。本当は美ヶ原を目指したいところですが、さすがに安全高度の2500mクリアーが見込めないため無理には狙わず、保福寺峠までの稜線上を往復し、東の上田方向へミニXCを計画しました。
昨年からのパフォーマンスコースでの課題「気流の変化を感じる」「ガグリングを駆使したチームフライト」はもちろん今回のテーマとなります。初めて飛ぶエリアで今まで練習の成果が実践できるのか!?
先行はAerotactチームの小林さん、正木さんです。稜線上の風情報を定期的にレポートしてもらい、安全フライトをサポートします。先行していた小林は稜線上で北アルプスのウェーブリフトに乗って2300mまで上昇!後に続いた地元品川君も2200mを越え、南へのウェーブラインにのります。
後発組みも追いかけますが、予報どおり上空の西風は徐々に強まり、南下は難しいと判断、いよいよ東のオカミ岳へトランジット開始です。普段はなかなか上がらないオカミですが、ガグリング駆使すればサーマルを探す確率も上がります。なんとか1800mまで上げきり、さらに東の独鈷山へGo!
しかし、高度の低い平野部はビッシリ逆転層の下となり、さーまる対流は押さえられ、あえなく撃沈・・・。
リフライト組が飛び始めたころには、千曲川からの北風がエリア内に進入してきて局地的なコンバージェンスを形成。2000mを越える高度まで上昇し、近野さんは平野部まで楽々のファイナルグライドで合流となりました。
山岳エリア特有の谷風と秋の逆転層、そして北アルプスの山岳ウェーブと盛りたくさんなコンディションの中、フライトできたことは、初青木フライトの皆さんにはとても良いトレーニングになったのではないでしょうか。
今回のフライトログは藤川さんのWEBからリンクさせていただきました。こちらからどうぞ!
次回はBESTコンディションの5月に3000mオーバー!そして今度こそ美ヶ原を目指したいですね!